冬小物と母のはなし。
朝、窓を開けて空気を入れ替えた。温かいものを飲みながら半纏を着ていると、少し暑くなってきた。そんな、春の陽気の今日。
しなければいけないこともないし、誰にも会う予定無いしな。と、
ベッドの上でnoteを書いている。ベッドの脇に目をやると、昨日夜寝る直前まで履いていたルームソックスが、脱ぎ散らかしたままの形でそこにある。
母のことを想った。昨日久しぶりにLINEが来たからかも。
そこにある赤地に雪だるまと雪の結晶が散りばめられたもこもこのルームソックスも母がくれた。
毎年、母から貰う冬小物がひとつずつ増える。
母は還暦を過ぎた今でも、ばりばり働いてる。
数年前から本業の訪問入浴を週3に減らし、私の同級生の家が経営している地元のデイサービスで働くようになった。
そこの忘年会のプレゼント交換でもらってくるのだ。
ルームソックスの前はグレー地にシロクマの模様の手袋。その前は、ネイビーのネックウォーマーだった。
手袋とネックウォーマーは貰った年から毎日の出勤で使っている。ネックウォーマーはボタンの部分の毛糸がほつれてだいぶくたびれてしまった。今シーズンもとてもお世話になっている。
「自分で使えばいいじゃん」と貰うときにいつも言う。母は、『いいから』と言う。
母は車通勤。私は徒歩通勤。私の方が必要なのかもしれない。
でも、一緒に住んでいない今でも、私より早い時間に家を出て、私より遅く帰ることを知っている。
ありがとう、まみー。
温かいです。
昨日のLINEで『草取りをしていたらぎっくり腰やっちゃった。いつ帰ってくる?』と。
"来週末帰るよ"って返事したら、『くにこ、待ってる』スタンプが送られてきた。
今、自主的に2週間のプチ隔離中。早く帰りたい。
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お腹が空いた。朝ごはん食べよう。
最後まで読んでくれたあなた。
ありがとうございました。
今日も良い1日を。
春瀬 蒼
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