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【障碍者雇用】お花とありがとうにあふれるお店!誰もが花咲く社会を目指すローランズさま②~職場見学・代表福寿さんインタビュー前編~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

前回は、ローランズ原宿店さんの会社紹介をしました。
今回は、職場見学と代表福寿さんのインタビュー前編です✨
ローランズさんでみなさんがどんな風に働いているのか注目です!

会社紹介編はこちら

【 ローランズ
HP : https://lorans.jp/
インスタ: https://www.instagram.com/lorans.flower/

※障碍(者)の文字について
これからは、障碍と書きますと宣言した理由は、こちらの記事を読んでくださいね!

カフェのテーブル、奥にお花屋さんが見えます

職場見学

【カフェ】

この日、カフェを堪能したかったので、打合せの前に行ってスムージーをいただきました。

入店した時から、スタッフさんたちが笑顔でお出迎え!
セルフで注文するものと思ったら、テーブルで注文を聴いてくれるスタイルでした。

疲労回復や、美肌などの効能や、入っているフルーツの説明がメニューに書かれてあり、迷いながらもピンクのフルーツミックスを注文しました!
美味しかったし、量もたっぷりで大満足。

カフェにはテーブルフラワーがあったり、至るところにお花にあふれており、花や緑は人の心を整える力を持っているという言葉どおり、とても癒し空間でした。

お花屋さん

【お花屋さん】

お花屋さんはカフェの隣で作業しています。

月水金お花が入ってくるので、その水あげというのを行っているのと、アレンジメントをしているスタッフの方がいらっしゃいました。

お花屋さんのスタッフの方々は、当然ですが、お花の知識が豊富な方が多いということで、ローランズさんで就労する方はお花をスキで、スキなことを仕事にしている人が多いのが印象的です。

【胡蝶蘭の発送】

同じビルの3階には胡蝶蘭のラッピングと出荷をしています。

知的障碍の方が育てている胡蝶蘭を仕入れて、ラッピングから発送までを担当しています。
リボンなど作り置きできるものはしておいて、出荷依頼が入ったら丁寧に取り付けます。

胡蝶蘭って5本とか3本とか本数があるんですね。
(お花に疎いです・・)

その注文が入り次第、注文通りの物にラッピングをする、
工程の理解が必要になってくるものを、きちんと管理して対応されているようです。

【アカデミー準備中】

同じビルの5階は、6月からオープンのアカデミーの準備中でした。

アカデミーは就労移行事業所になります。
お花のことを勉強したり、装飾やアレンジメントの勉強もできます。

雇用契約前のトレーニングの位置づけで、
学んだ事はローランズや、お花を扱っている会社に入社した時に活かせますし、毎日がお花であふれていることで、癒しにつながり、日常生活の安定にもつながるそうです。

【別の場所には】

少し離れた場所に、装飾を担当するチームがいます。

結婚式のブーケ作ったり、空間装飾を担当しているチームになります。
装飾や空間デザインがあったり、天王洲エリアを担当する人がいたり、
自分は何がいいかなって考えちゃいますね!

【その他】

その他、ホームページの作成や編集、事務的な仕事をしている当事者の方もいます。

自分がどこで働きたいか、どこがあっているかはやってみないとわからない部分もありますよね。

ローランズさんでは、ジョブチェンジが出来る仕組みになっています。
詳しくは、下記のインタビュー、ジョブチェンジの項目で!

■代表:福寿さんインタビュー

【きっかけ】

代表の福寿満希(ふくじゅみづき)さんです。

そもそものきっかけは、特別支援学校の免許を持っており、特別支援学校の実習で、子どもたちの就職先が全然ないっていうお話を聴き、何か出来ないかな?と考えたことが大きなきっかけになっています。
1度は違う業界に行きました。

ローランズは、「社会貢献×植物」をテーマに掲げ、2013年に事業を開始しました。最初は障碍者雇用はしておりませんでした。

ある日、大人の障碍当事者の方へフラワーレッスンをする機会があり、想像以上に手先が器用で驚いたといいます。

そこでも、参加している人のほとんどが定職に付けていない事実を知り、

働くことが簡単には叶わない人が世の中にはいて、叶った時に、働くこと自体が喜びとなる人がいるのだと知りました。

その会で、1人の人に声をかけ、障碍者雇用として入ってもらったのがきっかけとなっています。
今もその方は働いていると教えてくれました!

【業務の細分化】

ローランズでは、業務を細分化しています。

例えば、ブライダルの装飾でいうと、1つのデザインの中でも、ベースを作る人、グリーンにセットする人、お花までセットする人というような形で細分化しているそうです。

そこから、ちょっとずつできることが増えたら、それをもう一段階できることを増やしていくイメージとお話くださいました。

意外だったのが、業務を細分化していると、必ずしもお花の知識がなくても良い場合もあるということです。

花束の制作、花の受注管理、ブライダル装花、カフェの運営、車の運転などたくさんの業務の中から、好きな仕事を選んでもらうことで、「得意」や「好き」を活かして楽しく仕事をすることが出来ているといいます。

【一番輝く場所】

最初に障碍者雇用で入った方と、築いてきたもの、見えてきたものもあります。
今まで普通にやってきた、マルチタスクが難しいことを知りました。
ただ、細分化してやってみると、作業効率が自分よりも良かった

障碍の特性と、ご本人の性格も相まって、得意な分野を伸ばしていくことが良いのではないかと考えたそうです。

苦手なところに着目して、克服していると、「またやってしまった」と落ち込むこともありますし、本人のモチベーションの低下にもつながります。

得意なことをどんどん伸ばしてくことで、その場の空気も良くなり、ご本人のやる気にもつながり、結果として、その人が一番輝く仕事を見つけることが出来たといいます。

【ジョブチェンジ】

たくさんの業務があるので、ジョブチェンジもできるようにしているといいます。
1つのところでうまくいかなくても、別のところで活躍してくれたらよいという考えです。
最初に入ったところでうまく出来ないけれど、ムリをして続けなければならない。これって精神的にかなりつらい状況です。

3回目のジョブチェンジで長く働いているというケースもあり、ジョブチェンジを言いやすい環境でもあります。

ジョブチェンジをすることで、あう仕事が見つかるならその方が良い。と福寿さんもおっしゃってました。

この点も、とても安心して働ける秘訣な気がしました!

【文化が出来るまで】

ジョブチェンジや、チームで働くなどの文化について、試行錯誤でたどりついたのを感じます。

出来ないことを自覚して、他の人が入ってカバーするようにしたことで、チームで動くことがスタッフにとっても安心で、出来ないことを言いやすい環境になっていると感じました。

福寿さん自身も、
凸凹が結構あるので、不得意ジャンルはもう止まっちゃう。
といいます。

自分の不得意を認められる方だからこそ、
たくさんの対話を重ねて、良いカタチを作り続けられていると感じました。

■最後に

最後までありがとうございます!

サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念にしているので、チームワーク総研という部門があります。
そこでは、チームワークに役立つメソッドを紹介していたり、コンサルや講演などもしています。
ブログやメルマガなどもあるのでよろしければ!

次回はインタビュー後編になります!
自信につながる声かけなど、試行錯誤してたどり着き、今実践していることを紹介します。

また見てくれると嬉しいです。

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