「鬼滅の刃」吾峠呼世晴原画展@名古屋

※東京、大阪までミュージカル「鬼滅の刃」(通称キメステ)を観に行ったことのあるガチヲタの感想です。ご了承ください。

前置きに書きそびれましたが「鬼滅の刃」吾峠呼世晴原画展、2回目です。おかわり鑑賞!!! なお1回目は東京会場でした。
2回目、行って良かったです。
他の来場者の中にも、他会場経験者や名古屋会場でのおかわり組がいる模様。なんぼでも観に行って良いですからねこういうのは。

知らない方にざっとご説明。
タイトルにある通り、漫画家吾峠呼世晴先生の原画展なんですが、展示されているのは「鬼滅の刃」オンリーです(初期の短編はなし)。
生原稿と複製原画、世界観を再現した造形物が拝める展覧会となっています。写真撮影は不可で、入り口のキービジュアル、入り口すぐの造形物のみ撮影OKです。

・東京会場と違うのは無限城の再現がなかったところ(東京会場はここも撮影OKだった)
・東京会場と比べ、圧倒的に来場者が少ない(制限しているのもある)!!!!! むちゃくちゃ鑑賞しやすいです
・構成の大筋は東京会場と同じ(のはず)
・↑ざっくりとキャラごと、関係性ごと、最終決戦でテーマが分かれています。関係性と最終決戦のところから案の定泣きました
※東京会場では啜り泣いてるファンが結構いました
・絶対に泣くに決まっとるやん、という最終決戦のところはほぼ全ページ展示しているのでは? 初めて読んだ時の心が震える感動が蘇って、もう……もう……
・ということで原作を読んでいるガチヲタ向けです。アニメ派には盛大にネタバレしております
・じっくり2回目を鑑賞させていただいて、吾峠先生、めちゃくちゃ構図がうまいなーーーと改めて感じました。特に那田蜘蛛山編
・描き慣れていらっしゃらない初期の頃は正直苦手な絵柄だったんですが、途中から「きれい」「かわいい」「うま……マジでうまい……」という圧倒的画力に進化されています
・終盤のしのぶちゃんのお顔なんか可愛すぎてどうしていいかわからない
・原画でざーっと物語を追って、改めて「人の想いは永遠」というテーマが心に沁みました
・↑煉獄瑠火(炎柱煉獄杏寿郎の母)が病床から幼い煉獄さんに語りかけるシーン、以前は「幼い子を遺して逝くこと、その子が柱になれば若くして亡くなる可能性があること、親としてつらいだろうな……」と思っていたんですが、おそらくそれは違って、あの凛とした表情と「強く優しい子の母になれたことが幸せ」という言葉通り、「炎柱の想いを繋ぐ母になれたことが幸せ」なんだろうな、この人も自分を犠牲にできる強い心の持ち主なんだろうな……と何となく感じました。書いててまた泣いちゃう
・じっくり鑑賞できたので、明らかにベタの塗り忘れ1点(炭治郎の羽織)、トーンの指示があるのに貼り忘れ1点(モブの着物)を発見して、ふふっとなりました。原画のこういうところが好き!!!!!

コミックスを読んでいると世界観に没頭して、つい「人の手で描かれた物語」であることを忘れてしまいます。
「るろうに剣心展」(これも東京に観に行きました。ヲタですね)でも本当にびびったんですが、「これ、週刊連載してたんだ……」というのは原画展でよーくよーく実感できる奇跡だと思います。

原作読了派にしかオススメできませんが、日本が誇る作家の貴重な原画が拝めるまたとない機会ですので、ぜひぜひ足を運んでみてください。

【補足】
・入場時は整理番号順に整列
・会場は2階に分かれており逆流禁止
・階の移動時に使えるトイレがあります
・物販は1チケット1会計のみ
・コラボカフェはなし
・平日の混雑具合で鑑賞時間約2時間

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