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コトバアツメ~覚えておきたい言葉たち~

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ぐっときたり、きゅんきゅんしたり、激しくうなづいたり、背中を押されたり。。。そんな心に響いた言葉の備忘録。
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#言葉が好き

文学の良いところ

文学の良いところ

NHKラジオ第1『高橋源一郎の飛ぶ教室』より

文学の良いところ―「美しく思い問いを投げかけること」

先週の放送での

「文学は実学だ」

と共に、収めておこう。。。

今、文学の力が世界に必要だと、私も思います。

好感の持てる浮力について

好感の持てる浮力について

「ただ、その浮力には好感を持つ」
「好感?浮力に?」
「そいつも働くんだろ。地味に真面目に仕事をするものには好感が持てる」

伊阪幸太郎 『死神の浮力』より

ふわふわとした浮力が、真面目に物や人を浮かせようと頑張る姿を想像して、ニマニマしてしまう。
〝浮力が働く〟をそう捉える発想が、軽やかなおかしみを誘いますね。

(写真はUNMANNED無人駅の芸術祭展示作品より)

目指せ、「文章のうまい人」

目指せ、「文章のうまい人」

10年ほどエッセイを書き続けて気づいたことですが、文章のプロとは、ありのままを書くことができる人ではないかと思います。
伝達欲というものが人間にはあり、その欲の中にはいろんな要素が含まれます。こと文章においては『これを伝えることによってこう思われたい』という自己承認欲求に基づいたエゴやナルシシズムの過剰提供が生まれやすく、音楽もそうですが、表現や伝えたいという想いには不純物が付きまといます。それら

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私にはまだそれを聞く力はないけれど。。。

私にはまだそれを聞く力はないけれど。。。

「絵というものは不思議なもので、完成に近づくにつれてそれは、独自の意志と観点と発言力を獲得していく。そして完成に至ったときには、描いている人間に作業が終了したことを教えてくれる(少なくとも私はそう感じる)。そばで見物している人には―もしそのような人がいたとすればだが―どこまでが制作途上の絵なのか、どこからが既に完成に至った絵なのか、まず見分けはつくまい。未完成と完成とを隔てる一本のラインは、多くの

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何かを考えるのをやめるには、何かを考えるのをやめようと考えるのを、やめなければならない。

時間のないところには習慣は生まれない。
「時間が両方向に自由に進んでいる世界では、習慣などというものは生まれっこ(あら)ない」

「イデアは他者の認識そのものをエネルギー源として存在している」
「イデアは他者による認識なしに存在し得ないものであり、同時に他者の認識をエネルギーとして存在するものであるのだ」

「人が何かを考えるのをやめようと思って、考えるのをやめることは、ほとんど不可能だからだ。何

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ネズミに引かれないようにね。

今日、一時的に社内に一人きりの状態になり、ちょうど顔を出した社長に言われた一言。

初めて聞く言葉に「?」となり、調べてみると。

「ネズミに引かれる」とは、
「家の中に一人きりでいて、さびしいことのたとえ」だそうな。
参照:goo辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%BC%A0%E3%81%AB%E5%BC%95%E3%81%8B%E3%82%8C%E

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