繊細チンピラが、思考の歪みを整えてハッピーになるまで。#1-5 〜自分の歪み特性を知る⑤〜
⑤「いい子」と「目上の人」が苦手
1-2でも触れましたが、私はコミュ障な性格に加え、心に歪みフィルターがかかっているせいで、人間関係を構築するのがとても苦手です。
今でこそマシになったものの、昔の私は人間関係に悩んだり、モヤモヤ・イライラするのが嫌で、人と関わる・人と一緒になにかをすることが大嫌いでした。
星の数ほどいる人間の中で、私が特に苦手意識を感じてしまうのが、いわゆる「いい子」と「目上・歳上の人」。
この2つタイプの人のそばにいると、自分がどんどんダメなヤツのように感じてしまい、劣等感からより攻撃的になってしまう時期がありました。
まず、「いい子」。
なにをもって「いい子」というかは難しいところですが、控えめで他人を優先できるような、みんなから「優しい子だよね」「本当にいい子だよね」と言われているような人の傍にいるのが、本当に苦手でした。
なぜなら、私自身がまったくいい子ではないからです。
マガジンをここまで全て読んでくれている人ならお分かりかと思いますが、歪みまくっている私は、お世辞にも性格がいいとは言えません。
自覚があるなら自分自身の性格を見つめ直す努力をすればいいものの、昔の私は自分が悪いだなんて認めたくはない頑固者だったので、心の中で必死に「いい子」の評価を下げていました。
本当は思ってないこと言ってるんじゃないの?
「みんなに優しい」なんて、あるわけないじゃん。本心で思ってること言わないなんて、偽善だよ。
そんな酷い言葉を、心の中で唱えてしまったこともたくさんあります。
そして、もうひとつ苦手なのが「目上の人」。
昔から歳下には懐かれやすいのですが、歳上からは可愛がられないことが多いです。
ただそれも、紛れもなく自分のせいなのですが。
自分より社会的に立場が上の人・歳上の人に対しては、初対面だろうとそうでなかろうと、無条件に身構えます。
こちらも1-2で触れたように、「人は自分を見下している」という大前提があるため、自分より立場が上(と私が認識している)人をものすごく警戒します。もちろん、無意識下のことなのですが。
要は目上・歳上が、ものすごく怖いのです。
ですが、怖がる気持ちとは相反して「言いたいことをハッキリ言わないのは悪いこと」という謎のポリシーを発揮し、内心ビビりまくりながら先輩や先生・上司に反発することも多々ありました。
これでは、目上から可愛がられるはずがありませんね。
正直、目上・歳上が怖いという感情は、今も克服できているとはいえません。
社会人になると「学年」という概念がなくなるので相手の年齢は分からないし、初対面の人がどういう立場なのかも分からない。
そもそも年齢とか立場なんていうものどうでもよくて、まずはなにより1人の人間同士としてのコミュニケーションを大切にすべきなのに、どうしてもそれが上手くできないのです。
次の話▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?