こくぼ さおり

たまらなく好き。のたまらなくを言葉にしたい。美しいものを美しいと思える、そんな人でありたい。「すいか」「カルテット」「逃げ恥」が忘れられない大好きドラマ。吉本ばなな/木皿泉/キャラメルボックス/ビールとワイン/お腹がすいたらスンとなる。そんな日常を愛しています。

こくぼ さおり

たまらなく好き。のたまらなくを言葉にしたい。美しいものを美しいと思える、そんな人でありたい。「すいか」「カルテット」「逃げ恥」が忘れられない大好きドラマ。吉本ばなな/木皿泉/キャラメルボックス/ビールとワイン/お腹がすいたらスンとなる。そんな日常を愛しています。

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    100.光はライターの光

    ライターの光はスイッチを押し続ける限り、ひかり続ける。 ひかりの道は一方通行。 だって気づいてしまったんでしょ? 「どうせ意味ないし、わたしがやらなくてもいいし」に戻っていかない何かがあるの。 光ってみえるあれはなんだろう?その光をもっと見たくて書いてる、今。 自分の内側にある思いをどう表現していいかわからない。 そのことに苦しんでいたあなた。 自分の内側に何か表現されていない思い、ほんとうの望みや、本質、心の声、叫び、そういったものがあるように感じているのにそれをう

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      • 優しく甘く、自分を肯定してみる

        家族とばかり遊んでいる。 嫌じゃない。家や車内くらいマスクなく、伸びやかに過ごしたいということなんだと思っている。 青い縞模様のワンピースを着て、近場にお出かけ。 なんだか既視感あるな。「あ、これ!るきさんのイメージ」と。 *** るきさん/高野文子著 実際には、るきさんがストライプのワンピースを着てる画はないのだけど、なんとなくのイメージ。 「ねえ、るきさんぽくない?」と夫に聞くと、「ぽい」と笑ってくれた。 同じ言語で同じ本を読んで、もちろん違う本も読むし、違う好

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        • 確かにあった夏

          ソーダ味のアイスのような青空を眺めながら昼寝をしていたようだ。 胸にあるシュワシュワは、夏休みが終わってしまうから感じる味わいのようなもので、負けずに炭酸水で飲み込む。それは乾いた喉を刺すように滑り込んでいく。 家族旅行も帰省もなく過ごす夏休み。 夏の空はいつも青くて、いつまでも青く続く気がして安心して各々好きに過ごす。 空調のきいたリビングは快適な温度で保たれていて、「ずるしたから通報」とか「そんなことするなら遊んであげない」とぷち兄弟ケンカの声が聞こえる中、「さて、な

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          • 正しさが何かはわからないけど。

            アンナチュナルで書きたいことはいっぱいあるけども。 生きるため、それを選択したミコトの食べるシーンが多いことは印象的である。 食べることは生きること。 そこで浮かぶ風景を一度は感じたことがあるのが生きているものの務めなのかもしれない。そう思うくらいに。 長男の出産時は朝に陣痛がきて、産院に行き、お昼はオムライスだった。 痛みで食べられない私の代わりに、付き添いの夫が食べた。 次男の出産は日曜日の朝方。日曜日には焼肉を食べようねって言って寝た朝に産まれた。助産院での出産だっ

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            • ラジオ体操、ガツンとみかん、日常を愛する力のこと

              昨日は「暑いね」が合言葉かのように繰り返されていた。 だって暑いんだもん。 まるで直江兼続の兜のようだ。「愛」という字を掲げて過ごすように、「暑」を額に貼り付けていたみたい。 冷房がきいた室内で、好き勝手に過ごす兄弟。 なにか身体を動かす方法はと浮かんだラジオ体操を、朝に行うことにしてみた。 これがなんとも心地よい。負荷なく身体が伸びる。 身体を動かすことで駆けめぐる酸素。もう終わりと思える時間配分。なにより、馴染みのあるラジオ体操に夏のイメージを重ねる。 *** 夏の

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              • ねむらない夢

                暑いねって言っても涼しくなるなんてことはないのに、その言葉を何度も口にしてしまうくらい暑い日。 仕事はおやすみだもんね、と文庫本片手にベッドに潜り込む。 やっぱりうまく言えそうにない思いが胸にある。 出せたら楽なのにな、確かに思いはあるのになと、それこそお皿を洗うときとかお風呂で髪を洗う時とかに思う。 それでも日常は淡々と過ぎ、夜がきて「もう寝る時間よ」なんて子どもに声をかけて一日を終えるんだ、今日もまた。 *** 昼食後のお供に選んだ本は吉本ばななさんの「白河夜船」

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                • 夏の日、お風呂、かき氷

                  全国的に猛暑となるでしょう、そう伝えるニュースの声を聞き流しながら、スーパー銭湯へと出かける。家族で何処かにいくのも久しぶりに感じる。 後部座席では、二文字シリトリに興ずる兄弟の声が弾む。 お風呂あがりの休憩スポット、涼しい空間には休日を寛ぐ顔が光ってみえる。 テラス席でラーメンとビール。海の家みたいだね、ほんとにね。そんな会話をかわす。 なんだかブランコみたい。 小さいときは背中を押していたのに、今ではひとりで揺れてる。 大人だって背中を押してもらいたいときがあるのにな

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                  • ごめんやけど、からはじまる。

                    短い夏休みが始まった。 昼寝し過ぎで夜更かしするわたしに夫が切り出したのだった。 「ごめんやけど、次男はちゃんづけされて呼ばれるのが嫌なんだって」 「え?私、そう呼んでる?」秒でそう返答しながら思い返していると 「あっ」無意識であっても、そう呼んでいることに思い当たる。 「…そういうことです」 *** 2歳差の兄弟。 2番目に生まれてくる子どもがどうやら男の子らしいと分かった時から、「お兄ちゃん」とは呼ばないで育てるって息巻いていた。 出来たがどうかは、隣で最高レス

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                    • 現在地

                      なんで涙がでるんだろう、不思議。 曇り空の下、ただただ歩く。iPhoneから真心ブラザーズのサマーヌードが流れる。 今夜は月は見えない、見えないけどあるんだよなんてみんな知ってる。 気付いてるけど知らんぷり、そんなもんさ。 だってあるものだから、上を見上げなければ見えるか見えないかなんて気にしないから。 好き嫌いもどちらもなかにあるのだから、出してしまえ好き嫌いもその言葉さえも。 あーーー!と言ってよ あー 声だして叫びたいこともあるのです。 表現そのものは才能がなかっ

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                      • ぼんやりとしたイメージを少しづつ形にしていく

                        えいっと捨てて見えないようにしてなかったことにしてしまおう。 そう決めたのにベッドに潜りこんで目を閉じると浮かんでくる、なかったことにしたものたち。 なかったことにした事実は覚えているのに、何をなかったことにしたかを思い出せないのは幸せなことなのしら? ねえ?と彼を呼んでも応えはなく、時計の秒針の音が妙に耳にささる。 *** もしかしたら思い出と呼ばれる記憶は、うまく上塗りされた塗り絵の様で、その色をどんどんと抜いていったら思っていたのとは違う下絵が浮かんでくるのかも

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                        • 人を分かった気にならない

                          そうよ、自分のことだって分からないんだから、人のことなんてもっと分からないんだ。 その人が何を大切にして、どんなふうに言葉を選んでいるのか。 バスタオルに求めるものはふわふわ感かサイズなのか吸水力なのか速乾性なのかくらい、それは聞かないと分からないし、正解不正解ですらないのだ。 *** 安心感ってなんだろう。 そのひとつは、些細なことに幸せを感じられるようになることを挙げてみたい。 ベランダから満月を眺めたり、刺すような日差しに夏を感じたり、風の甘さを味わいながら夜道を

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                          • ご飯と仕事

                            昔は出来なかった事が今では出来る様になっている、それと同じように昔は出来ていたのに、今は出来ない事がよくあるのが仕事なのかもしれない。 それは丁寧さや、個々に寄り添う気持ちとか。 経験を積むことで効率優先になりがちな自分の姿に後輩の行動をみて気付かされて、反省したりする。 マイペースとか周りを見ないと評価される行動ではあるし、そこに改善が必要なこともひとつの事実だけど、そこに彼女の意思を感じてその思いが夏空と同じくらい眩しく感じたのだ。 *** 「ご飯と仕事」 この言

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                            • 表現のもとは個々の記憶だとしたら、明日もまた書き続けるでしょう

                              エスパルの地下で冷たいメロンジュースを飲む。 なんとなく読んだnoteのこの一文に心が持っていかれた。 わたしにとってのエスパルはエスパル仙台。 『正式にはSーPAL、英語で「S」STATION=駅と「PAL」(友達)を合わせた造語で「駅の友達」という意味らしい』 仙台は生まれ育った場所ではないのだが、父の実家なので馴染みのある場所であり、最後に仙台駅に降り立ったのは、祖父のお見舞いの時であった。 *** 「よく来てくれたね」と叔父夫婦に迎えられ、病院へと向かう。

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                              • 食べたいとき食べたいものを口にしたときに浮かぶ満足度は幸福度につながる

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                                • 掌編小説/甘くて苦いベロの先をもう一度

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                                  • 横顔を想像してみる

                                    好きだけどなかなか再読できない本がある。 読む前に「よしっ」なんて気持ちを整える必要がある本。 東直子さんの小説。 短歌は、なんどもなんどでも読んでる。「よしっ」が必要なのは小説だ。 「とりつくしま」もそうだし「薬屋のタバサ」も然り。 *** 小説の映画化ってのはよくあることだし、好きなキャラメルボックスだって小説を原作にした演劇作品も数多くある。 ひとつだけ決めていること、それは必ず原作を見てから映画でも演劇でも見るってこと。 読むことによるイメージが視覚化で表現され

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