【詩のようなもの6編】終点の先へ
【終点の先へ】何処が終点か誰も知らない
意味を求めず走り始めて
人が変わり路が続くのは
心の置き場所が生まれて
見たい未来がまだここじゃないと
記憶の残り香が呼んでいるから
再び旅に出よう
遠く鳴る汽笛に合わせて
終点と思ってた場所から
その先へ逃げてしまえばいいよ
【型を変える日】雑音と憎悪に負けそう
落胆に寄せる肩はなく
泣き方一つ型に嵌る
戦い方も逃げ方も忘れ
布団の形した沼に沈み
ダウングレードの連続
何かに打ち込んで見失なう互換性
道具を手放して簡略化する機