見出し画像

映画『プーと大人になった僕』&原書 『Winnie the Pooh』&グッズあれこれ

プーと大人になった僕』(2018、米)
この映画は、公開時に映画館で見たのだけど、先日(といってもずいぶん日にちが立ってしまった)、TV放送があったので、とりあえず録画して、ちょこっとのぞいてみたら、面白くて、結局最後まで見ることに。

2018年に見た時の感想があったので、それをまず張り付けておく。

―ここから2018年の感想
先日、上映中の映画、『プーと大人になった僕』を見に行った。

近所の映画館では吹き替えの上映しかないので、字幕版を見るために、電車に乗ってやや遠くまで行った。(と言ってもさほど遠くはないが、おかげで風邪ひいたぞ~)

パディントン』に比べると『プーさん』は表情や動きに乏しく可愛くない、なんて噂を聞いたし、『ピーターラビット』の実写版はおいおいピーターのキャラ違うぞ、という感じだったので、過度の期待はしなかったが、なかなか良くできた映画だった。

英国の作家A.A.ミルンの児童文学『くまのプーさん』は、ディズニー映画にもなっているので、キャラクターとしてはとても有名である。
実際の話は、少年クリストファー・ロビンと、くまのプーさんをはじめとする森の仲間たちの交流がテーマのようだが、(実は原作をまだ読んでいないので詳しくは知らない)、今回の映画は、大人になったクリストファー・ロビンプーさんと再会する、というストーリーだ。

大人になったクリストファーは、仕事に忙しく家族との時間も過ごせないでいる。
プーさんのことを忘れない、といったことまで忘れている。
プーさんとの再会によって、いろいろ騒動はあるけど、子供の心を取り戻していく。
忙しく過ごす現代人、ちょっと立ち止まってみたほうがいいよ~というメッセージ、わかりやすく伝わる。ストーリーとしてはやや想像がつくし、最後は「そんな感じで終わっていいの?」といういかにもディズニー的な終わり方だけど、それはそれで安心する。
もちろん普通に楽しい映画だ。

こんな子供っぽい映画を見ている暇はないよ、という方も、英語のリスニングには最適な教材になりそうなので是非。

ちなみに、映画を見てから、原作を読み始めた。
難しくはなくとも英語だとささっとは行かず、たいして進んでいないけど、少なくとも映画に出てくる風船が、結構重要らしいということは分かった。
そんな感じで原作を読んでいると、より楽しめる部分はあるかもしれない。
もっとも、がっかりしてしまう部分もあるかもしれないが。
―感想ここまで

今回、あらためて映画を見て驚いたのは、クリストファー・ロビンが大人になるまでの様子が、物語を読むように最初に組み込まれていたこと。
このストーリーによって、クリストファーが、その時その時をまじめに生きてきたことが伝わるので、結構重要なのだけど、すっかり忘れていた。

前回映画を見てから、原作を読み、「くまのプーさん」展にも行ったりしたので、登場するキャラクターになじみがあり、また、景色やちょっとした小物の意味も分かり、何倍も楽しめた。

残念なのは、今回は吹き替えだったので、ちょっとイメージが違ったところかな。でも、わざわざ字幕版を遠い映画館まで見に行ったのは、無駄ではなかったのだ、と確認できたことにもなる。

原書を読んだ時の感想も張り付けておこう。

―原作を読んだ当時の感想(注釈などは追加)
『プーと大人になった僕』を見たのと、「プーさん展」が開催されるという情報を得て、この機会に、とまず、「Winnie the Pooh」(邦題:クマのプーさん)を読んだ。

初めのほうは、正直かなりイライラした。プーはなんでこんなに間抜けなんだ!パディントンは同じクマでももっとかしこいぞ~。(笑)
早く読み終えちゃおぅ~モードになったが、10章中の9章目は、心温まるお話に。

そんなわけで、続編「The house at Pooh Corner」(邦題:プー横丁に立った家)も読むことに。

2冊目になると、動物たちの個性も頭に入り、楽しくなってくる。
ちょっとお高くとまった動物もいれば、くよくよしてばかりいる動物もいる。人間社会と同じ。
プーも結局賢くはなれないのだけど、仲間を思う気持ちが伝わってきていとおしくなってくる。プーも、動物たちも、そしてクリストファー・ロビンも、みんな結局やさしい。ほのぼのと温かい気持ちにさせてくれる。

そんな感じでよいタイミングで読み終えて、さらに展覧会で、また新しい発見などもして、うれしくなった。
登場するイギリスの景色は実在するし、クリストファー・ロビンは作者ミルンの息子がモデルだし、動物たちもほとんどモデルのぬいぐるみがいる。
特に、イーヨーのモデルになったぬいぐるみは古くなって本当に首が垂れていたそうだから笑える。
―感想ここまで

「プーさん」展には、何度か行った。普段、展覧会ではめったに買わない図録も買ってしまった。

いつ買ったのか?こんな子たちがいる。

バスタオルは使い古して捨ててしまったが、マグカップは健在。

つい最近も、Tシャツを買ってしまった。

考えてみれば、私は結構プーさんが好きらしい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?