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南条 イオ
2022年11月27日 18:51
①虹にさわる生まれ育った「姿見の池」での話。大人の足で3分ほどで周れる位の大きさの池は、鯉や蛙が多く棲み、岸辺には花菖蒲の茂みがあった。ある日その池の小さな橋に、それこそ3メートルほどの長さの虹がかかったことが一度だけ、ある。父系一族で住んでいたので皆出てきてわあわあと見ていた。3つだった私は、虹が生えている池の岸辺を見ていた。どうやって生えているのだろう?私はトコトコ歩いて行っ
2022年11月23日 09:50
こんにちは。雨ふりの休日は憂鬱?雨音の不規則なリズムで、踊りたくなってフニフニとベッドから起き出した。何をしよう。どんな日にしよう。熱いコーヒー、温かいお料理、雨に合う音楽を聴いて。まずはビル・エヴァンス。それから1920年代のジャズ。雨はふしぎ。喉が渇いた、と水を飲むけど、外に出て上を向いて口を開けるわけじゃないでしょう?昔々、川や泉に行って。できたての酸素みたいに澄んだ水を飲
2022年11月11日 09:12
風の強い日。一人歩いていた。体がヨロヨロするほどの強風。ふと。前に2、3歳くらいの女の子と若いお母さんが歩いていた。女の子は強風に大はしゃぎ。帽子を飛ばされそうになってきゃあきゃあ笑ってる。ママも一緒に笑ってる。女の子が笑いながら叫んだ。「飛ばされちゃうー❗️」ママがおかしそうに言った。「ねー。飛ばされちゃったらどうしようねー」女の子はこともなげに笑って答えた。「飛ばされ
2022年11月10日 08:58
忘れるのは嫌だから書いておく。私の敬愛する者たちのことを。前職の二人の上司、そして一人の最古参の先輩。全員女性だったが、彼女たちにはある共通があった。一つ、愚痴をこぼさない。一つ、誰も何も否定しない。一つ、仕事は勿論完璧最速。一つ、自分のことはいつも後回しで他人のケツ持ちを嫌がらない。一つ、めっちゃ明るい。一つ、分かりやすく優しく、信頼しながら教える。一つ、神秘的なものにある