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心にネタをストックしたらいつか虹色になりそう。

最近、「朝活(あさかつ)」はじめました。

朝活=始業前の朝の時間を、勉強や趣味などの活動に当てること。平成20年(2008)ごろからの流行語。

朝活の定義はこんな感じ。朝8時20分になると、主催者の方がzoomを起動させ、入室許可を出してくれます。スタートは、8時30分から。

コミュニティ需要が高まっている最近は、パソコン・スマホの前でラジオ体操をしたり、その日のto doを報告しあったり、瞑想をしたりと、色々な朝活があるようです。どこにいても、すぐに誰とでも繋がれる時代。移動も化粧もしなくて人と繋がれるなんて、楽ちんだし嬉しい。

私が参加している朝活は15分間。まず、参加メンバーと1対1(もしくは3人)の小部屋に飛ばされ、「良かったこと」と「新しい発見」を発表します。

実はこれ、最初の方は「24時間以内に何があったっけ」と頭を捻って終わるパターンが多かった。でも、これじゃいかんと無意識に思っていたのでしょうね。ふと気づくと、朝活のネタを探している自分がいました。

そもそも寝起きで脳は働かない。朝活5分前にネタを考え出すと、「電子レンジが新しくなってね、パンが美味しく焼けてね」みたいなネタになってしまう。

でも、よく考えたら、こんなネタでも幸せかもしれない、ということにも気付きました。電子レンジがあって、住む家があって、お風呂に入れて、支えてくれる旦那がいて。愛おしいペットもいる。

だから、ネタに優劣をつけるのはやめました。でも、24時間以内にあったGOODニュースをかき集めて、心の宝箱にしまっておくと、幸せな気持ちになれた。意外というか、新しい発見だった。

これは「仕事でネタを探す」感覚とは全然ちがいます。仕事は読者が求めていることや、クライアントの代弁者になる必要があるから。

でも、自分の記憶を取り出して、喜怒哀楽でいうところの「喜」と「楽」をくまなく探していく作業は、自分の心に「返ってくる」感覚があります。

この「くまなく」が大切だと思っています。くまなく。隅から隅まで。脳内を整理して探してみる。そうしたら、ささみの筋が取れた時みたいに(例えがひどいw)、色々なネタがずるずると顔を出してきます。

私、幸せに暮らしているよね。とつぶやきたくなるほど。

すり減る感覚はよく知っています。

頑張っても、頑張っても、報われない。むなしい感覚。

でも、なんでもないけれど心が湧き立つこと。そんなネタを拾い集めることで、それはどんどんカラフルになっていく。

どうか明日も、眩しい欠片を見つけられますように。

#エッセイ #幸せとは #コラム #朝活

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