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アプリ経由で約10億円売上&再注文率アップ ABインベブのB2B発注プラットフォーム

▼クライアント
Anheuser-Busch InBev (アンハイザー・ブッシュ・インベブ)様
https://www.ab-inbev.com/

▼業種
食品飲料・たばこ製造ビール

▼サポート内容
酒類発注プラットフォーム『TapWiser』( iOSAndroid)のリサーチ企画設計デザイン開発

▼DXの分類・目的

派生事業(既存市場×新規資産)新製品・サービスの開発業務効率化

▼キーワード
アプリ開発UXデザインUIデザインデザインスプリントアジャイル開発ローカライズ|グローバライズ

世界最大手のビールメーカー「アンハイザー・ブッシュ・インベブ(以下、ABインベブ)」。バドワイザーやコロナビールをはじめ、約500ブランドの酒類を製造・販売しているグローバル企業だ。

モンスターラボは、同社が提供する酒類発注プラットフォーム『TapWiser』のリサーチからプロダクト開発までの全工程を担当した。

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■課題

世界各国で11万人超の営業社員が活躍するABインベブ。顧客からオーダーを受けた際は、営業担当が電話やメールなどを介して個別対応してきた。その際、顧客によってオーダー方法が異なることから、社内システムの入力作業に工数がかかることが問題となっていた。

業務効率化を図るため、過去3度にわたってB2B発注用のデジタルプラットフォームを開発。しかし、顧客に定着しないなど期待した効果を得ることができなかった。

新しい発注プラットフォームは、顧客ニーズに沿ったソリューションであることはもちろん、グローバル展開を見据えた柔軟性も求められていた。

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■ソリューション

モンスターラボは、ABインベブの営業社員や顧客などのステークホルダーへインタビューを実施。デザインスプリントを活用しながらアイデア出しや仮説検証、要件定義、モックアップ作成などを行った。

パイロット版アプリは、ニューヨークにある複数のバーで試験的に導入。ユーザー中心設計を実現するため、顧客の声をもとに改善を繰り返し、徐々にプロダクトの精度を高めていった。

グローバル共通のプラットフォームとして課題となったのは、機能のローカライズ。空き瓶のリサイクル方法や配達予定日の設定など、国や地域によって大きく異なる機能面のニーズは、アーキテクチャを考慮することで対応。地域ごとに必要な機能をON/OFFできる仕様を実装した。

同時に、各ローカル拠点で企画したバイヤー向けキャンペーンの実装に対応できるフレキシブルな仕組みを取り入れた。

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■結果

業務効率化により営業社員のリソースを削減するとともに、顧客はプラットフォームを介してダイレクトな発注が可能に。発注時に商品のラインナップを見ることができる、伝票などの書類をデジタル化できるといったポイントも好評を博した。

このユーザビリティの高さを踏まえ、プラットフォームを利用する顧客が増加。リリースからわずか3年で目標としていたユーザー利用率を達成したほか、競合他社のソリューションと比較して再注文率が大幅に向上した。

現在、アプリ経由での販売額は1000万ドル(約10億円)に成長。ABインベブのグローバル戦略の要を担っている。

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(情報公開日:2021年6月4日)

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