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Mocaの読書感想★

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Mocaが読んだ小説文庫についての読書感想を紹介するマガジンです。 読んだ本もしくは面白かった本の記事を挙げていきます。 宜しくお願いします。
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#手塚治虫

『火の鳥宇宙・生命編』(手塚治虫)読書感想

★感想今回の『火の鳥』は、人型の火の鳥が出てくるちょっとした近未来の話なのである。
前半の「宇宙編」では、「望郷編」に登場した牧村が突如、ミイラになるという話なのである。
いかにも、世にも奇妙な物語のようなストーリーだった。
牧村の性格上は、傲慢であって、他の宇宙人を殺害してしまうような最低な人間である。
だから、火の鳥が怒って、牧村を罰として赤ちゃんに若返て、赤ちゃんから大人へ、大人から赤ちゃん

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手塚治虫『火の鳥乱世編vol.7,8』読書感想

手塚治虫『火の鳥乱世編vol.7,8』読書感想

★感想・乱世編(上)
今回は源平合戦(平安時代後期〜鎌倉時代)に関する話なのである。
弁慶と牛若丸って、どこかで聞いたことがあるっていうことは、そういうことだったんだ。ある意味、日本史の勉強に習った。
天狗の正体は我王!?
鳳凰編に出てきた我王って、400歳ぐらい生きているんだ。
仙人!?え、いつ、永遠の血(火の鳥)を飲んだんだ!?
我王が見た夢とは...。
猿と犬は源氏と平氏と例えられ、弁慶にも

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手塚治虫『火の鳥望郷編』読書感想

★感想『火の鳥』の6巻目。
時系列によれば、「復活編」と「未来編」以前のストーリーである。
ある意味、泣ける話だと思った。
これはもう、今の地球、これからの地球にあってはならないという話である。
テーマとしては、人類の文明によって、原罪を生み出すことによって、文明は崩壊するというテーマである。
今回は地球から別惑星に移住したロミとジョージは惑星内でどのように生活するかの話である。
勿論、ムーピーが

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手塚治虫『火の鳥復活編・羽衣編vol.5』読書感想

手塚治虫『火の鳥復活編・羽衣編vol.5』読書感想

タイトル:『火の鳥復活編・羽衣編vol.5』

著者:手塚治虫

★感想今回の5巻目の『火の鳥』は2巻目の「未来編」に出てきたロボットのロビタの話である。
※のび太ではありません。ロビタです。
これは、ロビタのバックストーリーを描かれている。

「ロビタというロボットは何故、元々人間なのか」

「人間とロボットが愛情を持つとどうなるのか」

が今回のテーマである。

人間とロボットとの価値観は勿論

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手塚治虫『火の鳥(鳳凰編)』

はじめに『火の鳥』のシリーズの中で一番、宗教的要素が含まれたシリーズだと思う。

順番で読んでいるので、多分、「太陽編」が宗教的な内容かと思うが。

この巻の作品は、我王と茜丸との関係性を描かれた作品である。

『火の鳥(鳳凰編)』を読んで手塚治虫『火の鳥』シリーズ4巻目。

『火の鳥(鳳凰編)』。

時代設定は奈良時代。

この話の内容はある意味、考えさせられるかのような内容だった。

いかにも

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手塚治虫『火の鳥(ヤマト編・異形編)』

はじめにこの3巻は案外と面白い話である。

「ヤマト編」の場合は、特に大王が面白いのであろう。

まるで、ハックション大魔王かのような感じだった。

「異形編」はいかにも教訓を得られるような、怪談に近そうな内容だった。

その人を殺すとその人と同じ運命に辿りますよと火の鳥が教えているかのようだ。

『火の鳥(ヤマト編・異形編)』を読んで『火の鳥』3巻目。

「ヤマト編」(古墳時代)と「異形編」(平

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手塚治虫『火の鳥(未来編)』

はじめに
手塚治虫の『火の鳥』1巻に続いて、2巻を読むことにした。

今回は「未来編」である。

これは流石に子供にとっては難しい内容なのではないかと思う。

基本的には、手塚治虫の作品では、子供が読むような漫画なのである。

20代である私は興味を持って読んでみたが、これはどういうことだ?と疑問に持ちながら、読んでいたに違いない。

火の鳥の視点で読むと、考え方も、だいぶ違ってきたりもする。

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手塚治虫『火の鳥(黎明編)』

はじめに手塚治虫が人間の生き方・死生観についてテーマしている作品を製作していているので、
『火の鳥』という漫画を読むことにした。

現在に生きている人間宛にこれから生きるための教訓としてメッセージを伝えているのだ。

ところどころ、赤塚不二夫ネタや手塚治虫らしいギャグを入れたりしているところが面白かった。

『火の鳥(黎明編)』を読んで今回は、1巻である「黎明編」を読んだ。

舞台で言えば、日本の

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