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【詩のようなもの】 定規と刀

刀のように携帯する見えない定規

とはいえ万物の尺度を図れる人は少なく
見かけによらぬ人が咫尺の間になるから
誤魔化しが効く術を互いに掛けながら
欠けた部分を補い合う世界の始まり

持っていた刀が少しずつ短くなっている
見えない定規が少しずつ伸びている

無知の知を気付く咫尺万里