わたしの星には、裸足でおいで
いま、此処。蹠がやさしく掴む、潮の引いた浅瀬。
―そう、此処はわたしの星の芝だ。
、
いつからか“此処”を、わたしの生まれた“星”と認識するようになった。途端に、生きやすくなった。
生きていれば、多様なひとと出会う。一緒くたにする訳ではないが、喩えるのなら、反りが合わないひとは遠い星の住人。攻撃的なひとは、軍人さんの多い星の住人だ。異なる星のひとだと思えば、自ずと興味は湧き、敬意も生まれる。違いに怯えることも、無理に愛おしく思う必要もない。
無論、同郷もいる。おなじ星