MNP⋈

ほぼドール者。ドールの住んでる世界のストーリー。他長文ネタはこっちで。

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マガジン

  • 小説「ヒトノカタチ」

    これは「ヒト」と「ヒトノカタチ」をした物との日常のストーリー…… 地球に似た惑星上で、あえて20~21世紀の文化を再現して生活している世界の中で、そんな世界を支えているアンドロイド(+人類外生物も)をめぐるストーリー。 ドールをキャラクターにしてキャラたちが住んでいる世界を描いています。不定期連載

  • 「ヒトノカタチ」キャラ紹介

    キャラ紹介の記事のまとめです。

最近の記事

インターミッション(EX2)

今回の話は20話の後日談という形でつながっています。フレイアさんとの共演が実現したという形ですね。 今回、初めて生成AI(チャットGPT)による文章を取り入れました。朗読劇の部分は生成AIによるものを修正したものになります。いかがでしたでしょうか? いろいろ試してみましたが生成AIって楽しくて、奥深いものですね。今回はEXでの扱いになりましたが、いずれ本編でも使っていくかもしれません。

    • 「ヒトノカタチ」STORY-EX2:共演

      ※今回は第20話(https://note.com/mnp_x7/n/n2df7cf7e412c)の後日談になります。 ーーーフジヨシダ児童館、ミャムが集まっている子どもたちに向かって話をする 「はーい、それでは今日は特別ゲストをお呼びしてます」 そう言うと、2人が出てくる。 「フェリスさんとこの、フレイアさんです〜あとお友達のすずねちゃんです」 一斉に拍手が起こる。 「(うわー、動画とおんなじだ)」 「(動画よりも数倍キレイ……)」 子どもたちが固唾をのんで見ていると 「

      • インターミッション(21)

        *この世界での性事情 劇中でも触れたが、元々開拓時代の人間が限られてる現状であまりむやみに交雑すると遺伝関係が乱れるので生殖に関しては厳しい統制があり、基本的に人工子宮によって人口や生殖がコントロールされていた。その間の性欲を埋めていたのがドロイドによる行為であった。開拓が終わり、生殖に関して自由化されても人工子宮によるコントロールは続き、あえて腹を痛めて産むようなことは珍しいことになっていて、ドロイドによる行為は一般的になっていった。(無論、そういう風潮に反発する人たちはい

        • 「ヒトノカタチ」STORY-21:ピンクライフ

          ---カイ店長とルークが車で現場に向かっている 「さて、いい機会だから今回はちょっと特殊な現場を見せてあげよう」 「特殊な現場……ですか」 「『第一秘宝館』っていうところを知ってるかい?」 「ああ、妹が時々1人で行ってるところですね」 「今回はそこからの依頼じゃ」 「そこって、大規模なドロイド風俗ですよね。それでよく行ってるっていう……」 「あんたは行ったことないのかい?」 「あまり興味はなくて……」 「でもドロイドたちとよくやってはいるんだろう?」 「ま、まあ……そうなんで

        インターミッション(EX2)

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        • 小説「ヒトノカタチ」
          51本
        • 「ヒトノカタチ」キャラ紹介
          2本

        記事

          インターミッション(20)

          *ドロイド同士のリンクについて ドロイド同士がお互いに接続し、連携するようなことは業務、家庭問わず普通に行われる。1体がマスターになって複数人を制御する場合や、お互いに連携し合う場合などその時々によって様々な連携の形がある。状況によってはドロイド自身には制御回路を持たず(もしくは無効化)外部システムによってコントロールするケースもある。どのような場合でもRSCによる行動監視は1体単位で個別に行われる。 *計画出産の個体の生活について 依頼にともなわない、数合わせのために個別に

          インターミッション(20)

          「ヒトノカタチ」STORY-20:ピクニック

          ---ある日、レイア一家と春香一家が公園に集まっている。 真、春香とレイアがお互いに顔合わせをして 「うちの春香がいつもお世話になっております。よろしくお願いします」 「こちらこそいつもお世話になってます。よろしく」 「ちょっと真ちゃん、年下だからって子供扱いしないでよ」 「まあまあ、お互いにお世話になってるからそこはね」 「そういえばレイアさん、真ちゃんの美容室のお得意様よね」 「ええ、いつも来ていただいてありがたいです」 「そうだな、この辺じゃ人間外の散髪ができるところ

          「ヒトノカタチ」STORY-20:ピクニック

          インターミッション(19)

          *福祉ドロイドについて 何かしらの理由で(主に未成年や、介護が必要な高齢者など)ドロイドが必要だが購入が難しい場合で必要と判断した場合は、行政が福祉ドロイドという形でドロイドを提供する場合がある。当然無償ではあるが提供できるモデルは制約がある。(基本大人型のみで愛玩要素の強いコドモロイドなどは対象外になる)基本的にはドロイドショップが持ち回りで要請に応じて提供する形になる。標準モデルぐらいしか提供できないのでショップにとってあまり旨味はない。 *アイドルドロイド(レプリカ)

          インターミッション(19)

          「ヒトノカタチ」STORY-19:転校生(後編)

          前編 ---当日、フジヨシダ市役所にて 「よろしくお願いします」 市役所の担当、麻衣が挨拶をする。 「おう麻衣ちゃん、毎度のことながら乗り気ではないが、今回もよろしくな」 カイ店長が挨拶もそこそこに話に入る。お互いに資料に目を通しながら話していく。 「とりあえず供給できそうなのはこの辺だな。VS社の標準モデルだが……」 「まあVS社でも標準モデルなら扱いやすいですし、それでいいんじゃないですかね」 「そうだな」 「では早速ですが面談に入ります」 そう言って麻衣が呼びに行く

          「ヒトノカタチ」STORY-19:転校生(後編)

          「ヒトノカタチ」キャラ紹介2:春香一家(春香、真、ミレーネ、ルカ、翠、ミャウ)

          ※春香は第1話から登場、その他の家族は第4話から出てきます ・春香/25歳/地球人類/女 (DDS、天海春香) レイアと同じロボット部に所属していて、レイアの直属の部下になる。大学時代に演劇サークルの脚本担当だったので署のイベントの演出なども担当する。飛び抜けて明るい性格でロボット部のムードメーカーでもある。 ・真/26歳/地球人類/女 (DDS、菊地真) 春香とは同性パートナーとして一緒に暮らしている。美容師として勤務し主に人類外生物の散髪などを担当している。(人間

          「ヒトノカタチ」キャラ紹介2:春香一家(春香、真、ミレーネ、ルカ、翠、ミャウ)

          インターミッション(18)

          *子供とドロイド この世界では12歳からドロイドを所持できる(18歳未満は親の承諾が必要)親はもっぱら勉強相手をさせるのに期待して買い与えてることが多いが、子供が期待してるのは遊び相手だったり話し相手だったりすることがほとんどである。一般的には同じか近い年齢設定のドロイドをお迎えすることが多いが、年下だったり大人型だったりすることもある。年下だとより娯楽要素が強くなり、大人型だったりすると親代わりになることが多くなる傾向になる。成長パッケージで子供とともに成長させる場合もある

          インターミッション(18)

          「ヒトノカタチ」STORY-18:転校生(前編)

          ---フジ学園高等部1年B組の教室、授業前、みんなが昨日までなかった空いている机に気づき話している。 「(別にうちのクラス死んでないよね…)」 「(まあ、普通に考えて転校生だろうけど)」 そんなひそひそ話をしていると先生が入ってくる。 「おはようございます」 先生が挨拶をすると生徒も答える。 「早速ですが転校生を紹介します」 担任のさくら先生がそう言って金髪の女の子を教室の中に入れる。教室内にざわめきが走る。そして電子黒板におもむろに名前を書いて立たせる。 「なるみちゃん

          「ヒトノカタチ」STORY-18:転校生(前編)

          「ヒトノカタチ」キャラ紹介1:レイア一家(レイア、ルーク、正、アスナ、ミイ、すずね)

          ・レイア/35歳/サルミ系人(ロストプラネット)/女 (ドリチョ・タン肌DC-09) 元々は傭兵として各地の戦場を転々としていたが、ある時母星が消滅。失意の中ロストプラネット定住支援のNPO法人の支援を受けて定住し、警察官となった。 警察ではロボット部に所属しロボットに関する様々な事案を扱いながらも元々は狙撃兵だったためにいざというときには狙撃手としての任務もこなす。さらには人型の大型作業ロボットの操縦もできるので作業ロボット絡みの事件・事故にも対処できる。 わりあい強気な

          「ヒトノカタチ」キャラ紹介1:レイア一家(レイア、ルーク、正、アスナ、ミイ、すずね)

          インターミッション(17)

          *この世界での防犯事情 まずほとんどの場合、商品はICタグなどによって管理されているため、万引きなどは困難なはず…なのだが、実際には防犯システムをかいくぐって万引きされるケースは少なくない。大体はICタグを無効化したり単純に外したりする事が多いが、中にはシステムそのものを乗っ取ってしまうケースもある。特に高額商品ほど手口は大胆になり、イタチごっこが続いているのが現状である。 *ここまで書いて この小説のコンセプトは「日常系SF」なわけなんですが、それにしては平穏すぎないです

          インターミッション(17)

          「ヒトノカタチ」STORY-17:クレプトマニア

          ---パトカーで現場である大型スーパー「Large-B」に向かうレイアとさくら 「ったく、あそこしょっちゅう万引きにあってるよな、防犯システムダメダメなんじゃないか?」 「まあまあ…でも、今回はちょっと違うみたいですね」 「今回はドロイドの影があるって話だからな。だからうちらに声がかかったわけだし」 「そうですね、まあ相手がわからないと何とも言えませんし」 「そうだな、当然違法改造だろうし、下手に能力改造されてると戦闘部隊の出番になるし」 「そんなことにならないといいですけど

          「ヒトノカタチ」STORY-17:クレプトマニア

          インターミッション(16)

          *「トラベルパートナーサービス」について ここジパング613では渡航者向けにドロイドをパートナーとして派遣するサービスが行われている。観光客だけでなく、ビジネス客などもパートナーを付けることもある。観光案内だったり、秘書的な仕事をさせたり、時には夜のお供に…と求められる要望は様々である。派遣されるドロイドは異性だったり同性だったり、子供だったり大人だったりする。1対1だけでなく、複数人で家族を作り、家族を模して旅行したり、ホームステイ的な形でかつての生活を体験するようなことを

          インターミッション(16)

          「ヒトノカタチ」STORY−16:とある旅行記(下)

          ---上巻:https://note.com/mnp_x7/n/na17544a6794c 3日目 ホテルを出るとすでにレンタカーが玄関に止まっている。これでフジヨシダと言われる地域に行くのだが、ガソリンエンジンを積んだ車で移動するのだ。運転こそ自動運転であるものの、排気ガスの匂いが何かを感じさせてくれる。聞いた話ではそれこそ運転まで人間がやることもできるそうだ、それなりに厳しいそうだがそんなことができる人がいるなんてと思わずにはいられない。 高速を降りるとジパング富士…

          「ヒトノカタチ」STORY−16:とある旅行記(下)