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カウンセリングレポート NO,2

第二回目のカウンセリング

前回から約2週間あいて、第二回目のカウンセリングです。
1回50分・8000円、今回も電話でお願いしました。
2回目は特に事前のやり取りもなく、前回のカウンセリング時に次の予約を取っただけでした。
あまりにも何もやり取りしなかったのでちょっと不安でしたが、
時間ぴったりに電話が来て、安心できました。
電話がきちんと来ることがわかれば、事前のやり取りがないのはわたしにはすごく気楽だったので、次回もこんな感じで待っていようと思います。

直前になって話したいことがわからなくなってしまった

前回同様、2週間の間に話したいことや今までの記憶の振り返りを数日おきにやっていました。

・実家の家族にまつわる記憶の整理や、感じたこと、改めて今感じること
・それぞれの人物像や言動
・わたし自身のこと
・両親と祖父母の関係性

やっぱりB5ノート数ページにわたりました。
ただ、いざカウンセリング前日に「明日は何を話そう」と思ったときに
話したいことがわからなくなってしまったのです。
なんというか、わたしはどこへ向かっているんだろう、というような所在なさに急に襲われた感じ?
うまく言えませんが…。仕方がないのでその通りにカウンセラーさんに伝えることにしました。


話したことやカウンセラーさんの反応

まず話したことは、前回の振り返りでした。
「前回のカウンセリングが終わっていかがでしたか?」
と質問してくださったので、

・問題の原因が、わたし個人の問題でなく、両親との”関係性”にあると言ってもらって少し明るい気持ちになれたこと
・前回の終わりにカウンセラーさんに言われた
「(わたしが)自己主張が苦手」という言葉を受けて考えたこと
・2週間いろいろ考えたけど、最終的に今日何を話せばいいのか、
どこをゴールにすればいいのかわからなくなってしまったこと

などについてお話しました。


カウンセリングで何を話せばいいの?

カウンセラーさんに率直にぶつけてみました。
今後の方向性や、自分の目標・ゴールのようなものをどうやって持ったらいいのか聞いたところ

聞いている限り、生きづらさの根本は実家の家族との関係にあり、
その人たちとの関係や出来事を繰り返し話すことで、何か自然に気づくことがある。その気づきを繰り返していくうちに、自らの人との関わり方に変化が訪れる。自分で気がついていくことが大事で、話す内容自体がとりとめのないことでも気づきにつながる可能性がある。今困っていることを話していくと、自然と家族の問題に結びつくと思うし、そのことで家族における、自分の立ち位置が見えてくると思う。
(要約)

というような返答でした。
「(実家の)家族における自分の立ち位置がわかる」
という言葉は、よくわからないけどすごくいいな、と思いました。


「自己主張」について

noteには書かなかったのですが、前回のカウンセリングの終わりがけに
カウンセラーさんに

「(あなたは)自己主張が苦手なのかな」

と言われて、実はちょっと反論していました。
今現在の悩みとしては、”わたしの主張することが、両親にまったく受け入れられない”ということだったからです。
受け入れられていないかもしれないけれど、わたしはきちんと自分の意志を伝えている、という自負がありました。
そう、自負です。
裏を返せば、かなり強い意識を持たないと意思表明ができないのです。
それは両親が本当に強く強く言わなければ聞く耳を持たないせいだ、と思っていました。

しかし、過去を振り返ると

・両親だけでなく、過去の恋人や友達にも「NO」が受け止められていない
・学生の頃はずっと、優等生として特に何も主張することなく生活していた
(特に不満や不自由を感じたことはなかった。やりたいことも、主張したいことがなかった気がする)
・社会人になって痛い目にあいそうになり、自己主張の大切さを知った
・主張をするときはとても緊張するし、何度もシュミレーションする。ときどき引き際がわからなくなることがある(酷いときは感情的になってしまう)

なんともまぁ不器用な自己主張だなぁ、と自分で思いました。
得意か不得意か、で言ったら不得意だし苦手ですよね。
きちんと自己主張しているつもりだったし、主張が弱いと他人に言われたことがなかったので、「苦手だったんだ~」と思うと不思議と楽な気持ちになりました。

苦手なんだってわかっていれば、取り組み方を変えられる、というか見方を変えて対応できる、というか。うまく言えません…。


カウンセリング後の気持ち

50分のカウンセリングのうち、前半は、前回の振り返りや、何を話せばいいのかわからなくなったことなどを話しました。
後半は、家族での自分の立ち位置を知りたいな、と思ったので、
主に心の負担である母の話をしました。
それから母方の祖母の話も。

母の言動や祖母と母の関係性から見えてきたのは、
母の、見捨てられる不安・他人の目が怖いなどの人間性です。
これにはとてもとても驚きました。
だってわたしの母は

「わたし、変わってるって言われるのが好き」

と何度も公言していたし、奇抜なアクセサリーを身に着けたり、不思議ちゃん的行動を取って周りの人に何か言われたときに、「うちのお母さんは変わってるから」と苦笑して言うのがわたしの、わたしたち家族の、あきらめの決めゼリフだったからです。
でも、今回見えてきた母の人間性を踏まえると、わたしが長年モヤモヤしていた、理由の見えないわたしを否定する言動や、酷い過干渉の謎が見事に紐解けてしまえたのです。
あれもこれも、あっあの時も???これもそうかー!!
と記憶の中からポロポロぽろぽろ出てきました。

わたしは無意識に母の言葉を信じ込んでいて、
彼女がわたしにしてきた数々のトラウマ級の出来事は、わたしのことを考えてのことであり、もっと複雑で、特別な理由があるんだ、だからいくら考えてもわたしには理解できないんだ、
というようなことを長年考え続けてきたので

・子ども(わたし)に見捨てられる不安
・他人の評価が怖い

という単純で、普通で、誤解を恐れずに言ってしまえば取るに足りない理由で理解できてしまったことに、思わず笑ってしまいました。
くだらなくて、そんなことで傷ついてきた自分がみじめでかわいそうで笑いながら泣けました。本当にたぶん生きてきて初めて、心から自分がかわいそうに思えました。

これを書いている今は、
母の言動の理由が、あまりに自分本位で、わたしを、わたしの母への愛情をまるで無視していて、
それについては深く考えると怒りが沸いてくるような気持ちがします。

これで納得できるかどうかは人によって違うかも知れませんが、
顔がそっくりなのに、実は血が繋がってないんじゃないか、と心の底で不安に思っていた子どもの頃の気持ちが「こんなくだらない理由だったんだ、なぁんだ」と少し救われた気持ちになりました。


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