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[詩]addictionamory


キミとコンビニに行った夜
レジ前チロルチョコを見つけた
平売りされた
眠れない夜の味がした

決まりが悪い時はいつも
煙草が香るスウェットに埋もれ
生活感と
生焼けの愛を求めた

愛してるだなんてさ
バズらないワードに
心なんて響かない

どうしよもない寂恋
寂寥する心は屋上で叫んでる
宙ぶらりんな関係が
私とキミを絡ませる白身のように

乱暴な言い方をすれば
真夜中はネオンから始まる
いつからとか
そんな決まりはないと

乱暴な回答を求めると
キミとの関係は崩れていく
一度壊れたら
もう戻ることはできない

言葉のないキスに
意味を付け加えて
心に響かせる

どうしよもない寂恋
寂寥する心は屋上で叫んでる
宙ぶらりんな理想が
私のキミに紫を足して黒くしてく

クマノミとイソギンチャクみたいに
可愛い関係であれればいいなと
夜空の水槽に呟いてもキミは煙を吐くだけ
いつからキミというウイルスに侵されたの?

どうしよもない寂恋
寂寥する心は屋上で叫んでる
宙ぶらりんな関係
私はキミが悪いと泣きじゃくった

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