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#70|「人生の夢」なんて青臭いと思ってた。でも人生迷子に陥った私を助けてくれたのは”夢”だった。

noteの連続投稿も70日目。

文章と写真で、ひとの心を動かせるクリエイターになる」、それがいまの私の夢です。

夢に言葉で形が与えられたのはここ数週間のこと。それまで運用していたTwitterに加え、気軽な気持ちで始めたnoteのおかげです。


noteというプラットフォームの良いところは、「読んでくれる人」が初めからいること。
自分の気づきや思いを綴ると、誰かが読んでくれます。
「スキ」やコメントで反応を示してくれることもあります。
中には有難いことに紹介や拡散してくれる人も。

「自分の発信に反応がある」嬉しさに加え、毎日投稿する仲間の刺激もあり、ここまで続いてきました。


▼ ふくだ!さんは、毎日投稿のきっかけを与えてくれた大切な仲間。


夢が、叶った。

そして昨日のこと。
PCの前で目頭を熱くする出来事がありました。

「文章と言葉で、ひとの心を動かすクリエイターになりたい」、その夢の一歩が叶ったのです。


▼インストール教育のハルさんの記事を読み、泣きました。

私の『熱狂的な支持者』だと言ってくれるハルさん。こんな風に紹介してくれていました。

(私の)投稿を見るたび、いつも
「そう、それが言いたかった」
「はっ、確かに言われてみればそうかも」
と思わされます。
一番お気に入りの記事は
コレです。
これを読んで以降
自分一人で考えたかのごとく
人にペラペラしゃべってますww


ハルさんは、実は先日私の有料記事を購入してくださいました。『ひらがなブロックを自作しよう』という記事です。


市販のひらがなブロックは、子どもが言葉を作りたいときに文字数が足りないですよね。
1文字ずつしかセットされていなければ「しんかんせん」が作れない!
じゃあ作るかと腰をあげ、作った際のひらがなシートデータを有料にしておいたものです。(余談ですが「note編集部のお気にいり」にも採用され、過去最高PV&「スキ」をいただいています。)


同じ不満と発想を持ったハルさんが、いいもの作ったねと購入してくださった…までなら「ハルさん、ありがとう!」で終わるのですが。


ハルさんの物語には続きがあります。

なんと、

「ひらがなブロックを自作しよう」の記事と私とを紹介したい!その思いがきっかけになり、気になっていたけど先延ばしにしていたサークル(note大学)に入った!というのです。



つまり、私のnote記事が、ハルさんの背中を押すことができた…ってこと?!



ハルさんはその前にも「noteを始めて性格が変わりそう」という記事を書かれています。

こちらの記事の中でハルさんは、私の「ひらがなブロック」の記事を購入されたときの心境について、こう語っています。

その方にとって、私は
初めての購入者だったらしく
喜びが伝わった。

想定外だったのは
その喜びが
購入をした自分にも
伝染したことだ。

200円で手にした感情は
これまで
時間をかけるか
お金をかけるかして
なんとか味わってみたい
と思っていたものだった。


私の発信が、一人の価値観を変えつつある…ってこと!?


これを「文章と写真で、ひとの心を動かせるクリエイターになりたい」という私の夢が叶った瞬間と言わずして、何と言うべきでしょう。

感無量で、私こそ夢に背中を押してもらった気持ちがして、PCの前で涙を流しました。

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ずっと「夢」なんて無縁だった。

私は今年の8月に会社を辞め、フリーランスになりました。

大学を出てから実に20年、会社員生活。いわゆる「ワーカホリック」に分類されます。
数回の転職を重ねつつ、価値観も働き方も会社が全てでした。

「自分らしさ」より「会社が求める人材像」。
「自分の夢」より「今月の達成目標」。
「住みたい場所」より「転勤を命じられた場所」。


大好きな安達裕哉さんが運営するWebメディア「Books&Apps」で、先日公開された記事です。他人事ではないと読みました。

(前略)
「日本人にとって”会社“は最大の宗教である」と。
そして「日本の教育とは会社社会に適応する人間を作る”洗脳“なのである」と。
さらにいう。
そいう構造を背景にして、現在の日本人が何よりも求めているのが、自分のことをよく理解してくれ、よく導いてくれる上司なのである、と。

「宗教」。言い得ています。
自分自身が渦中にいる間は、自分を取り巻く空気感が常に正しく、それ以外は非常識と考えていました。


ひょんなきっかけで退職しフリーになり、「さて私は何で食っていこうか」と自分自身と向き合わざるを得なくなったとき、気づいてしまったんです。

20年、会社に忠誠を誓い、会社のミッションを達成することが自分の唯一無二の取り組むべきことだとやり続けたことで・・・
「自分が人生をかけてやりたいこと、内面から湧き上がる生きる理由の対象となること」が全くないことに。


※注:会社員という働き方を否定しているわけではありません。会社員をしながら、しっかり人生の意義を考えているかたも大勢います。ただ私が「自分自身の人生」に考え及ばすことをサボってきたツケだという話です。


フリーになったときには、こんなことで食っていけたらいいな…と漠然と思っていたことはありました。
仕事を頂ける目途も皆無ではありませんでした。


でもすべて「会社員でやっていた仕事の延長上の発想」であり、自分の内面からワクワクしてやりたいと思えることではなかったんです。あまりに何も考えなさすぎ、あまりに無知すぎでした。


今だから言います。本気でこう思ってたんですよ。

「人生で夢を語るなんて、若い人の特権よ」
「夢なんて青臭いこと言ってるうちは稼げないわよ」
「もっと現実的になって、ちゃんと目の前の仕事しなきゃ」


自分らしさとか、イキイキ輝くなんて価値観を否定し続けてきたことで、いざ自分の力で食っていかないといけなくなったときに、ワクワクできることがなかったなんて…。

まさに人生迷子です。いい年して。

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noteが「夢」のヒントをくれた

いろいろと手を出す中、なんとなく始めたnote。

先に始めていたTwitterで「noteで稼ぐ」というワードを見た影響も否めません。稼げたらいいな、まずは使ってみようか。そんな動機でした。


日々発信を続け、反応をいただく。
このサイクルを続けているうちに、自分の中にフツフツと湧く思いに気づきます。


もしかして、私「書くこと」が好きかも。


そうだ、「文章を書く」ことは昔から好きだった。文章なら苦も無く、いくらでも書ける。喋るより、書く方が好きだ。


そうだ、言葉と文章が好きだ。



絵は描けないし、動画が作れるわけじゃない。インフルエンサーのように影響力を持っているわけでもないし、地方住みだし、子どもがいて時間の制約もあるし…。

稼げない自分に対し、できないこと・できない理由を列挙する脳の片隅に「文章、アリかも」というフレーズがよぎります。



「写真」という自分の好きを思い出したのはTwitterがきっかけです。何気なく上げた写真が、反響を呼びご縁が深まる経験をしました。

そうだ、私写真好きだったんだ。
そういえばカメラを持って、あちこち撮りにいってたっけ…。


そうだ、私は「表現すること・創り出すこと」が好きなんだ。文章と写真、あと工作が好きだ。


再発見した自分の「好き」と、それを楽しむ気持ちを全面に押し出して書いた記事が、ハルさんが紹介してくださった「ひらがなブロックを手作りする」でした。


そして今の夢「文章と写真で、ひとの心を動かせるクリエイターになりたい」に繋がります。


夢を明確に言葉で表現したことで、自分が進む方向が定まりました。

もちろん、楽な道ではないのは分かっています。まだまだ実績皆無、稼げてもいません。
でも不思議ですね。「好き」という気持ちは、「今月の目標のために歯を食いしばって頑張る」あの苦労とは別のエネルギーを与えてくれますね。


note。
仲間の存在。
続ける中で再認識した自分の「好き」。
そしてみつけた、これからの人生かけて取り組んでいきたい「夢」。


去年の私が聞いたら、鼻で笑うでしょう。
「文章と写真で?無理無理、そんな楽な世界じゃないよ。それよりちゃんと勤めてたほうが安心だよ」って。

でも去年の私は、noteもTwitterも知りません。仲間もいません。何も知らないのに「無理無理」って決めつけます。「会社という宗教」への行き過ぎた信仰心がそうさせるのかもしれません。


この歳になって、夢を探してもがくことになるなんて。
でも悪くない感覚です。


女性の平均寿命86歳
私はいま、ちょうど半分のところにいます。

人生の後半を、青臭く、夢を追って生きる。楽しそうじゃないですか!


もしあなたが

「私なんて…」とか「やりたいことがなくて…」とか。
あるいは「やりたいことがあるけど、、、、」と二の足を踏んでいるとか。

そんな状態なら、まずnoteかTwitterか、とにかく何か初めてみてください。等身大の自分を発信し続けると、きっとなにか形になって見えてくるものがあります。

一緒に頑張ってみましょう!

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