「能 狂言『鬼滅の刃』」と琵琶湖疏水めぐり

京都に行って参りました!!!!! 旅のメインはお能の観劇と琵琶湖疏水巡りです。

1)「能 狂言『鬼滅の刃』」
Twitterで流れてきた野村萬斎氏ビジュの無惨さまにハートを射抜かれ、「これは観なきゃ!!! 能、ぜんっぜんわからんけど!!!」と観に行きました、京都まで。
なお、地元名古屋公演もちゃんとあります。しかし名古屋公演のチケットを逃すとあとは神奈川公演しかありません。絶対に観たい、もし京都でチケットが外れたら別の場所の公演に行こうと思い、しょっぱなの京都公演に申し込みました。怖くないですかこの執念。
全然わからんが野村萬斎氏ビジュの無惨さまが観たいという執念だけで伺った公演、めっちゃ良かったです。

・開演前に「能が全然わからん勢」にやさしい公演公式パンフレット(不織布バッグ付き)をご購入ください。読んでおくと「あーーーそういうことーーー!」と超わかりやすいです。
・以下、自ツイを引用します。太字をつけました。↓

(´;ω;`) 日本のミュージカルなわけ 「引き算のミュージカル」なの、わかる…? 地謡=劇伴兼効果音 囃子方=ナレ兼副音声 だった 親切な設計だよ、大事なことは2回言うし! あと最初に名乗るし! ほいで引き算のミュージカルなのね でも鬼がさー 鬼は凄かったのよ…!!!

(´;ω;`) 手鬼はキメステを超えたとおもう キメステはキメステで良かったけども 累くんも(他のキャラも)エッセンスの凝縮!って感じで、単なる模写じゃない感じが何かこう…「めっちゃ似ている再現度」とは違う方向性なのに感動する キャラの核を掴んでいるというか

(´;ω;`) もともと野村萬斎氏ビジュの無惨さまを観に行ったわけ 無惨さまが良かったーーーー という感想を上回り全体が良かったし皆さま良かった 野村萬斎氏ビジュの洋装無惨さま、あれは何というか「サービス」ですよね… 笑 萬斎氏は敢えて上げるなら松右衛門がすごかった

・「洋装無惨さまはサービス」だと思います。笑 萬斎氏、よくわかってらっしゃる……。
・全部すごかったんですが、特に鬼はキメステ(2.5次元ミュージカル)を超えたと思っています。
・萬斎氏、シンゴジのゴジラの中の人をやっており、「ゴジラも『怒り』の存在だから、怒りを秘めた無惨さまの佇まいは当たり役なのでは」と想像し観に行ったものの、この予想はちょっと外れました。怒りを秘めた佇まいがうまいんじゃなく、「静かな佇まい(ほぼ動かない)に感情を入れた演技が抜群にうまい」が正確なところです(その中に「怒り」の感情もある)。更に言うなら「そういう演じ方が能楽師の特徴」なので、能楽師として素晴らしい萬斎氏の得意とする演技なんだなと腑に落ちました。ということでシンゴジのキャスティングに拍手。
多分、「全然動かない・動けない役」でも最高の演技をしてくださると思います。そういうの観たい〜。

京都公演以外の申し込みが始まっているようですので、気になった方はぜひ観てみてください。

2)びわ湖疏水船
びわ湖疏水船に乗ってきました!!!

びわ湖疏水船とは:
明治期に琵琶湖の水を京都まで送るために造られた水路、琵琶湖疏水を専用の小さな船で巡る観光。昭和の中頃に琵琶湖疏水の水運が途絶え、近年有志によって船が復活してからまだ6年、しかも春秋限定の運行で船がすごく小さい(琵琶湖疏水が狭く水深が浅い、それでも上下ですれ違えないため便数も少ない)ため、地元の人にとってもめっちゃレアな存在。

超おすすめです。しかし上記の通りお席がかなり限られていますので、時期によっては争奪戦です。おすすめはこのシーズン。琵琶湖疏水の周りが桜と紅葉の名所のため、穴場であるGW明けの「新緑」の季節が申し込みやすいと思います。新緑も、うっかり魂が抜けそうなくらいに綺麗です。

今回乗船したのは蹴上から大津までの上り便です。上り便は流れに逆らって進む必要があるため、スピーディーに進みます(くだりはのんびりのようです)。トンネルの中がめちゃんこ寒かったです。暑がりなのに!

・京都から大津までの美しい景観を琵琶湖疏水から眺めたい方
・明治期の熱い歴史を知りたい方(ガイドつきです)
・楽しく観光したい方(船は楽しい……!)
・たまには変わった京都観光がしたい方

ぜひチェックしてみてください。

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