青空宮庫

詩のようなもの イラスト 雑記

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  • 【Water note】詩関連〜

    主に詩のようなものをまとめています。

  • 【Palace note】イラスト関連〜

    主にイラスト関連をまとめていきます。

  • 【Blue note】日記関連〜

    主に日記、雑記等をまとめています。

記事一覧

【詩のようなもの】 続く夏の夜

自分の痛みに鈍感で 人の痛みに敏感でいられたら 街の風は緩やかになると思ったのに 昨日より強い熱風が心へ吹き荒ぶ 夏はまだ終わらないよ 何も成し得てないから 昔書い…

青空宮庫
1日前
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【詩のようなもの】 どっちにしろ

本当のところこういった訳で 今の結果になった そう説明したところで君はこう言う 「どっちにしろお前が悪いんだ」 その通りだけどそうじゃない どっちにしろ無駄に終わる…

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2日前
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【詩のようなもの】 迷彩

空足を踏んでは生まれる迷彩色 悩みの坩堝を避けて 愛や恋を日常に取り入れる それを普通にしている鮮やかな四季彩 悩むこと自体を贅沢だと誰かが言う 二の足踏んで他人の…

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4日前
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【詩のようなもの】 川のような心

静かな青空 窓越しの深謀 同じところに居られない僕の性格 要らない音 見えない景色 浅い川で寄り道 仇波が繰り返し いつの間にか見逃してた 通り過ぎてしまった夢の扉…

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6日前
25

【詩のようなもの】 夜の色

夜の灯 耳鳴りを呼ぶノイズ音 何かが起こる予感 喉元過ぎるまで熱さも暑さも忘れ 開きかけたクローゼットの奥 何かがこっちを見ているような・・・ 不安を呼ぶ心臓のリズム…

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8日前
23

【詩のようなもの】 夏のおはよう

夕暮れ時 蝉の声が止み にわか雨  目が開いて 雷の音に消される 夏のおはよう

青空宮庫
11日前
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【詩のようなもの】非常口 【再掲】

【非常口】自慢するような何かは 何一つ持ってない 強かな記録は時に流され紙屑へ 縋る星は彼方 傷も澱みも溜まるから探す 平坦で淡い日常の捌け口 一つでも多く増やす …

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13日前
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【詩のようなもの】 駅前ショッピングモール周辺 【再掲】

【駅前ショッピングモール周辺】朝10時の駅前ショッピングモール タイムセールを狙う母達の澄まし顔 階段前から皆元気 昼過ぎの路上パフォーマー 弾き語り スマホ片手に…

青空宮庫
2週間前
5

【詩のようなもの】 笑われる前に 【再掲】

【笑われる前に】自分のコンプレックス 年重ねるたびに減ってまた見つかって 他人に笑われる前に自分で笑う 解決策は見つからないままでも 受け入れられるその日が来るま…

青空宮庫
2週間前
7

【詩のようなもの】 人の結び目 【再掲】

【人の結び目】僕ら一人一人 糸を紡ぐ 独り言 死のうとした勇気は 優しさを添える手に変わる いつか いつか 鯨雲が夕陽に溶けていく 道は遠く 声は足りず それでも僕…

青空宮庫
2週間前
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【詩のようなもの】 8月の鳴鳴 【再掲】

【8月の鳴鳴】家の至る所から聞こえる 蝉時雨と雷鳴  夏を支配するかのように 延々と 響き 轟き なだらかに移り変わり アスファルト揺れる暑さ 窓に差さる夕焼け 緩…

青空宮庫
2週間前
7

【詩のようなもの】 自業自得の朝

【自業自得の朝】愚か者は俺だった 歪な関係値に心が追い付かず 頼る人が偏る夜 ピアノの音がずっと片隅に残る 思い出すのは怒りと悲しみ 間違いに浸る事も心地良ければ …

青空宮庫
3週間前
5

【詩のようなもの6編】 変身は言葉から

【変身は言葉から】言葉を変える キャラクターになりきる 最初は炭酸のように鼻にくる 気づけばそれを好んでいる 私は私だと言うようになっている 人はそれに物語を見出し…

青空宮庫
3週間前
8

【詩のようなもの】 ゴミ袋

ゴミ袋の中身見てみると思う いつもの自分が昔の自分になっていること 好きな食べ物 よく使う消耗品 趣味のものから未来で使うはずだったもの 微々たる変化ではあるけれど…

青空宮庫
3週間前
7

【詩のようなもの】 変身は言葉から

言葉を変える キャラクターになりきる 最初は炭酸のように鼻にくる 気づけばそれを好んでいる 私は私だと言うようになっている 人はそれに物語を見出している そしてまた言…

青空宮庫
3週間前
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【詩のようなもの】 定規と刀

刀のように携帯する見えない定規 とはいえ万物の尺度を図れる人は少なく 見かけによらぬ人が咫尺の間になるから 誤魔化しが効く術を互いに掛けながら 欠けた部分を補い合…

青空宮庫
3週間前
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【詩のようなもの】 続く夏の夜

自分の痛みに鈍感で 人の痛みに敏感でいられたら 街の風は緩やかになると思ったのに 昨日より強い熱風が心へ吹き荒ぶ 夏はまだ終わらないよ 何も成し得てないから 昔書いたメモの一端から言葉を掬い 記念日でもなんでもないけど 今からでも遅くない夏の夜 室外機や換気扇が壊れるその日まで 自分に言い聞かせるように 涼しい風を呼ぶ詩のようなもの記していく

【詩のようなもの】 どっちにしろ

本当のところこういった訳で 今の結果になった そう説明したところで君はこう言う 「どっちにしろお前が悪いんだ」 その通りだけどそうじゃない どっちにしろ無駄に終わる言い訳で 余地の無い弁明に過ぎないか 理屈と感情は無関心なフィルターに どうやっても今は貫通しない 分かってて繰り返す距離の詰め合い ほんの少しのニュアンス違いが 意図しない誘因を起こし どっちにしろ抱えてた感情を爆発させる 本当のところこういった訳で 今の結果になった そう説明したところで最後は慰め合い

【詩のようなもの】 迷彩

空足を踏んでは生まれる迷彩色 悩みの坩堝を避けて 愛や恋を日常に取り入れる それを普通にしている鮮やかな四季彩 悩むこと自体を贅沢だと誰かが言う 二の足踏んで他人の轍眺めて 登ることない青天井眺めて 自分の過ちは挿さったまま 空足を踏んでは生まれる迷彩色

【詩のようなもの】 川のような心

静かな青空 窓越しの深謀 同じところに居られない僕の性格 要らない音 見えない景色 浅い川で寄り道 仇波が繰り返し いつの間にか見逃してた 通り過ぎてしまった夢の扉 深い川は静かに流れて 季節の変わり目 ずっと ずっと

【詩のようなもの】 夜の色

夜の灯 耳鳴りを呼ぶノイズ音 何かが起こる予感 喉元過ぎるまで熱さも暑さも忘れ 開きかけたクローゼットの奥 何かがこっちを見ているような・・・ 不安を呼ぶ心臓のリズム 夜の色

【詩のようなもの】 夏のおはよう

夕暮れ時 蝉の声が止み にわか雨  目が開いて 雷の音に消される 夏のおはよう

【詩のようなもの】非常口 【再掲】

【非常口】自慢するような何かは 何一つ持ってない 強かな記録は時に流され紙屑へ 縋る星は彼方 傷も澱みも溜まるから探す 平坦で淡い日常の捌け口 一つでも多く増やす エッジの効いた汲み取り口 年重ねながら永久に求める 息のしやすい非常口

【詩のようなもの】 駅前ショッピングモール周辺 【再掲】

【駅前ショッピングモール周辺】朝10時の駅前ショッピングモール タイムセールを狙う母達の澄まし顔 階段前から皆元気 昼過ぎの路上パフォーマー 弾き語り スマホ片手にチラ見して通り過ぎる人々 ぼーっと真顔で観る子供達 その横 営業トーク続けるスーツ姿 悪態と唾を吐く大柄の柄シャツ姿 少しずつ路地裏が賑わい出す 公園のベンチ 登下校中のカップル 街の雰囲気に染まる 本数の減ったローカルバス  その分、人は増えて 老夫婦は歩くことを選び 犬と猫に挨拶 夜10時の駅前ショッ

【詩のようなもの】 笑われる前に 【再掲】

【笑われる前に】自分のコンプレックス 年重ねるたびに減ってまた見つかって 他人に笑われる前に自分で笑う 解決策は見つからないままでも 受け入れられるその日が来るまで 他人に笑われる前に自分で笑う 解決まで持っていくには 時間も金も必要なのが大半だろうから 他人の言葉が脳みそ揺らす前に 自分の言葉で痛みを削ぎ落とす それが最善の予防策 自分のコンプレックス 年重ねるたびに減ってまた見つかって 他人に笑われる前に自分で笑う

【詩のようなもの】 人の結び目 【再掲】

【人の結び目】僕ら一人一人 糸を紡ぐ 独り言 死のうとした勇気は 優しさを添える手に変わる いつか いつか 鯨雲が夕陽に溶けていく 道は遠く 声は足りず それでも僕らは今日を繋ぐ 分かり合えない 会いたくない それでいいよと言える一人でありたい 何も出来ない 宙ぶらりんの戯言 空元気をデコレートして今日を紡ぐ

【詩のようなもの】 8月の鳴鳴 【再掲】

【8月の鳴鳴】家の至る所から聞こえる 蝉時雨と雷鳴  夏を支配するかのように 延々と 響き 轟き なだらかに移り変わり アスファルト揺れる暑さ 窓に差さる夕焼け 緩い風に木々は揺れて 退屈な胸騒ぎ  憧れた詩人の恋に肖って 現代詩を点す夏の夜 家の至る所から聞こえる 風鈴の音と花火の音

【詩のようなもの】 自業自得の朝

【自業自得の朝】愚か者は俺だった 歪な関係値に心が追い付かず 頼る人が偏る夜 ピアノの音がずっと片隅に残る 思い出すのは怒りと悲しみ 間違いに浸る事も心地良ければ 正しさに変わってしまう そんな思い込みの上に成り立つ 諸行無常 愚か者は俺だった 何ら変わりない日常の隙間に 耳馴染み書き馴染む言葉で踊り 自業自得の朝が来る 【チェーン】遡及 訴求 一手前 二手前へ 戻れるところまで戻れるなら 狂い願いまた直視する甲乙 腐り切れないが故に縛られる 腐り切れないが故に纏わ

【詩のようなもの6編】 変身は言葉から

【変身は言葉から】言葉を変える キャラクターになりきる 最初は炭酸のように鼻にくる 気づけばそれを好んでいる 私は私だと言うようになっている 人はそれに物語を見出している そしてまた言葉を探し続けている 【ゴミ袋】ゴミ袋の中身見てみると思う いつもの自分が昔の自分になっていること 好きな食べ物 よく使う消耗品 趣味のものから未来で使うはずだったもの 微々たる変化ではあるけれど よく見ると古典の本が増えていたり 会う人が変わっていたり 夏を迎えるのが何回目なのか 分からなく

【詩のようなもの】 ゴミ袋

ゴミ袋の中身見てみると思う いつもの自分が昔の自分になっていること 好きな食べ物 よく使う消耗品 趣味のものから未来で使うはずだったもの 微々たる変化ではあるけれど よく見ると古典の本が増えていたり 会う人が変わっていたり 夏を迎えるのが何回目なのか 分からなくなっている自分が面白いと感じ ゴミ袋を縛り朝のゴミ出しへ

【詩のようなもの】 変身は言葉から

言葉を変える キャラクターになりきる 最初は炭酸のように鼻にくる 気づけばそれを好んでいる 私は私だと言うようになっている 人はそれに物語を見出している そしてまた言葉を探し続けている

【詩のようなもの】 定規と刀

刀のように携帯する見えない定規 とはいえ万物の尺度を図れる人は少なく 見かけによらぬ人が咫尺の間になるから 誤魔化しが効く術を互いに掛けながら 欠けた部分を補い合う世界の始まり 持っていた刀が少しずつ短くなっている 見えない定規が少しずつ伸びている 無知の知を気付く咫尺万里