MURAYAMA書店

本屋になった気分で、店頭に本を並べるように読書感想文を書いています。 作者の思いとは全…

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本屋になった気分で、店頭に本を並べるように読書感想文を書いています。 作者の思いとは全く違うかしれないけど・・・ 面白いなぁ、読んでみたいと思ってくれれば嬉しいです。 *感想文は関西弁です。なんでか知らんけど。

最近の記事

人生の短さについて セネカ著 中澤 務訳

セネカは紀元前1世紀生まれ、 ローマ帝国の政治家で哲学者で詩人やて。 人生は短いと言うけれど、人生が短いわけではなくて、 時間を無駄に過ごしているからやて。 自分で自分の人生を短くしてるって言ってはるねん。 特に多忙な人、いつも忙しいって言ってる人は 全然あかんらしいわ。 忙しいのは良いことなんて、言われて調子に乗ってたら あかんわけやて。 多忙の人間は何事も十分に成し得ることはでけてんって はっきり言ってはる ←厳しいで じぶんの時間を自分のために使うことが大事。

    • お金の流れで探る現代権力史 大村大次郎著

      権力はお金で買えるらしいわぁ。  お金好きな人は権力も好きやろうから 2つは兄弟みたいなもんかなぁ。 世界はええ人ばっかりちゃうで~ ほとんど自国のことしか考えてへん、 世界平和とかないわ、悪いやつらばっかりや! そやけど、自国が良くなるように考えてるのは、 自国が繁栄するためやったり、強くなるためやったり、 「悪」ばっかりとはちゃうな。 ちょっと待って!! 日本の政府は自国の事も考えてへんのんちゃう? 大丈夫か???どうなんねん? イギリスは海運国だけと、 最初は海

      • 世界は宗教で動いている 橋爪大三郎 著

        色んな考えの人がいるのは、わかっているようで、わかってへん。 基本、自分の考えが概ね基準で物事を考えているし、 人に何かを伝える時もそうや。 なんか伝わってへんなぁ とか なかなか理解してくれへんなぁ とか なんでわかれへんねん とかあるし、 まだ、そこに気づいてるのは良い方やで、 全く違って伝わってて、問題発生してから気づくこともある。 改善する方法はなかなか難しいみたいやなぁ。 日本人同士でも、難しいねんから、 外国人とやったらもっとや、宗教が違ったら全然ちゃうらしいで

        • タイムマシン HG ウェルズ著 池央耿訳

          色んなことは予測不可能や。 かと言って 不安と思っているだけやったら、どうしょうもないらしいで、 思うだけとか、怖がるだけやったら 何の解決もならへんらしいし。 解決策とか、対応策とか考えといた方がええねんて。 考えへんって、めっちゃ怖いって話を読んだよ。 1895年出た本で ←まぁまぁ古いねぇ SFやねんでど、平和ボケの人、気をつけた方がええで ←わたしか? タイムマシン H・G ウェルズ 著 池央耿 訳 H・G ウェルズ 1866 - 1946 江戸時代に生まれて

        人生の短さについて セネカ著 中澤 務訳

          あなたと原爆 オーウェル小論集 ジョージ・オーウェル著 秋元孝文訳

          色んなところに発表した、オーウェルのエッセイであり、評論をまとめたもの。 大体1930年〜1945年の間に発表されたもの 昭和5年〜昭和20年  この本のタイトルになっている、 あなたと原爆は、広島と長崎に原爆が落とされてから、すぐに書かれている評論。 この大量兵器を持つ国が世界を支配する。 その持つ国は世界に3つあって、、、と1984の舞台はこれが元の考えなんやね。 複雑でお金もかかる武器が最強のときは国家や体制が有利やけど もし、原爆みたいな武器が簡単に安く作れるよう

          あなたと原爆 オーウェル小論集 ジョージ・オーウェル著 秋元孝文訳

          袴田事件ー冤罪・強盗殺人事件の深層 山本徹美著

          袴田さんの再審が決定して、検察が特別抗告を断念したニュースを見て 袴田事件が気になったので、本を読んでみた。 びっくりするくらい、これで証拠になるの??くらいの証拠で 死刑の判決を受けた袴田さん  日本の検事は簡単に死刑犯を作ってしまえるし、 裁判所はいい加減な証拠でも死刑を決定できることを知った 怖い、恐ろしい仕組みになってる・・・・ この本は2014年に発行された本 だから、前回再審が開始した頃に出版 袴田さんは事件のあった日に指を怪我するねん。 警察が部屋のゴミ箱に

          袴田事件ー冤罪・強盗殺人事件の深層 山本徹美著

          白夜 ドストエフスキー著 安岡治子訳

          ロシア文学を読んでみた。 ロシア文学は読書家の方なら当然読んでいるでしょうが、 わたくし、最近読書家になろうと思ったばかりやから、まだ読んでないものばかりですわぁ。 ロシアと言えば、ピロシキ、マトリョーシカ、プーチンくらいしかすぐには浮かんで けーへんなぁ。 ドストエフスキーにした←当然やね やっぱり有名やからね。 これから読書家になろうと思ってるねんから、 必読の作家やろう。 あんまりロシア文学に興味なかったけど、これをきっかけに興味が持てるかもしれへんし、 読書家の初

          白夜 ドストエフスキー著 安岡治子訳

          寛容論 ヴォルテール著 斉藤悦則訳

          宗教のこともっと知らなあかんと、思ってるけど、 本読んでもよくわからんわぁ。 宗教の種類多いし、時代によって、色々出てくるし、 奥深い前に、複雑すぎるわぁ。 世の中は複雑ってことやね。 寛容論 ボォルテール著 斉藤悦則訳 1694年ー1778年 享年83歳 フランス人  本名 フランソワ=マリー・アルエ 1764年 70歳 寛容論 発表 10代将軍徳川家治の頃 1761年 ジャン・カラス事件 1789年からフランス革命が始まるのでその25年くらい前に出版された本 寛容で

          寛容論 ヴォルテール著 斉藤悦則訳

          ソヴィエト旅行記 アンドレ ジッド著 國分俊宏訳

          1936年フランス人の作家アンドレ・ジッドが憧れのソ連に旅行する話 昭和11年 ベルリンオリンピック開催 スターリンの大粛清が本格的にはじまる。 87年も前の話、もうソ連はないねんけど、 最近、世界の全体主義傾向を感じるし、日本もなんか民主主義と違うようになってきてるんちゃう?とかを感じるんで読んでみた。 フランス人作家のアンドレ・ジッドさん 世界で初めて社会主義を実現するソ連に平等の夢を描いて旅行にいくねん。 それで、ものすごい素晴らしいところを見るねん。 技能訓練の制

          ソヴィエト旅行記 アンドレ ジッド著 國分俊宏訳

          動物農場 ジョージ・オーウエル著 佐山栄太郎訳

          「1984年」がすごく面白かったので、また、ジョージ・オーウエルを読みました。 独裁主義とか全体主義国家は簡単に作れるんや。 人間は良かれと思って始めたことを、 いつ悪い方向に、自分だけが得する方向に、 他人からできるだけ搾取することを考えるようになるんやろう? 動物農場 ジョージ・オーウェル著 佐山栄太郎訳 1945年8月17日刊行 日本は1945年8月15日 終戦の日 その2日後に刊行されているんや。 ある農場のお話やねんけど、 農場で働く動物たちが人間に搾取されてい

          動物農場 ジョージ・オーウエル著 佐山栄太郎訳

          売り渡される食の安全 山田正彦著

          日本の食べ物は美味しいので人気がある。 お菓子も美味しいし可愛いのでとても人気や デパ地下の高級なお菓子をお土産に持って帰ると スタッフもとても喜んでくれる。 たくさん買ってかえっても直ぐになくなるよ。 前まで、日本の食べ物は安全で美味しいと思われていたけど、 今は少し違う。 添加物が多いから、安全では無くなったよ。 あんまり、日本人は気づいてないけど、 外国は食の安全には厳しいからね。 食べ物は身体を作っているものやし、 情緒や能力にも影響を与えてる。 自分が何を食べ

          売り渡される食の安全 山田正彦著

          モモ ミヒャエル・エンデ著 大島かおり訳

          児童書のベストセラー「モモ」を読んだでぇ。 読書後の感想は「胸が苦しい」や。 児童書読んで胸が苦しくなるなんて、予想してへんかった。 ミヒャエル・エンデさんは「はてしない物語」も書いてるし、 めっちゃ有名なドイツ人作家。 1929年11月生まれで1995年8月に65歳で亡くなりはった。 1973年「モモ」を発表してはる。 仕事の効率を上げるとか、 無駄をなくすとか言われてて、それが良いことと思ってたで、 そやけど、なんでって考えたことある? それって、労働者がめっちゃ

          モモ ミヒャエル・エンデ著 大島かおり訳

          読書について ショーペンハウアー著 鈴木芳子訳

          ショーペンハウアー 1788~1860 235年くらい前に生まれたドイツあたりの人 まだこの頃はドイツ統一されてないから何人かなぁ 哲学者やて。 読書についてを書いたのは1851年くらいで この頃日本は 江戸時代 12代将軍徳川家慶 著者のショーペンハウアーさんは読書と作家の事について めっちゃ熱く語ってるですけど、 この頃の日本人は読書してたのかなぁ? どんな本を読んでたんやろう 第一章 自分の頭で考える 知識はただ知っているだけやったらあかん! 考えなアカン と出

          読書について ショーペンハウアー著 鈴木芳子訳

          銀河鉄道の夜 宮沢賢治

          *再読してみた。大人になって読む名作、あの時と全く違く感想・・・・なんでこんなに変わってん! 宮沢賢治1896年〜1933年 37歳没 宮沢賢治の話は登場人物のなまえが面白いのを思い出した。 南欧のイメージの名前らしいが、 登場人物のジョバンニやカンパネルラと言った名前でも どうしても、日本人の顔が浮かぶ・・・脳みそ硬いのか、問題やなぁ。 この物語が書かれたのは、1924年〜書き上がるまで、 約10年くらい掛かっているらしい。 1924年って言ったら大正13年で今らか9

          銀河鉄道の夜 宮沢賢治

          1984 年 ジョージ・オーウェル著 新庄哲夫訳

          1984年 George Orwell著 新庄哲夫訳 422ページ ジョージ・オーウェル 1903年〜1950年 46歳没 1984年 1949年 刊行 1949年 昭和24年 日本は終戦から4年、連合国軍占領下の時代 最初Kindleに読み終わるまで8時間と表示されてて、 えー読めるかなぁと思ったけど、頑張りましたよ!! 面白い話やった。  けど、かなり怖い話や。 架空の全体主義国家の話やねんけど。 一部の上層階級が中層階級と下層階級を支配しているねん。 中層階級に対

          1984 年 ジョージ・オーウェル著 新庄哲夫訳