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旅と暮らしの交わるところ

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OLから転身し、写真の道へ。結婚・妊娠・出産を経て、女性がライフステージや環境に左右されずに(もしくは、変化に応じて自由自在に形をかえて)はたらくことや暮らすことについて考えてき… もっと読む
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2020年6月の記事一覧

息苦しいのは場所のせいか

息苦しいのは場所のせいか

高校を卒業して、大学に行くというとき選んだのは地元の松本を出ることだった。松本が嫌だったわけでは決してない。そして行き先である東京に憧れがあったわけでもない。ただ、親の干渉から離れたかっただけで、行き先はどこでもよかった。ひとりで暮らしてみたかった。

東京に住むようになると、好きなものに没頭し、日々の小さな楽しみを満喫する毎日。その頃住んでいた文京区は、自然も文化もあって大好きだったけれど、松本

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指の間をさらさらと流れ落ちてくのは記憶(2020/6/15-21の日記)

指の間をさらさらと流れ落ちてくのは記憶(2020/6/15-21の日記)

2020年6月15日(月)春先に蒔いたパクチーの種。今は5cmくらいの高さになり、少しづつ葉を摘んで食べようかなという頃。鉢の縁に蟻と蜘蛛がいる。蜘蛛は縁の真ん中に居座り、蟻の行く手を阻んでいる。蟻は蜘蛛から逃げたり、回り道を探したり蟻同士で触覚を触れ合いながら何かを伝えている。

それを見た娘は、枝を拾い、蜘蛛をどかした。「これでありさんとおれるね」と。どうやら私たちの心の中には、弱い者を助けた

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庭や散歩道で見つけた花を食卓に(食べる花の話)

庭や散歩道で見つけた花を食卓に(食べる花の話)

いつも忙しく西へ東へ動き回っていた私だけど、この春夏は松本にもう3ヶ月もいる。自然に囲まれた環境の中で、ハーブの種を蒔いて芽が大きくなるのを愛でたり、庭で摘んだ花を部屋に飾ったりしていたわけですが、この春はそこから一歩進んでやってみたかったことにいくつかトライすることができました。

それは、花を食用として使うこと。

エディブルフラワーを使ったお菓子も巷では増えています。初めて見たときは私も感激

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ユニークであることが道を拓く

ユニークであることが道を拓く

「マトリックスの世界は0と1の世界。AIに飲みこまれないよう、AIを使える人間であるためには、どれだけ人類がバグでいられるか。バグを残せるか。」
と、ある方が言っていたのを聞いて、この概念、いろんな話にも通ずるなあと思ったのでこのnoteを書いています。

私はこの10年間くらい、どれだけ「清水美由紀」と言う個人をレアカード化できるかと言うことを意識してきました。それは、どれだけ、人や常識に合わせ

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