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スポーツを通して気づけたこと

初めまして、中野みづきです。
まだまだ寒い日が続きますが、時々暖かい風が流れて、春の匂いを感じます。

私の夢は、スポーツで得た経験を活かし、この世の中を良くすること。スポーツの楽しさ、夢や希望をもつことの素晴らしさ、目標に向かって努力することの大切さを1人でも多くの人に届けることです。

なぜ私がそんな想いを持つようになったのかをお伝えしていきたいと思います。これからスポーツを始める方、今よりもっと良くなりたいと思っている方の何かきっかけになれたら嬉しいです。

私は家族のことが大好きです。家族からたくさんの愛をもらいました。私が自分自身のルーツ(背景)はなにかと考えた時に真っ先に出るのは、家族の存在、家族の影響です。

幼い頃は父や母の厳しさに何度も反抗してきました。荷物を玄関に置きっぱなしにしていると、家の外に全部投げられました。雨の日は教科書がびしょびしょになりました。門限は1分でも遅れると家に入れてもらえません。弟と喧嘩をすると「殴り合いの喧嘩はいいけど、つねる(つまんでなおかつねじる)のは自分が痛くないから絶対にだめ。どちらかが痛くないのは喧嘩じゃない」などと母から飛び蹴りをされ、また家の外に出されました。これらはほんの一部ですが、大人になった今、厳しく育ててくてありがとうと心から想える様になりました。

更に私の家庭には中野家の家訓というものがありました。
中野家の家訓は?と父がいうと「人に優しく、自分に厳しく」と弟たちと声を揃えます。家族全員が揃う食卓では、今日良かったこと、何かできたことをシェアする時間がありました。
子どもの頃はなんのために家訓があるのか、なぜ考える必要があるのか全く理解できませんでしたが、大人になるにつれて沢山の点が一本の線になる感覚が少しずつわかるようになってきました。

人生の転機
私の人生の転機の一度目は中学3年生の時でした。
中学で私が入っていたクラブチームは藤枝順心ジュニアユースといって女子高校サッカーの名門校の下部組織でした。そのまま高校に進むという選択肢が目の前にあったものの、私は県外の高校に進学することを選びました。
なぜその選択をしたのか良く聞かれるのですが、親元を離れて自立したかった、新しい環境でチャレンジしたかった、などと理由は沢山あるのですが、一番の本心は「ワクワクしたから」です。

高校進学で悩んでいた時、父が言いました。「日本一のチームを見に行こう」と。調べてみるとその高校は兵庫県にある日ノ本学園高校というのだと。オープンキャンパスの日程を調べて申し込みをして、父の車で静岡県から兵庫県の姫路まで一緒に行きました。サッカーの練習参加はたったの1時間でしたが、私の心は踊りまくり。楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。帰りの車の中で「私、この高校に行きたい」と言ったのを今でも覚えています。

父は会社を経営しているため、毎日家に帰ってくるのは夜中の12時過ぎ。毎日ハードワークの中で、私の為に丸一日時間を作ってもらうがどれだけ有難いことなのかと今になってわかります。
父の一言があったから今の私があります。お父さん本当にありがとう。

父との思い出の写真

高校から県外の高校に進学したことで、私の人生は急激に前進しました。
あの時、親元を離れることの不安や、地元の友達と離れることの寂しさはもちろんありましたが、県外に出るという選択をできて良かったと心から思っています。
高校生活についてはまた書きたいと思います。

人生は選択の連続で、迷ったり、本当にこの選択であっているのかと悩むことが何度もあります。そんな時は自分に問いかけます。「心がワクワクしているのか」「自分にとって価値があるものなのか」と。
歩き始める一歩目は誰だって不安です。でもその一歩を踏み出してみると思いがけない幸せが待っていたりもするんです。

前に進むことは良いことも悪いことも経験して受け止める覚悟がいるけど、どんな経験も「良い経験にする」覚悟を持って生きていきたいと思います。



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