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銀河鉄道の夜 宮沢賢治
*再読してみた。大人になって読む名作、あの時と全く違く感想・・・・なんでこんなに変わってん!
宮沢賢治1896年〜1933年 37歳没
宮沢賢治の話は登場人物のなまえが面白いのを思い出した。
南欧のイメージの名前らしいが、
登場人物のジョバンニやカンパネルラと言った名前でも
どうしても、日本人の顔が浮かぶ・・・脳みそ硬いのか、問題やなぁ。
この物語が書かれたのは、1924年〜書き上がるまで、
約10年くらい掛かっているらしい。
1924年って言ったら大正13年で今らか98年前
そやから、浮かんでくるのは浴衣みたいなん着てるジョバンニと、
ちょっと金持ちぽい感じがする、カムパネルラは半ズボンやね、黒い靴を履いてる。
主人公のジョバンニはめっちゃ貧乏な感じで、
小学生やと思うけど、バイトしてて
病気のお母さんと暮らしている。
おとうさんはいてるけど・・・
遠洋漁業に出てるのか?刑務所に入ってるのか?
どっちかわからんけど、家にはおらん。
ジョバンニは同級生にイジメられているみたいや、
貧乏でイジメられるのは大正時代も今も同じなのか・・・←永遠に無くならんのかなぁ
貧乏やし、忙しいし、お母さん病気やし、お父さん帰ってこないし、目の前真っ暗で、
運命逆転しそうな要素ない感じのジョバンニが牛乳屋さんで待っている時、
同級生たちは、なんか知らんけど、「ケンタウル祭」ってお祭りでみんなで遊んでるねん。
なんで?一緒に遊ばれへんくらい貧乏なのはジョバンニだけなん???
ほかにも貧乏な子いてるやろう
とか思うねんけど・・・・
ジョバンニは色んな悲しいこと考えてたら、銀河鉄道に乗ってた。
銀河鉄道に乗ってきた、「鳥捕り」は働いても、働いても貧乏みたいで、
忙しく働いてるけど、服がボロボロ・・
どっかで搾取されてる?
一生懸命働いてるのに、儲かれへん今の日本人と同じやん。
宮沢賢治は考えてたんかなぁ?98年前から・・・
資本主義の搾取と限界を
ジョバンニは「鳥捕り」をみて最初はなんか嫌いな気分やったみたいや。
一生懸命働いても貧乏のままの大人を見て、
「自分の将来ちゃうの!」って思ったら、そら嫌いなるわなぁ。
ジョバンニはバイトも忙しいし、勉強する時間もないし・・・
逆転チャンス無いもんなぁ ←ホンマ気の毒
そやけど、突然ジョバンニは「鳥捕り」が幸せになって欲しいと思うねん。
ええ子や、心が綺麗や。
それで、「鳥捕り」が幸せにあるために、「鳥捕り」の代わりに
100年続けて鳥捕ってあげても良い気がしてくるねん ←マジかよ。
なんでそんな気持ちになったのかは、
話の中からは読み取られへんけど・・・
「まことのみんなの幸」のために私のからだをお使いください。←サソリの話
銀河鉄道に乗ってるうちに、ジョバンニは
「まことのみんなの幸」を心から願うようになっているねん←サソリをリスペクトやで!
これは宮沢賢治の思想なんやろう
カムパネルラも同じ思いやって。
その後、カムパネルラは友達を助けて死んでしまうねん。
なんかこの展開、納得でけへんかったわ。
これやったら、カンパネルラのお父さんは幸せではないやん。
「まことのみんなの幸」って何?
カムパネルラは「僕わからないって」って言ってた。
わからないまま死んだんかなぁ?
私もわからんわぁ、この歳になっても
列車には他にもいろいろな人が乗っていて、
ジョバンニが自分の気持ちをコントロールでけへんことが悲しく思う。
この繊細さは若い時にしかないんかなぁ?
なんで無くなっていくんやろう?
最後にお父さんが帰ってくる話と、
温かい牛乳を手に入れたジョバンニは胸いっぱいになって、
家に急いで帰るねん。
良かったねと思うけど
カムパネルラが死んだところ引っかかるわぁ
それと「まことのみんなの幸」←これ深いわぁ、いつになったら分かるんやろう。
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