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好感の持てる浮力について

「ただ、その浮力には好感を持つ」
「好感?浮力に?」
「そいつも働くんだろ。地味に真面目に仕事をするものには好感が持てる」

伊阪幸太郎 『死神の浮力』より


ふわふわとした浮力が、真面目に物や人を浮かせようと頑張る姿を想像して、ニマニマしてしまう。
〝浮力が働く〟をそう捉える発想が、軽やかなおかしみを誘いますね。


(写真はUNMANNED無人駅の芸術祭展示作品より)


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