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2020年のふりかえり
先日、会社で忘年会が行われた。時節柄、オンラインでの開催だ。事前に会社からは、チーズやら生ハムやらの詰め合わせが届いていた。さらに有名ショコラティエの焼き菓子も付いている。毎年の集まりで食費をケチらない上司を、私は心から尊敬している。
「今年はどんな年でしたか?」
順繰りにまわってくるグルーミング的マイク。頭からっぽで生ハムをたしなんでいた私はうっかり「ちょー楽しい一年でした」と答えていた。
私は他人の“お気持ち”が読みたい
何かと比べて「悔しい」って感じたことが、あまりない。
だから「悔しみノート」と聞いたときにも、そんなに興味は湧かなかった。
読んでみよう、と思ったのは、「悔しみノート」で悔しさの対象として登場する星野源さんが、自分のラジオで本の感想を話していたからだ。
「(感想を書いている)自分のことじゃなく、作品のことを書いている」と聞いて、興味を持った。こういう時、電子版も同時に出てると即ポチれていいね。
どこかの、誰かのジャッジ
化粧をするのは、自分の気分をアゲるため。
そのせいか、在宅生活になってからやたらと化粧品を買うようになった。職場では悪目立ちしそうなラメのアイシャドーも、かわいいと思えばポチる。いま髪の毛は、左右でピンクと紫だ。
職場に通っていた時、もう少し髪色は落ち着いていたけれど、だからといって不自由に思っていたわけじゃない。それにおそらく、いまの外見で職場に顔を出しても直接注意を受けるようなことはないだろ
2020年8月の備忘録
新型コロナの影響で自分にどんな変化があったのか、書き留めておく備忘録。
「どこか遠くに行きたいな」と、よく思っていた。誰にでも、わりとよくある事だと思う。だけど今年は4月から、遠くどころか生活圏が極小に狭くなった。
ありがたいことに職場は在宅勤務が可能で、緊急事態宣言から現在8月を過ぎても、1日のほとんどを自宅で過ごしている。去年の初めに、これまでより広めの部屋に引っ越していたのはラッキーだっ
【映画】ボヘミアンラプソディ
「ボヘミアン・ラプソディ」。映画館で、あれだけの楽曲が聞けたのが嬉しい。オープ二ングからテンション上がる!
映画を見た後、批評記事で事実との違いが読めたのもQUEENがリアタイじゃない自分にはありがたかった。
ツイッターでは、当時のニュース映像などをあげてくれてる方もいて、いまもこれだけ愛されてるんだって天国のフレディ・マーキュリーに伝わればいいのにって思う。
https://twitte
本当と嘘と真実とその間にあるもの
先週末はドキュメント映画「作家、本当のJ.T.リロイ」を見に行った。
J.T.リロイは99年にデビューした作家で、当時のプロフィールは元男娼でホームレス経験もある美少年。
自伝的小説「サラ 神に背いた少年」は初長編作品で世界的ベストセラー。音楽、映画業界人からの評価も高く、サブカル文化人として活躍。
しかし本当の作者はJ.T.リロイのマネージャーだった40代の女性 ローラ・アルバート。
【書き物】セッション
あなたがそばにいないから
わたしは夜道で口ぶえふく。
にょろっと出てきた三日月に
ときたま見とれてしまうけれど、足は止めない。
あなたはそばにいないけど
わたしはお茶をいれられる。
冷えた喉があったまる、甘いやつ。
私たちはてんでばらばら、かたちんば。
ボタンはいつも、かけ違え。
だからわたしは、今夜も口とがらせて歩いてる。
ぴゅーと飛びだした調子っぱずれの白い息。こぐまの星めが
【超短編】あまやどり
こんな雨は好都合だ、まっすぐ家へ帰らずにすむ。
畳んだ傘を軽くふる。丸くて大きな水滴がぱらぱらと散った。
軒先からこぼれた滴がジャケットを濡らす。
胸ポケットから、透明で真ん中に赤いラインのはいったストローを取り出す。こいつには今日のような雨粒がちょうど良い。
ストローの先を、こぼれてくる滴の位置に合わせて吸った。
舌が苦みとかすかな酸味に身をすくめた。
鼻の奥からじわっと、重く湿った匂いがす
しかも読んでた本とたまたま出かけた展覧会のシンクロ率が高くて大変たのしい。来月はなに見に行こうかな~。とりま雲田はるこの落語心中展はマストゴー!
最近まで山本昌代さんにガンはまり。応為担々録・江戸役者異聞・源内先生舟出祝・き人伝。中でも江戸役者異聞はあまりにも衝撃がつよくて、同じ人物を題材にした皆川博子の花闇で気を落ち着けた。
久々に図書館を活用していたんだけど、結局気に入った本はみんな買いなおしたのでクローゼットがぱんすけ。