【支える人びとシリーズ①】ふるさと納税サイト『もぐふる™』開発への挑戦
「もぐふる」は、ふるさと納税を支える人を取材し、どんな人がどんな思いを持って携わっているか、どんどん紹介していきたいと思っています。今回は、プロジェクトリーダーである山崎にインタビューをしました🎤✨
「新たな販売網を提供し、喜んでもらいたい」
私たち「西本Wismettacホールディングス」という会社は、食品の輸出・輸入を中心に、グローバルに事業を展開しています。創業からはもう110年を超える長い歴史があり、世界中の食産業の人達に支えられてきました。私の所属する事業開発本部では、食の業界に新たな価値を提供するべく、新規事業を開発しています。
日本では人口減少が続く中、国内の食市場も縮小が進んでいます。以前中東に駐在していたことがあるのですが、日本の食品を輸入し様々な取引先と接する中で、特に地域の生産者や食品加工業者などの事業者さんに対して、日本のみではなく「新たな販売網を提供して喜んでもらいたい!」と、常に考えてきたんです。
商社の私たちが主軸で行ってきた企業間取引(BtoB)に加え、ふるさと納税のような直接消費者に向けた(BtoC)の販売網を作ることや、海外への輸出機会を事業者さんに提供することで、地域産業の発展や地域活性化へ貢献できると思っており、もっと日本の食の付加価値を高めていきたいです。また、世界を見据えた販売網や商品作りにも一緒に取り組んでいきたいと考えています。
”国消国産”の考えを大切に
このふるさと納税事業は、私たちが柱とする輸出入事業のみでなく、国内の食品を国内で消費するという”国消国産”の考え方も大切にしています。国内での消費を促進していきたいという思いもあるため、「ふるさと納税」という制度は、想いが具現化できる取り組みだと考えました。
日本独自の制度として約16年前にスタートした「ふるさと納税」は、寄附を通じてふるさとを応援できる制度です。この仕組みを通じて、全国のまだ知られていない地域の魅力を発信することができるほか、このサイトを運営することで出会える地域の食産業の方々には、私たちの強みである新たな販路のサポートができれば…!と思って、活動しています。
ふるさと納税サイトは、世界に羽ばたける日本全国の地場産品の宝庫なんです!
普段私たちと地域の事業者さんとの接点は、商品をご提案いただくか、展示会や商談会、が主で、小売店(スーパーなど)を通して商品を知ることがほとんどでした。そのような中で、ふるさと納税のサイトを見ると、日本中の食関連の品が並んでいてたくさんの事業者さんの扱うものを見ることができ、地場産品の宝庫として非常に大きな可能性を感じました。ふるさと納税の返礼品を通じて、「日本各地に存在している、世界市場を見据える地場産品を発掘できるかもしれない!」と思ったんです。
特に日本の各地域には、大量生産はできないけれど、素材や製法をこだわり抜いているからこそ品質が高い食品が数多く存在します。そのため地域の食の魅力を“発掘“するというコンセプトのもと、掘って魅力を発見していくもぐらのキャラクターとともに、サービス名を「もぐふる™」として、活動を始めました。実はこの「発掘」には、長い歴史を有し発見された恐竜の意味も、少し混じっています(なので、「もぐら+恐竜」がキャラクターのモチーフになっています)。かわいいでしょ?(笑)