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うつと元職場関係

私は、その時その時で付き合う友達が変わり、長続きしない。

進学する先々やバイト先、合コンで友達や知り合いは多くできるけど、離れればそのまま疎遠になっていく。

LINEや電話帳を見て、「この人誰だったっけ」みたいなことがザラにある。

本当に薄っぺらい人生だったなぁと思う。

そんな私だから、長く付き合っている友人は本当に少ない。

両手で足りてしまうレベル🙌

友人の数が人間力かと言われればそうではないけれど。


うつ発症当時、私の生活に密接していて、連絡を取り合っていたのは当然職場の人たちだった。

彼らはとても良い人達で、休憩時間の他愛もない話や、おやつの配り合いが楽しかった。困った時は相談しあったり、上司たちやチームで何度も飲みに行った。

彼らとここでずっと働いていくんだと本気でそう思っていた。


でもうつになると、元職場に関するものが目に入るだけで体が動かなくなった。

LINEの返事もできない(引き継ぎに関することはめっちゃ頑張った)。

心配してくれている声に応えることができない、自分の馬鹿野郎。

退職に関する手続きまでは頑張ったが、その後にある離職票の受け取りや保険関係?(この辺覚えていないので本当に当てにならないですよ)は全て親にやってもらった。

職場名が目に入るだけで、手汗が滲む。目眩がする。

何をされたから、ではなくて。

学期途中で全て放り出してしまった自分を、自分で責めて、責めて、握りつぶしてやろうと思ったから。

申し訳ない。本当にごめんなさい。

その言葉ばかり出てくる。だから、元職場関係の物、人に触れることができなくなってしまった。


一つエピソード。

入院中に一度だけ、自分のスマホに元職場から電話がかかってきた。

元職場は電話番号が複数あるけど、下2桁が違うだけなのですぐわかる。

だから、登録していない番号だったけど、元職場なんだってすぐわかった。

手が震えて、震えて、スマホをベッドに投げて、切った。

ナースステーションにいって、事情を聞いてもらって、安定剤の頓服を出してもらった。涙が出そうだった。

その後すぐ、たまたま面会に来た母に話をして、折り返しを母からしてもらうようにお願いして。

手を握ってもらって。

それでも手汗は止まらないし、震えも止まらない。

それくらい、ダメになった。


このことが自分でもかなりショックで、ずっと残っている話。

消化したかったので(多分できないけど)記す。


今では元職場関係の人に、少しずつ、少しずつ連絡をとっている。

その職場でも特に仲が良かった人たちで、まだ安心して話すことができる人にだけ。

直属で本当にお世話になった部署には、連絡なんてできない。


でもいつか、安定してお話しができる時が来たら、また飲みにいきたいなと思う。

本当に素敵な人たちだったから。


それができるように、まずは元職場に関する話や、その周辺地区に行けるように、心身を整えようと思う。


そんなお話し。

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