水上ゆかり

取材が好きなライター|話を聴く人|一眼レフカメラによる写真撮影も|愛機はCanonとF…

水上ゆかり

取材が好きなライター|話を聴く人|一眼レフカメラによる写真撮影も|愛機はCanonとFUJIFILM|紙媒体の編集者▶︎WEBライター▶︎取材ライター|実績は500件以上|出版社の燃え尽き体験からフリーランスに|全国取材可|ノンフィクションを書きたい|紙媒体 WEB問わず承ります

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今までの私、これからの私。

noteをはじめて数ヶ月。 足踏みしていたプロフィールを、大晦日の今日、ここに記しておこうと思います。これまで自分がやってきたことをまとめています。ご興味のある方は、ご一読いただけると幸いです。 私は24歳で編集者を目指し、26歳のころに小さな出版社に入社。ここで、フリーペーパーやタウン誌などの制作に4年間携わりました。 入社後、高校生をひたすら取材!入社1年目はティーンズ向け雑誌を担当することに。高校のクラスで一番の美男美女を取材・撮影することが多かったので、楽しく仕

    • 会社をクビになった私が、ライターで単価5万の仕事をもらえた話

      その3年後、わたしは個人事業主として独立しました。2017年のことです。現在はフリーランス5年目に突入し、取材やインタビュー、撮影などをして素材を集め、文章を書いたり編集をしたりするお仕事をしています。 このnoteでは、会社組織になじめずダメダメなわたしが、フリーランスのライターで単価5万の仕事を獲得できた理由をお伝えさせていただきます。 ・SEO記事やコタツ記事の単価が安い ・文章を書くことを心から楽しめない  そんな方に向けて書きます。誰かのお役に立てますように。

      • 「ぐるっとお散歩篠原展」-アートのまち・藤野へ

        神奈川県相模原市の藤野は、アートと自然を楽しめる町。とある雑誌で、藤野の町の特集が組まれていました。美しい山々と相模湖の景色が印象的で、実はいつか住んでみたいなあと密かに思っていた場所です。 今日は、藤野のしのばら地区のイベント「ぐるっとお散歩篠原展」をレポートします。 横浜市内から藤野駅までは、電車を乗り継いで約2時間。2022年10月9日・10日の2日間にわたって行われる4年越しのイベントで、9日は藤野駅からシャトルバスが出ていました。(明日はシャトルバスの運行なし)

        • 誰かの言葉を借りるのは、楽なようで苦しい

          誰かの言葉を拝借して、自分の言葉にしちゃうのってすごく楽だなぁと思う。 10年以上前に働いていたCDショップで、商品のPOPを何十枚も手書きしていたことがある。 けれど、有名なミュージシャンほどインタビュー記事や音楽評論家が書いたレビューが既に表に出ていて、「自らのロックを総括!」とか「壮大な生命の煌めきを描いた〇〇」とか、「残酷な現実の姿をもメッセージとして鳴らした〇〇が〜」とか、恨めしいほど素敵な言葉で表現してあるものだから、パクりたい衝動にかられていた。(というか、

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        今までの私、これからの私。

          富士フィルムのレンタルサービスを利用して東京散歩【X-pro3】

          富士フィルムのミラーレスカメラ「Xシリーズ」が気になって、レンタルサービスを利用してきました。最近は有料でカメラ機材を貸してくれるサービスが増えてきましたが、富士フィルムのカメラは当日返却すれば無料。1泊2日でも3,000円と、他のレンタル会社より断然安い価格で借りられます。 レンタルできるカメラ機材やレンズの種類は随時更新されます。 私の本命は「X-pro2」でしたが、今回は対象外だったので後継機「X-pro3」を借りました。本体は1機まで、レンズは2本まで借りられます。

          富士フィルムのレンタルサービスを利用して東京散歩【X-pro3】

          優しさは見えないけれど

          相手を気遣って判断したことなのに、かえって惨めになることがある。 そんな時、私が「本当に望んでいたこと」が浮き彫りになる。 なんとなく、相手がお世辞を言っているなぁと感じる時、食事にも誘いにくい。他人の気持ちなんて、よっぽど腹を割って話さない限りわからないから難しい。 そこで、相手に対する期待度を測ってみると、結構長いんだってことに気づく。「あれ?私こんなこと期待していたのか〜」と。 そんな気付きと同時に、相手への愛情も測ることができる 「あれ?私ってこんなに愛情あった

          優しさは見えないけれど

          「ファイト」日和。

          「ファイト!」を聴いた日、わたしは10歳だった。 1994年に始まり、一世を風靡したテレビドラマ「家なき子」。安達祐実が叫びながら熱演する姿が今でも脳裏に焼きついている。もちろん、エンディングで流れていた「空と君とのあいだに」も。 「同情するなら金をくれ!」と叫ぶ幼い少女。大人が同情したくなる手厳しい境遇に、何も共通点がないわたしは勝手に共感し、曲の歌詞と自分を無理矢理重ねた記憶がある。 空と君とのあいだには 今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる

          「ファイト」日和。

          30代になり、今は5センチだけ背伸びしたくなった。

          「目標は高くもちましょう」確か小学生のとき、二重で目の大きな北島先生はそう教えてくれた。 夢はパイロット、医者、ピアノの先生、プロの野球選手など、卒業文集や何かのイベントのたびに、夢を文字に起こした気がする。その都度夢が変わるのはご愛敬。だって小さい頃ほど、夢を聞かれる場面が多かったし、色んな職業があるという知識は、年齢を重ねてから知ることだから。 大学生になってからは、「現実」というフィルターを通して夢を考えるようになった。結局、目標の定まらないありきたりな短大生活を送

          30代になり、今は5センチだけ背伸びしたくなった。

          母から譲り受けた、昭和55年の「きょうの料理」

          昭和55年に発行された「きょうの料理」を見つけてしまった。 さぁ嫁ごうと、いそいそと部屋の掃除をしていたとき、普段は触ることのない棚から出てきたのがこれ。発行日を確認すると、昭和55年6月1日と書いてある。私はまだ生まれていない。 ページを開くと、美しい明朝体と読みやすい行間で文字が綴られ、上品な写真が随所に散りばめられていた。 「料理のレシピ本」と聞いてイメージするのは、まず料理の完成写真がどーんと大きく載る。そして、材料と5〜10コマくらいの調理手順が20文字くらい

          母から譲り受けた、昭和55年の「きょうの料理」

          心にネタをストックしたらいつか虹色になりそう。

          最近、「朝活(あさかつ)」はじめました。 朝活=始業前の朝の時間を、勉強や趣味などの活動に当てること。平成20年(2008)ごろからの流行語。 朝活の定義はこんな感じ。朝8時20分になると、主催者の方がzoomを起動させ、入室許可を出してくれます。スタートは、8時30分から。 コミュニティ需要が高まっている最近は、パソコン・スマホの前でラジオ体操をしたり、その日のto doを報告しあったり、瞑想をしたりと、色々な朝活があるようです。どこにいても、すぐに誰とでも繋がれる時

          心にネタをストックしたらいつか虹色になりそう。

          春が詰まったクッキー缶を探しに。

          今日、北九州市にある洋菓子店「日音-bion」のオーナーさんに電話をした。 2年前、Bridge of Love 関門というサイトの専属ライターをやらせてもらっていた頃、取材を依頼したお店だ。 このサイトは、ふく(ふぐ)で有名な「下関」と、関門海峡を挟んだ対岸の「門司」の2つの街で、フォトウエディングの提案や観光スポットの紹介など定期的に更新している。 とくに門司港は、映画のロケ地になった歴史的建築物や、海をバックにした美しいロケーションのポイントがたくさんあって、時折

          春が詰まったクッキー缶を探しに。

          うきはの春。

          福岡県の流川地区を流れる、巨瀬川沿いの桜並木が好き。 毎年誰かを誘って見に行っているけれど、今年は帰省するのが難しい。あぁ、行きたい!と疼く日々。今年は、このうららかな世界を写真で振り返りたいと思います。 2019年. 家族と 父と母と妹と姪っ子とお花見。レジャーシートを敷いて、フキやつくしなど、季節の食材がたくさん入ったお弁当が美味しかった。 ちびまる子みたいやね〜ってみんなで笑った。笑 友達もできたね。 2018年. 親友と 桜をモノクロで撮影してみた。もっ

          うきはの春。

          わたしの母は紫陽花色。

          母が花を好きだという事実を知ったのは最近。 20代は全くと言っていいほど家に寄り付かなかったので、そんな事は知る由もなかった。 わたしが組織生活に終止符を打ち、「もうフリーになってやる!」と決意した30代。とりあえずお金がないので、実家に帰った。 わたしが家を出ていた空白の10年間。その間、おばあちゃんが施設に入所したり、妹が彼氏と住みはじめたり、お姉ちゃんが転職を繰り返したりしていた。 アルバムのページをめくるみたいに、母からそんな話が聞けたのも、久しぶりだった。時間

          わたしの母は紫陽花色。

          言葉のもっと先にあるもの

          携帯を開けば、すぐに情報が入手できてしまう時代。 私たちは日々膨大な情報に触れている。 人間は忘れる生き物なのに? ベッドに入って情報を一切遮断した瞬間、 「あー疲れた」 そんなことを、わたしの頭が訴えている。 情報に触れるたび、私たちは納得や反発や共感していて、 それを言葉に変換してあげることが大事だと思う。 でも、言葉が追いつかない。 たぶん、腑に落ちていないから。 何が書きたいのかもわからない。 そしてまた、自分がわからなくなる。 吐き出した言葉が、そ

          言葉のもっと先にあるもの

          「こだわり」と「素直さ」の心地よいバランス。

          こだわりたいと思う。でも素直でいたいとも思う。 このバランスを取るのがなかなか難しい。 今もこだわることについての躊躇いは全然ゼロではないけど、昔はとくに、この2つの感情が心をぐるぐると駆け巡り、しんどい時期があった。 まだ組織にいた頃のこと。 上司がこうしたらいいよ?と言うことに対して、素直に「それいいですね!」と頷けない。彼の人間性は好きだけど、助言をくれたアイデアや企画が、パズルのピースが揃うみたいに、どうしても私のイメージに合わない。 これは私が舵を取って動く場

          「こだわり」と「素直さ」の心地よいバランス。

          マカロニグラタンに夢中。

          時々、長澤知之の「マカロニグラタン」が聴きたくなる。 12年前にタワーレコードで働いていた頃、店内の端っこに設けられた小さなスペースで、色んなバンドやアーティストが定期的にライブを行っていた。その日は、長澤知之が登場した。最初は「誰?」というか、さっきCDを陳列したはずなんだけれど、うろ覚えだった。 歌い出しから衝撃的だった。独特な声。これ、メロディの良し悪しの前に好みが分かれるよーなんて思いつつ、私はCDに特典シールを貼りながら耳をダンボのように傾けていた。 サビでは

          マカロニグラタンに夢中。