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繊細チンピラが、思考の歪みを整えてハッピーになるまで。#1-2 〜自分の歪み特性を知る②〜

※このnoteは、繊細チンピラの私が思考を整え、ハッピーなるまでの奮闘記をお届けする連載マガジンです。
ぜひ、これより前のお話もあわせて読んでみてください( ¨̮ )

②自分は見下されている、バカにされていると思い込む

身内だろうと他人だろうと、まわりにいる人間は「私を見下している」を大前提に考えてしまう癖があります。
昔に比べればマシになったとはいえ、この思考に関しては、正直なところ今も完全に抜け出せてはいません。

これまでnoteでは何度かお話してきましたが、私は人とコミュケーションをとったり人間関係を構築することに苦手意識を持つ、いわゆる「コミュ障」です。

苦手といっても「人が嫌い・関わりたくない」と思っているわけではなく、むしろ色々な人と仲良くなりたい気持ちは強いのですが、いつもうまく関係を作れずに悩み、ストレスを抱えてしまいます。

「自分は見下されている」という思考は、私が抱える数ある「歪み」の中でも特に厄介で、コミュ障に拍車をかけています。

心に歪んだフィルターをかけてしまっているため、相手の言葉や行動の意味を湾曲し捉えてしまうのです。


ここで、私の黒歴史をひとつ紹介します。

私が今の彼氏と付き合いはじめて、3年ほど経ったときのこと。彼の両親と一緒に食事にいきました。そのとき私は、彼のお父さんにケンカを売ってしまったのです。

ちなみに、彼の両親に会うのはそのときが初めてではありません。

当時、私と彼は大学4年生。
他愛もない雑談から、なんとなく話題は卒業後の進路のことへ移ります。

「うちの息子は、楽をしているように見えるかもしれないが、昔から本当によく頑張っている。
みきちゃんも諦めずに頑張れ!!」


彼のお父さんから言われた言葉。
今思い返せば、なんてことない応援のメッセージです。
でもそのときは、私の中でなにかがプツンと弾けてしまったのでした。


じゃあ、私は彼と比べて努力が足りないと言いたいのだろうか?

私だって頑張っている。彼と同じくらい、いや、負けないくらいずっとずっと頑張っている。
今上手くいっていないことがあるからといって、彼に負けてるだなんて思っていない。


大泣きしながら、そんなことを言い返してしまいました。もう、最悪です。これぞ繊細チンピラの典型例。
誰も私を責めてなんかいないのに、勝手に責められた気分になって、ご両親にも彼に対しても、失礼極まりないですね。


あれこれ悩んでいた当時の私は、自分の口から進路や現状を積極的に話すことはなかったのですが、きっと彼から色々聞いていたのでしょう。

私を勇気づけ、応援する意味で言ってくれたはずなのですが、歪んだフィルターが掛かっている私の心には、その応援の言葉すらも「攻撃」として入ってきたのです。


また、心にフィルターが掛かっていると、周囲の人がくれる素直な誉め言葉は一切入ってこなくなります。

「真面目だね」と言われれば「つまんないってことかな」と捉え、「努力をする天才だね!」と言われれば「潜在的なセンスはないということだよね」と捉える。
もしくは、「きっと気を遣ってお世辞を言ってくれているのだ」と勝手に傷付き、自己肯定感を下げてきました。

今でこそそんな自分を反省できるようになりましたが、昔の私は「自分以外みんな敵」と本気で思っていたのだから、恐ろしい話です。

これでは、人間関係も上手くいかないわけですね。


ちなみに、このような思考が染み付いた原因についてはかなり心当たりがあるのですが、それは第2章でお話することとします。


次の話▼

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