マタイの福音書27:35 ~ 37★2022/01/08掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】マタイの福音書27:35 ~ 37
35 こうして、イエスを十字架につけてから、彼らはくじを引いて、イエスの着物を分け、
36 そこにすわって、イエスの見張りをした。
37 また、イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである」と書いた罪状書きを掲げた。
《参考》
十字架刑
*着物をくじで分ける
十字架刑は、福音書で詳しく解説されていないが、実態は悲惨で、イエスは前半の3時間(午前9時~12時まで)は、「人間の怒り」を経験する。
イエスが十字架につけられたのは午前9時(マコ15:25)で、同じ時刻に、神殿の丘では「過越の子羊」がほふられていた。これ対比で、イエスが過越の小羊とされたことを示している。
マルコによる福音書15:25 イエスを十字架につけたのは、朝の九時ごろであった
十字架につけられた瞬間から、関節が外れ、骨々がばらばらになり、激痛が走る。これは詩篇22:14 の成就。
「私は、水のように注ぎ出され、私の骨々はみな、はずれました。私の心は、ろうのようになり、私の内で溶けました」
罪人の衣服は、死刑を執行した4人1組の兵士の取り分になった。
当時のユダヤ人男性は、通常5つの衣を身につけていた。
①上着
②下着
③ずきん
④サンダル
⑤外套
兵士たちは、①~④をそれぞれ1点ずつ手に入れ、⑤の外套をどうわけるかが問題になった。この外套は、上から下まで全部1つに織った高価なもので、兵士たちは、裂かずに、くじを引いて決めた。
これは詩篇22:18 の成就。
「彼らは私の着物を互いに分け合い、私の一つの着物を、くじ引きにします」
この外套はギリシア語「キトン」と言われいたが、新改訳・口語訳・新共同訳は「下着」と訳した(ヨハ19:23)が、「外套」と訳したほうがいい。
ヨハネによる福音書19:23 さて、兵卒たちはイエスを十字架につけてから、その上着をとって四つに分け、おのおの、その一つを取った。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。
*罪状書き
ピラトは、当時の習慣に従い罪状書きを掲げた。
当時の十字架刑は、4 種類あった。
①I字型
②X字型(ペテロがこの十字架に、逆さまにつけられたと伝承)
③T字型
④十字型
最初の2つは、主にイタリヤ半島で執行されていた使用。
イエスの十字架は、③か④の可能性が高いが、T字型の十字架では、イエスの頭の上に罪状書きを掲げることができないから③の可能性は排除される。
ピラトは、ヘブル語・ラテン語・ギリシア語で「ユダヤ人の王ナザレ人イエス」と書いた。ユダヤ人たちは「彼はユダヤ人の王と自称した、と書いてくれ」と抗議したが、ピラトは無視。
これはピラトが示した小さな抵抗だが、確かにイエスは「ユダヤ人の王」である。
★イエスは、全人類の王として再臨される。
私たちの王となられたイエスを礼拝しよう。
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