出エジプト記34:1 〜 9★2022/08/14掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記34:1 〜 9
1 【主】はモーセに仰せられた。「前のと同じような二枚の石の板を、切り取れ。わたしは、あなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その石の板の上に書きしるそう。
2 朝までに準備をし、朝シナイ山に登って、その山の頂でわたしの前に立て。
3 だれも、あなたといっしょに登ってはならない。また、だれも、山のどこにも姿を見せてはならない。また、羊や牛であっても、その山のふもとで草を食べていてはならない。」
4 そこで、モーセは前のと同じような二枚の石の板を切り取り、翌朝早く、【主】が命じられたとおりに、二枚の石の板を手に持って、シナイ山に登った。
5 【主】は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、【主】の名によって宣言された。
6 【主】は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「【主】、【主】は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、
7 恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」
8 モーセは急いで地にひざまずき、伏し拝んで、
9 お願いした。「ああ、主よ。もし私があなたのお心にかなっているのでしたら、どうか主が私たちの中にいて、進んでくださいますように。確かに、この民は、うなじのこわい民ですが、どうか私たちの咎と罪を赦し、私たちをご自身のものとしてくださいますように。」
《参考》
神の栄光の啓示(2)
*御名の啓示
今モーセは、シナイ山頂で神の栄光を目撃しようとしている。
【主】はモーセに、ご自身の御名を啓示された。
「【 主】は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。『【主】、【主】は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、 恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に』」
神の8つの性質が啓示されている。
(1)最初の4つの性質。
①「【主】、【主】」
これは、契約の神の御名で、神の固有名詞。新改訳は「【主】、【主】は、あわれみ深く…」と、主語であるかのように訳しているが、これ自体が神の性質の啓示で「【主】、【主】」と訳すべき。
②「あわれみ深く、情け深い神」
③「怒るのにおそく」
④「恵みとまことに富み」
創造主がイスラエルの民を通して、ご自身を全人類に啓示している。
神に上記の①〜④の性質がなければ、旧約聖書はここで終わっていたはず、もしくは、人類の再創造が始まっていたはず。
なぜなら、イスラエルの民は滅ぼされて当然の状態にあった。しかし、これら4つの性質のゆえに、シナイ契約の再締結が行われる。
(2)残りの4つの性質。
⑤「恵みを千代も保ち」
⑥「咎とそむきと罪を赦す者」
⑦「罰すべき者は必ず罰して報いる者」
罪を赦す性質は、神の弱さではない。またそれを、罪を犯す口実としてはならない。人が犯す罪は、悔い改めによって赦されるが、罪の結果は残る。
⑧「父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に」
親の悪影響は子孫に及び3代、4代まである。これは、先祖の罪のゆえに子孫が裁かれるという意味ではない。
「モーセは急いで地にひざまずき、伏し拝んで、 お願いした。『ああ、主よ。もし私があなたのお心にかなっているのでしたら、どうか主が私たちの中にいて、進んでくださいますように。確かに、この民は、うなじのこわい民ですが、どうか私たちの咎と罪を赦し、私たちをご自身のものとしてくださいますように』」
ここで出エジプト33:21 〜 23 の約束が成就。
出エジプト記33:21-23 21.そして主は言われた、「見よ、わたしのかたわらに一つの所がある。あなたは岩の上に立ちなさい。 22.わたしの栄光がそこを通り過ぎるとき、わたしはあなたを岩の裂け目に入れて、わたしが通り過ぎるまで、手であなたをおおうであろう。 23.そしてわたしが手をのけるとき、あなたはわたしのうしろを見るが、わたしの顔は見ないであろう」。
モーセは、神の背中を見た。モーセは地にひざまずき、伏し拝んだ。
①民の咎と罪が赦されるように
②民が神の所有物となるように
③神と民の関係が完全に回復されるように、と祈った。
★神の8つの性質について黙想し、御名を称えよう。
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