自己紹介
こんにちは!DINETTE(ディネット)株式会社、代表取締役の尾﨑美紀です。
今回は3作目のnoteになります。
先日、Amazon Prime Videoで配信予定の『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の“2代目バチェロレッテ”に選ばれたことが発表されました。ぜひ配信をたくさんの方に観ていただけますように!
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2をきっかけに、私のことを知ってくれる方もいるのではないか。そう思い、改めて「私はどんな人か」「DINETTEは何の会社か」「DINETTEは何を目指しているのか」といったことをまとめてみました。少し長いですが、このnoteを読んで、私のこと、そして私が人生をかけてやっている会社について知っていただけたらとても嬉しいです。
私について
1993年名古屋出身です。弟と妹がいます!
趣味はピアノ・バイオリン。あとは小さい頃から長くバレエなどもやっていてずっと芸術が好きです。(今は辞めてしまってるので身体が固くなってきたりしてますが笑)
改めて自己紹介すると何を書くか迷うけど、性格はぜひ旅の中で知っていただきたいなと思っています🌹
DINETTEってどんな会社?
私が経営しているDINETTE株式会社はコスメブランドと美容メディアを展開するスタートアップ企業です。大学4年で起業し、最新のコスメ情報や日々の美容の悩みを解決するためのコンテンツを提供する美容メディア『DINETTE』を2017年4月から運営しているほか、2019年2月からはコスメブランド『PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)』を展開しています。
PHOEBE BEAUTY UPは美容メディアを運営する中で、ユーザーの方々から集まった声をもとに立ち上げたコスメブランドです。現在まつ毛美容液や毛穴美容液、酵素洗顔など5つのスキンケア商品を展開しており、今後はメイクアッププロダクトも展開していきます。2021年11月には有楽町マルイ1Fに店舗もオープンしています。ありがたいことに、ローンチから2年で年商15億円のブランドになるなど右肩上がりで成長中です。↓前回のnoteはここから。
2022年3月には、総額8億円の資金調達も実施しました。 PHOEBE BEAUTY UPをアジアを代表するビューティーブランドにしていくため、アジア圏でのマーケティング活動にも積極的に投資していければと思っています。またPHOEBE以外の新しいブランドも今年から展開していきます。
“ワクワク”を求めた先にあった、「起業」という手段
私がDINETTEを創業したのは、大学4年の2017年3月のこと。もともと「起業しよう」と思っていたタイプではなかったです。高校まで美容に疎いタイプでしたが、大学生の頃に芸能活動をしてヘアメイクさんにメイクをしてもらうことで美容が好きになっていきました。
短い期間でしたが、芸能活動は刺激が多く、常にワクワクしていました。大学を卒業した後もそんな仕事をしたい──そう思い、多くの人たちと同じように就職活動をしていたのですが、自分の中で「これだ!」と思えるような仕事に出会えなかったんです。
そうした中「起業」という手段が自分の中で生まれ、自分ならどんなことができるのかを考え始めました。興味のあった美容のジャンルでコスメ作りたいなと思ってましたが、いきなりローンチしても売れないだろうな。。という思いからまず美容コミュニティを作ることに注力しました。起業の初期の話はここから↓
当時は、レシピ系の動画メディアなどが流行し始めたタイミング。美容系の動画メディアもいくつかありましたが、いちユーザーとして「もっとわかりやすい動画があったらいいのに……」と感じることも多くありました。であればと思い、友だちに協力してもらいながらメイクの基礎が手軽にわかるハウツー動画を撮ったり、自分でアイメイクしているところを撮ったりして、Instgramなどにアップしていったんです。
それが結果的に、今の美容メディアになっています。最初はひとりでコツコツと投稿していたのですが、途中からメンバーにノウハウを引き継ぎ、現在美容メディアのInstgramのフォロワー数は約33万人になっています。
メディアの運営を経て、コスメブランドの立ち上げへ
美容メディアは順調に成長していき、単体で収益もあげられるようになっていきました。そして2018年メディアで得たユーザーの声をもとに、ずっとやりたかったコスメプロダクトを開発することにしました。
こうして、2019年2月にPHOEBE BEAUTY UPをリリース。第1弾の商品として、まつげ美容液を販売しました。もともと、まつげに関しては『すっぴんでも目を大きく見せたい』『もっと長く濃くしたい』というメディアユーザーのニーズが顕在化していたこともありましたが、開発当時は市場がニッチでした。「お気に入りのリップは?」と聞かれたとき、1〜2つほど答えられる人は多いと思いますが、「お気に入りのまつげ美容液は?」という質問にすぐ反応できる人もほとんどいません。そうした背景もあり、最初にまつげ美容液を選びました。
まつ毛美容液はコロナ禍の影響もあり、想像以上の売り上げを記録しました。感染拡大防止の観点から日常生活でマスクをする人が増え、メイクをする必要がなくなったことでリップなどの商品の市場需要は落ち込みましたが、目はマスクで隠せません。結果的に、目だけはケアをしたいという人が多くなり、まつ毛美容液がヒットしました。
その後も、毛穴美容液や酵素洗顔、化粧水、クリームなどスキンケア商品を中心にラインナップを拡大。全国のロフトやプラザなど取り扱い店舗数も3000店舗まで広がっています。今後も多様なブランドを多数創出するため、商品開発に投資を行っていく予定です。
私達のブランドの商品を使っていただいたお客様が、自分の悩みを解決できることで自分のことをさらに好きになり自分に自信を持っていただく。その結果、仕事もプライベートもさらに輝き、女性の力で社会を元気にしていけることが会社としてやっていきたいことです。
女性活躍を当たり前の社会に
ここまで見るとブランド事業は順調に成長していますが、ここまで順風満帆だったわけではありません。資金がショートしかけたり、経営がうまくいかない時期もたくさんありました。特に2021年は会社のフェーズが変わるタイミングで創業メンバーが数人辞めてしまうなど、経営者としての未熟さを感じました。この時は起業して以来こんなに辛いことはなかっただろうと思うくらい落ち込みました。
私は2021年の初めに「女性最年少上場」を目指すことを決めました。
上場はあくまでも通過点で、さらに今後も長く続く会社にする、そして長くお客様に愛されるブランドを作っていくという思いが根本にあります。しかし、もう1つ理由があります。
女性起業家が成長する過程で、過去の慣習や女性という立場への理解の欠如も少なくなく苦労をしているの で、より多くの女性起業家達に勇気と、一緒に成長する機会を生み出していきたい。結果を出したら出したで「どうせ偉い人と寝てる」などのコメントも、見た目と年齢で判断されて書かれることもありました。経営に限らず、女性の活躍がまだまだ日本はポジティブに見られないところがあるなと思いました。(この課題については本当に周りの女性経営者とよく話します)
女性の起業家を取り巻く環境を変えるには、明確に結果を出すことが必要だと思いました。それが「女性の最年少上場社長」だったんです。これが実現できれば、女性起業家やフェムテックへの視線や考え方も変えることができ、これから起業を目指す女性のロールモデルにもなれるのではないか、と。下記のツイートにも書いてますが、上場だけが大事なのではなくて上場して結果を出したり影響力を持つことで耳を傾けてくれる人が増えること。そしてその結果女性の活躍をポジティブにしていける社会を作りやすくなることが大事だと思っています。
上場を目指す中でこれまでとの方向性の違いから、上述したように初期メンバーが数人辞めてしまいました。当時はとにかくショックが大きくて。「なんで思いが伝わらなかったのだろう」と思いましたし、自分自身の不甲斐なさにメンバーの前で泣いてしまいました。それを見た、他のメンバーのみんなが「私たちが助けますよ」と言ってくれて。
当時は未熟さを感じるばかりでしたが、この出来事が私にとっては大きな転機となりました。そこから自分の向き合い方やマインドも変わり、組織は大きく変わっていきました。組織が強くなったことで、今回『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に参加しても大丈夫だろう、と思うことができました。改めて、旅への参加を応援してくれたメンバーには感謝しています。本当にありがとう。
今まで、上場は敷居の高い夢物語だろうと思っていました。ただ、この5年奮闘してきて、今の成長率や今の会社のチームなら「達成できるかもしれない」という自信がついてきました。
今のDINETTEは上場を本格的に目指していく“第2フェーズ”です。たくさんのお客様に喜んでいただけるプロダクトを作り続けていくことで、売上高は今期で年商30億円弱、数年以内には100億円まで成長させていきグローバルブランドになるべく成長していきます。
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2
さて、最後になりましたが今回の旅について。
参加に関してはすごくすごく悩みました。ただ結果として色々な覚悟を決めて参加を決めました。「会社は任せてください!」と旅に参加することを応援してくれた会社のメンバーにすごく感謝をしています。
起業してから仕事にすごく没頭し続けてきたので、こんなに自分と向き合って恋愛だけに没頭でしたのは起業して以来久しぶりです。男性メンバー達それぞれとの出会いを大切にし、”幸せになること”を最後まで諦めずに旅に参加しました。仕事を日本に置いて、一人の女性として真剣に愛に向き合っている私の旅を通して、何か感じていただけるものがあると嬉しいです。
ぜひ配信をたくさんの方に観ていただけますように。7月7日より配信スタートです!
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