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【アラフォー映画評③】容疑者Xの献身(評価★4)堤真一のラストに号泣篇
どもmoaiです。
コロナ余波で潤沢に余った時間を読者、さらに映画鑑賞に回してます。そこで、久しぶりに映画評を! 【アラフォー映画評】として改題し、評価は5段階で行います。
今月四月に東野圭吾作の「容疑者Xの献身」を読んだ勢いで、映画も見ました!今さら感満載ですが、お許しください。詳細はこちら。
(詳細はWikipediaから引用)
ズバッと言っていいですか?
堤真一の演技、最高!
アラフォーの38歳ということで、感受性豊かになったのか、この頃涙もろい。
もう、僕がクドクド書く前に言います、黙って映画見て!もう、ラストが圧巻の出来だから!
(以降ネタバレあり)
堤真一演じる天才数学教師・石神の異常とも言える献身が物語の軸。設定は原作小説とほぼ一緒。映画では、石神と福山雅治演じるガリレオこと湯川学が雪山登山で対峙するシーンが挿入されている。
映画のトドメは、ラスト。迫真の演技と書くのがちっぽけなぐらい、鬼気迫る堤真一の演技に、涙が止まらない。あの一言で涙腺決壊間違いなし。
「どうしてぇ?」
映画では石神が自殺を思い立った理由は深く触れられていないが、その自殺を踏みとどまらせてくれたのは、隣人の松雪泰子演じる花岡靖子の存在。不器用な石神が好意を寄せていた花岡が前の夫を誤って殺害してしまい、そこから石神は花岡をかばうために持ち前の頭脳で完全犯罪を計画する。
石神が自首して計画完了に終わるはずが、花岡も自首して計画は頓挫する。そこで堤真一演じる石神が、声にならない声で叫ぶのである。
役者魂炸裂の堤真一、サラッと役をこなす松雪泰子に対して、主役の福山雅治と柴咲コウの演技が今ひとつ。完全に堤真一に食われている。
ただただカッコいいだけの福山、ラストに流れる「最愛」をしっとりと歌い上げる柴咲の主演コンビがピリッとしない。
本物の役者を相手にすると、素人の自分にも兼業俳優の演技力の差が如実に分かってしまうね。
それだけ堤真一のラストのインパクトが強烈なのだろう。「私も償います」と泣き叫ぶ松雪泰子もまた立派だった。
人を愛することで、生きながらえた男の哀しい生き様。とくとご覧あれ。
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