おもちまる

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  • 嫉妬したりもしたけれど、私はげんきです。

    何者でもない僕のカンヌ日記

最近の記事

今日は、なんとなく。カフェラテより、コーヒーフロート。

担当する仕事のステージが本当に少しずつだけど、 上がってきている気がします。 それと比例して、明らかに増えた作業がありまして。 それは「選んで、決める」という作業です。 誰と仕事する? 何回打ち合わせする? 提案の方向性は? この言葉と、この言葉ならどっち? 配信メニューは? 投稿文は? この仕事の本質は「選んで、決める」ことなんじゃないかと思うほど、 あらゆる案件にこの作業がつきまとってくる。 これには、とても大きな責任が伴っていて。 本当に気が狂いそうになります。

    • 終わるということ。終わらないということ。

      仕事の作業中。 ぼくはオードリーのラジオをYouTubeから垂れ流している。 集中してくると何も聞こえなくなるので、どの回を聞いて、どの回を聞いていないか、もはや判断ができない。 今日たまたま流れてきた、若林が高校生のアメフトの試合を観戦しに行く話。 この話を聞いていて、色々と考えてしまった。(集中できていない証拠だね) 若林曰く、高校生のアメフトの試合はいちいち涙腺を刺激するのだと。 点を取る姿に、応援する女子高生に、あの日の合宿の思い出に。 プロ野球をみるよりも、甲子

      • そうしておもちまるは、おでんにお肉を

        料理が楽しみから、生きるための作業に変わりつつある。 あれを作ろうとか、これをこうしたらもっととか。 そんな醍醐味を楽しむ時間も余裕もなく、 今日も生きるために、そして太らないために僕は料理を作っている。 いや、ちょっとまて。 すみません。嘘をつきました。 僕が作っているものはもはや料理とは呼べないかもしれない。 何を隠そう、9月くらいから僕は鍋しか作っていない。 来る日も来る日も。鍋鍋鍋。ときどきウーバーイーツ。 野菜を刻んで、鍋にぶち込んで、ほんだしを入れて、水と醤油

        • ジブリと。仕事と。神様と。

          スタジオジブリが好き。 何にも負けないくらい。 はじめてもののけ姫を観たのが5歳の時で、 ぼくは高校の卒論も、もののけ姫をテーマにした。 風の谷のナウシカ(歌舞伎最高だった)、となりのトトロ、天空の城ラピュタ、紅の豚。 スタジオジブリには社会現象のような人気を博した作品がこれでもかと転がっている。 そして、ここまでの力を持ったどの作品の監督も、やっぱり宮崎駿なのである。 僕が人生で唯一、映画館で3回観た「千と千尋の神隠し」は煉獄さんに滅されてしまうのだろうか。 とはいえ、

        今日は、なんとなく。カフェラテより、コーヒーフロート。

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        • 嫉妬したりもしたけれど、私はげんきです。
          6本

        記事

          ブログを書くほどに映画に感動した話

          現在公開中のヴァイオレットエヴァーガーデンという映画を観ました。 映画館で鼻水ダラダラになるほど号泣したのは初めてで、あんなにすすり泣く声が聞こえる映画館も初体験でした。 エンドロールというものは、映画で流した涙を落ち着かせて、街に出られる状態に戻るためにあるのかもしれないな、なんて思ったほどです。 この作品は2018年に放送されていて、今回の映画は第2弾。 当時からとても話題になっていたそうなのですが、恥ずかしながら、僕がこの作品のことを知ったのはつい最近でした。

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          まさこさんの憂鬱

          僕の家では、両親をパパ、ママと呼んでいた。物心ついたときにはそう呼んでいて、成長したら呼び方を変えるみたいな教育方針は我が家にはなかった。 最初はなんの問題もなかったが、小学生にもなると、ママと呼ぶことが恥ずかしいことなのだとなんとなく気づき始める。 自分の一人称を僕から俺に変えることがあれだけビックイベントだった小学生時代。 親の呼び方を変えさせてほしいと切り出す勇気を僕は持ち合わせていなかった。 でも、ママと呼ぶのは恥ずかしい。 それで、何が起きるかと言うと、母の

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          ミンミンゼミと夏

          今日2020年はじめてセミの声を聞いた。ミンミンゼミだった。耳から夏を感じるとはこういうことをいうんだろう。自粛によりずっとこもっている僕の部屋に一気に夏が訪れた気がした。恥ずかしいことにリモート打ち合わせ中にセミが鳴き始め、チームのみんなに夏をお届けしてしまった。小学校1年生の時に提出したはじめての夏の自由研究は公園に生息するセミの種類と生態の研究だった。おじいちゃんと一緒に竹の柄がついた虫取り網でセミをいっぱい採った。あれ以来僕はセミが好きである。セミが運んでくる夏もセッ

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          ある夏の日の侵入者

          先日の4連休。 溜まった作業に出張が重なってしまって、バタバタと仕事に追われてしまった。中日にゴルフに行ったりしたものの、なんだか疲れが取れていない気がしたのでお昼からお湯をためて湯船に浸かることにした。 ぬるめのお湯を張って、長めの入浴を楽しもうと決め、スマホを持ってお風呂場へ。 免疫を高めるためと思い最近は湯船に浸かることは多いのだが、お昼に入る風呂というのはやはり特別である。 見逃していたお笑いのユーチューブを片手に楽しいお風呂時間を過ごしていた。 すると、突

          ある夏の日の侵入者

          豆苗ライフ

          ここ3ヶ月くらいのうちに沢山の人が自炊を始めた。 それはインスタのストーリーに如実に表れていて、1日に何度も手作り料理の投稿を見ることになる。そして、僕も定期的にあげている。 料理以外にこの自炊改革によって、よく見るようになったストーリーがもうひとつ。 それは豆苗である。 1度購入し、料理に使った豆苗の根を水に浸しておくと、また豆苗が生えてくるらしいのだ! 最近はなんて素敵なんだ!面白そう!というピュアな自分を信じることにしているので、スーパーで見つけた豆苗を僕も購入

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          ダムの真実

          日本を自然災害や水不足から救いながら、今や観光地としても人気になった「ダム」。本もたくさん出版され、テレビでもちらほら特集を組まれるビッグコンテンツだ。 昨日もニノさんという日曜お昼の番組で「夢中人」という何かに夢中になっている人に話を聞く企画の中で、ダムに恋した女性が出演していた。 彼女はダムをイケメンと表現していてたくさんのダムを紹介してくれた。1位のダムとは結婚したいらしい。恐るべき魅力である。 ダムは水不足対策という大きな役割を持ちながら、作られた最大の理由は洪

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          田植えのコーラは初夏の味

          久しぶりに地元に帰ると、田植えの季節がやってきていた。 田んぼというのは、天然のカレンダーみたいなもので、移りゆく田んぼの様子が季節の訪れを知らせてくれる。この歳になり、季節によって顔色を変えていく田んぼを見ると、年々早くなっていく時の流れに驚かされてしまう。 田んぼといえば、秋の稲穂の美しさが有名で、金色に染まる1面の田んぼはメディアでもよく見かけるけれど、僕は田植えの季節が1番好きである。 田植えの季節になると、今まで乾ききっていた田んぼに水が張られる。太陽の日差し

          田植えのコーラは初夏の味

          ラーメン消防士

          僕には親友と呼べる友人が2人いる。 そのうちの1人とは、幼稚園からの仲である。 出会いは覚えていないが、近所のみんなが通うところとは違う、街から少し離れた幼稚園に僕らは通っていた。 帰りのバスに乗り込むと、そいつはいつもそのバスで一番見晴らしのいい席に2席分使って寝そべっていて 「席とっといた!席とっといた!」 と真夏の太陽みたいに笑っていた。幼稚園の記憶はあまりないけれど、この笑顔だけは鮮明に覚えている。 遠くの幼稚園に通っていたこともあり、僕らは小学校が別々だ

          ラーメン消防士

          三茶のコメダ珈琲

          就活生時代、何人かの方々にOB訪問をさせていただいた。 当時僕は出版業界や映画業界が第一志望で、 その業界に就職した直属の先輩が1人しかいなかったので、 出版業界、映画業界に就職した知り合いいませんか? と、片っ端から先輩たちに連絡していた。 それでもなかなか見つからず、OB訪問をした人数は、周りの人たちに比べたら少ない方だったと思う。 結局就職した今の会社の先輩にも2人しかOB訪問しなかった。 そんな数少ない出会いの中で、僕が未だに猛烈に憧れている人がいる。

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          もうひとつの箱根駅伝

          この自粛生活で最も変わったことは食生活である。 自粛初期、週に2回なら頼んでいいと決めたウーバーイーツも頼まなくなり、魚を3枚におろせるようになり、スパイスカレーも作れるようになった。3ヶ月に1回しか自炊をしなかった僕からすれば大きすぎる進歩である。 何より、僕は食べることが大好きだ。 太ったり、それに伴う健康問題がなければ、1日5食くらい食べたいし、全ての食事の後にデザートを食べたいし、5食食べた後寝る前にカップラーメン味噌を食べたいし、今も食べたい。 美味しいもの

          もうひとつの箱根駅伝

          でも現実は日々トラブッて

          ギターを買った。 高校生くらいから弾けるようになりたいと思い続けてきたギター。 僕がギターを練習してることがなんか"露骨"というか、ギャップがなさすぎるダサさ(わかる人にはわかると思う)みたいなものがチラついてずっと手を出せずにいた。 僕は音楽というか、歌うことがかなり好きである。 中学生のときからハモネプが大好きで、大学生になったらアカペラサークルに入ってハモネプに出たいとずっと思っていたし、高校3年の後半はカラオケで上手く歌うことに人生を捧げていた。週4くらいカラ

          でも現実は日々トラブッて

          ダイニングテーブルの下で

          昨日は久しぶりに雷を聞いた。 僕の地元は日本1暑いとも言われる盆地なので、夕立も東京では味わえない激しさだった。空が割れるくらいの音と、カーテンを突き破ってくる光は今でも鮮明に思い出せるし、空気の匂いをかげば夕立がくるか今でも絶対にわかるはずだ。 地元の夕立の激しさはまるで、ここは東南アジアか?って思ったほどだった。というのは嘘で、当時の僕は東南アジアの天気なんて知らなかった。 面白く書きたいという欲の塊みたいな一文は置いておくとして、 とにかく僕は雷が大嫌いだった。

          ダイニングテーブルの下で