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-05-31歳にして占いで「冷静になれ」と説かれた話

「あなた、考えすぎよ。」
31歳スタートの記念に占いに行ってみた。

去年の今頃、一人暮らししたてで死にたくて、体重は8kg少なかったころ一度行った占い師さんのところだ。

両手を見て話を聞いてくれる占い師さんだ。
右手は仕事や現在の努力で変えられること。
左手は運命や恋愛など思考のこと。

今回は丸山くんのことを相談しに行った。

何かを話し始める前に左手を見た占い師さんから
「手相のここすごい凹んでるわよ?!なんでそんなに今の自分に自信ないの?あなた素敵よ?」
と言われてしまった。

そこで第一弾から第三弾までの話全部をざらっと話した。
”いまいいと思っている年下の男性がいる。何回も出かけていて毎日LINEしていて、でも元カノに未練があると言われてしまった。
自分は結婚に焦っているわけではなくても周りのアドバイスとか自分がどうしたいかとか色々なものが掴めなくてなんか辛い。
恋愛でそんな振り回されたくもないし、この人とちゃんと向き合ってみたいと思っている人から未練の話をされたことにもびっくりした。

「君が一番辛くない方法で!」とアタックをするなとも言われない、好かれているとも思えない、でも彼からしたら「当たり前だよこれくらい」という優しさで接せられてずっと勘違いしそうになって、やっぱり一緒にいてみたいと思ってしまう。

気持ちがぐちゃぐちゃでこの先私はこの人にどうやって向き合っていいのかわからないんです。。"

そんなことを話した。
全部聞いてくれた占い師さんはこういった。

「あなたの恋愛運いま来てるから悪くないと思うよ。でも、自分に自信をなくして好かれなきゃって焦ってたら掴めるものも掴めないよ。落ち着いて、大人の余裕で接さないと」

大人の余裕・・・そんなものないよと泣きたくなった。

「あなたが25歳のときどんな恋愛してた?多分彼はあなたほどこちゃこちゃ考えてないわよ?」

「もっとシンプルに、好き好き出してないでゆったり構えて接したら?ガツガツこられたら怖いじゃない?」

「3ヶ月くらい今のまま様子見で一緒に楽しい時間を過ごしてみたら?それで進まなかったらまた来なさい。あなたが好きなように年下くんを誘うくらいの心意気で行きなさいよ!この人がダメでも次だって待ってるんだから、大丈夫よ」

と切々と諭され冷静になった。


たしかに、失敗をしたくないとか、向き合いたいのにとか、なんか色んな気持ちで自信もないし焦っていたかもしれない。
私が囚われていたのは自分の妄信なのかもしれない。

丸山くんは私の他に女性と会っているわけでもなく、目の前の生活を普通に送って、空いている時間とかリソースで無理なく私と関わってくれている。1日に何回もLINEを返してくれて、たまに電話もしてくれるって十分優しいしそこに「私好きなんです〜!!!」ってねじ込まなくていい気がした。

でも友達でいいんだこいつとは思われたくない。
私は友達ではなくて恋人になりたいから。
焦らないしガンガンは行かないけど、好きであるからこそ出る言葉を飲み込むのはやめようと思った。ありがとうとか、助かるとか嬉しいとか、一緒にいて素敵だと思うことは伝えていこうと思う。

だって、嬉しいんだ、なんか。

自分を盛らなくてもちゃんと話せて、ふふっと笑える瞬間がたくさんもらえてて、私がいままで生きてきて出来上がった考え方を肯定しながら優しくなれるような気がするんだ。

仕事も人生も、いつも色んな心配性を発揮して、駆け抜けてきていて、上昇し続けないとって思って生き急いでた私にとって、自分の目の前の生活をそこそこ楽しく生きている姿は、なんか安心するんだ。

どら焼きおいしい〜って食べて、ご近所猫にハートを出して、頼られたら人助けをする、ドラえもんみたいな人だなあっていつも思っている。


ここまではさすがに言えないけど、本当は言いたいことたくさんある。
優しくて素敵っていつも思っている。俺みたいなやついるよって言わせてしまうくらいの浅さでしか伝えられなかったんだと思うけど、いてもその人は丸山くんじゃないじゃんと言いたい。

なんで短期間でそんなに自分のこといいと思えるの?って思っているかもしれないけど、この先のあなたとの時間が楽しそうだと思えるから好きなんだと伝えたい。時間をかけたごてごての「愛」とかではなくて、「好意」で。
お互いが誰かと積み上げた時間とかはもう全部置いておいて良くて、どうでもよくて、一緒に話してることとか、会話のテンポだとか、おんなじものを見て感動できたこととか、服装褒めて照れたこととか、握った手があったかかったこととか。

そんなでいいんだよって思った。

それでいいって思ってくれたらいいのになあと思った。


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