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【詩のようなもの】 どっちにしろ

本当のところこういった訳で
今の結果になった
そう説明したところで君はこう言う
「どっちにしろお前が悪いんだ」

その通りだけどそうじゃない
どっちにしろ無駄に終わる言い訳で
余地の無い弁明に過ぎないか

理屈と感情は無関心なフィルターに
どうやっても今は貫通しない
分かってて繰り返す距離の詰め合い

ほんの少しのニュアンス違いが
意図しない誘因を起こし
どっちにしろ抱えてた感情を爆発させる

本当のところこういった訳で
今の結果になった
そう説明したところで最後は慰め合い
「どっちにしろこうなる運命だった」
通りすがりの野次が真実になって
燻ったまま消えていく僕の中の真実