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大きな龍神さんと初めてお会いしたお話し その1

こちらは、私が初めて龍神さんという存在とお会いした時のお話しとなります😊

当時の私は、何やら不思議な体験を重ねたりしつつも、神仏に感謝をお伝えする以外は、時々人さまのご相談に乗る位で、至って普通に(多分)暮らしていました。

ご相談の内容も、恋愛やお仕事などの、ごくごく現実的なご相談が多く、霊的なご相談はあまりなかったように記憶しています。

そんな中、持ち込まれたひとつのご相談が、今回のお話しの始まりとなります。


「…あの、ちょっと困った事があって。」

「どうしたの?(・ω・)

いつも通りの恋愛のご相談が終わった後、優しくやや天然な彼女は、言いづらそうに、ゆっくりと話しはじめました。

「…今まで言ってなかったんですけど、うちの部屋の上の階の人がね、すごいおかしくて。」

「おかしい?(・ω・) お笑い好きとか?

「そういうのだったらいいんですけど。というか大歓迎なんですけどね…

その人、夜窓を開けて、大きな声で文句言ってたり、ドタドタ暴れたり、棒で床を叩いたりしてて。

明らかに私への嫌がらせなんですよね…」

彼女は、自室のま上の階の住人の奇行を、切々と訴えて来ました。


「怖すぎない!? ((( ;∀;))) 引っ越したら?」

「それが、すぐは出来なくて。お金もかかる事ですし…」

彼女は小さな声で呟きました。


「確かに引っ越しってお金かかるよね。          何かそうされる心あたりはあるの?(・ω・)

「実は前に、私の車の駐車の仕方で気に入らなかった事があったみたいで、駐車場で睨まれたことがあったんですよね。

それから私の車の周りにゴミが置かれたりとか、床ドンドンされるようになって。」

「そんなことで!? ( ̄▽ ̄;) おかしすぎる…     管理会社の人に相談してみたら?」

「怖くて、わりとすぐ相談してみたんですけど、管理会社の人も、話そうとしたら上の階の人に怒鳴りつけられたそうで。 それから何もしてくれなくなって。

しかも最悪な事に他の部屋の人にもいろいろやってるみたいで。今はみんなどんどん退去して行ってる状態です。

仲良かった人たちも引っ越してしまって。私さんも早く出た方がいいよって言われました…」

思っていたよりひどい状況に、私は聞きながら息をのみました。


「…しかも。」

「?(・ω・)

「夜寝てると、上からすごい気持ち悪い、目に見えない黒いモヤモヤしたものが、うわー!って覆い被さって来るのが分かって。

朝起きるとすごい疲れてて、イライラしたり体がおかしくなってるんですよ。その人が部屋にいない日は全然大丈夫なんだけど。」

「…((( ;゚Д゚)))


私は彼女の話しを聞きながら、恐らくそれは、上の階の人が、元々攻撃的であまり良くない思考の持ち主なのに加えて、

彼女に出て行って欲しいと思う気持ちがあり、その人の「念」や「気」が、そのように彼女を脅かしているように「感じ」ました。

(まずいなぁ…(´д`|||)


実はこの彼女は、霊媒体質(霊的なエネルギーの影響を受けやすい体質)で、本質的には、神社等の清いものと同調しやすい体質です。

そんな彼女にとっては、上の階の人の念は明らかに悪影響で、すぐそこから離れた方がいいと「感じ」ました。

もし、そのままにしておくと、上の階の人から絶え間なく送られてくる穢れた念や気により、彼女が心身に変調をきたしてしまう可能性が高いと「見」えました。


(どうしたらいいんだろう…(´・ω・`)

そこで私は、彼女の守護霊さまにお話しを聞いてみようと、姿勢をすっと正し、合掌をし呼吸を整え、守護霊さまに語りかけました。

「…あの、この事、どうしたらいいと思いますか?(・ω・)

「…おかしな相手だからすぐに離れるように言ってくれ…」

「何か手立てはありますか?(・ω・)

「…頑固にならず、自分を大切にして、素直に嫌なものからは離れるようにと言ってください…」

と、ここから離れろと仰ってはくださったものの、より具体的なアドバイスはなく、私は若干途方に暮れてしまいました ( ̄▽ ̄;)


守護霊さまとのやりとりの後、黙りこんでいる私に、彼女は遠慮がちに、

「…どうしたらいいと思いますか?」

と、聞いてきました。私は、

「…あのね、事情はわかるけど、このままだと、大変な事になるよ。他の人がいなくなったら、より一層あなたが狙い打ちされるだろうし (´・ω・`)

現実的にかなり危ない状況だし、なるべく早く転居するなり、近くの市に住んでるご家族に事情を話して助けてもらった方がいいと思うよ。」

そう伝えました。

彼女は通勤の関係で、実家から少し離れた所に部屋を借りて住んでいたのですが、その気になれば、実家からも通勤可能な距離ではありました。


すると、彼女はさっと顔を曇らせ、

「…やっぱりそうなんですね。わかってました。いつかはここを出た方がいいって事は。

でも実は、初めの頃に一度、両親や姉に相談してみたんです。そうしたら、一度家を出たのにそんなこと位で泣き言言うなんて、だからあんたはダメなんだ、絶対引っ越すな、引っ越したら許さないからね、って言われて…」

「え、ご家族がそんな事を? Σ ( ̄▽ ̄;)

「はい、姉が。多分、姉の性格からして、助けてもらえないし、引っ越したのを知ったらいろいろ怒って言ってくると思います。

だから、私、ここで頑張らないといけなというか…上の人に負けないように頑張らないと…」

そう、悲しそうに話してくれました。


その時、彼女のお話しを聞きながら、私は、この件の彼女のご家族に関する情報を、「見」せられました。                                                  (役目に必要な部分の情報を、こうやって見せられる事があります)


彼女のご家族は、悪気は全くおありではないものの、現実主義でややめんどくさがりな方々で、彼女には強く言えば大人しくなると思っており、

幼い頃のイメージで、優しくやや天然な彼女に、「現実的な対応が苦手なダメな人」「きれいごとばかり言う甘ったれ」 とのレッテルをはっており、

その先入観と、血の繋がったご家族ならではの気安さもあり、彼女の今回の件に対する発言を、単なるワガママと判断し、

全く心配していないどころか、面倒臭いと思っているのが伝わって来ました…(´・ω・`)


そして、お姉さまに至っては、自分より年若な彼女が親御さんから可愛がられていると思い、それにより、彼女を疎ましく思っており、

「ここで厳しくして、現実を思い知らせる必要がある。嫌な目に会った方がいろいろ思い知るだろう。私は助けないし、家を出たんだから、自分で何とかしたらいい。」

と、彼女を邪魔者だとの念すら抱えており、親御さんにも助けないように強く言い含め、親御さんもその方が自分が楽を出来るからと納得しているのも、残念ながら伝わってきました。


そのご様子から、彼女にとっては、辛い学びを与えるご家族で、彼女は偏りのある現実主義、利己主義のご家族の無理解の中で、肩身を狭くして生きているのが伝わって来て、

今回のことではご家族は助けにならないのがわかりました…(´・ω・`)


「…そうなんだ、大変だね。でも、気持ちわかるけど、現実的にも本当に危ないから、ご家族には事情を説明して、ここは出た方がいいよ…(´・ω・`)

私は彼女に離れるように重ねて言い、その日はご相談を終えました。


その後も、何回かやり取りをしたのですが、彼女は、いくつも理由を付けて、なかなかその部屋から離れようとしませんでした。


そんなある日。 


「すみません!助けてください!」

彼女から突然電話がかかって来ました。


その2に続きます。↓



※こちらは昔むかしのお話しですが、ご依頼者様の情報等は、ご迷惑がかかりませんよう、特定されないように暈したり変更させて頂いている部分がございます。

ですが、お話しのエッセンスや出来事、高次の方々のお心はそのままに記させて頂いております。不思議なおとぎ話としてお目通しいただき、お楽しみ頂けましたら幸いですm(__)m




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