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いつになったら虐待は無くなるのか

Yahooニュースでこの2つの記事を見つけました。

毎年70人を超える子供が虐待によってその命を落としている今の世の中。
どうすれば子供の命は守れるのか?

毎度書いていることですが、アダルトチルドレン↔毒親↔機能不全家庭の連鎖を断ち切ることでしか子供の命は守れない、と考えています。

「こども家庭庁は、自治体の早急な対応が必要だとして、今回の調査結果や適切な対応方法などについて、初めて解説動画などをホームページに公開する」といった対策を立てるようですが、そこでどのような対応が良しとされるのか、見守りたいところです。

上の方のニュースを観ても、この母親は明らかにパートナーに対しての依存傾向が強いことが分かり、子供よりもパートナーを重視することで自らが「見放されない・見捨てられない」ように自分を守っていることが分かります。
恐らく育った環境に問題があったであろうと想像します。

「母親」という自分の立場より「オンナ」としての自分を優先するのは、毒親の傾向として当てはまります。

これは自分が子供の頃にその親から「愛されなかった・大切にされなかった」経験から、オトナになってそれを求めてしまうためその相手に尽くし、勢いで子供が出来てしまう…というパターンが想像出来ます。

虐待の連鎖を断ち切るにはまず虐待を早く見つけること、子供が命を落とす前に親から離す事、その子供に対して本当に愛情をかけてくれるオトナに出会わせること、同時に虐待する親に対してもしっかりとカウンセリング等によってその親自身が抱えている問題に気付かせ、向き合わせ、そして自分が親からされてきたことと、我が子に対してして来ていることの本質は同じであり、そこに問題があることとその問題からココロを回復させていくことが必要になります。

毒親から引き離される子供にとっては、そこに不安を感じて「親と離れるのは嫌だ」という子がいるのも事実です。
どんな親であれその子にとっては「親」ですから、その親から離れる事には不安しかありません。

だからと言って、何日か離した上で「親の態度に改善が見られたから」などという理由でそのまま子供を元の親に戻してしまってはダメなんです。

依存傾向がそう簡単になくなる訳はなく、むしろ強制的に子供と離されることでその後の介入が難しくなり、結果として虐待死を防げなかったという事実がこれまでどれだけあったことでしょう。

時間や手間が掛かったとしても、毒親と子供を引き離して、それぞれに必要な手当てや対応を行なうこと、それが虐待の連鎖を断ち切るために必要なことと考えます。

児童相談所の人員不足で…という言い訳もよく聞かれますが、それなら何でもっと民間の力を使わないのか?
カウンセラーが必要であるなら、その自治体の中で開業しているカウンセラーの力を借りれば良いわけですし、そのカウンセラーから虐待の本質について学んでも良いわけです。

これまでの対応で子供の命が守れていない以上、これまでとは違う、思い切った対応が必要であることを行政も学ぶべきだし、そのような情報こそ世の中に広めていくべきです。
(行政は何事も前例踏襲主義であるのを改める必要もあるでしょう)

虐待を見つけるためには地域社会の連携も必要だし、そのためにはどんなことが「虐待」なのかをみんなが知っていく必要もある。
そのために私はこのような記事を書いています。

じゃあお前は記事を書くだけか、と言われそうですが、このような情報については折に触れて私が住む栃木県内にある児童相談所や教育委員会、県庁や市役所といった行政機関、更に地域コミュニティの情報を扱うマスコミ等に手紙を出したり意見としてメールを送ったりしていますし、虐待に関する講座を開く際にも案内を送ったりしていますが全くリアクションがありませんし、出席もされません。

これは私の持つ資格が民間資格だから信用されないのかも知れませんし、そもそも読まれてすらいないのかも知れません。

SNSでもインフルエンサーさんに取り上げてもらえないかと打診はするのですが、やはりネガティブな内容のためかそうしてくれる方も居ない状況。

それでも発信を止めてしまえばそこで終わりと思い、こうして記事を書き続けていきます。

子供の命を虐待から守るため、その虐待そのものを無くしていくため、しつこいと思われても、いつも同じことを書いていると言われても、発信し続けていきます。

最後の方は愚痴になってしまいました…

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