ウィーンの今#9ーフンデルトヴァッサーハウス【樹木と育つ公共住宅】
ウィーンの今を切り取るー今回は「フンデルトバッサーハウス」です。説明する必要のないほど(けど、後で説明します...笑)、世界的に良く知られたウイーンの建築物です。集合住宅なので人が普通に住んでいるのですが、普段はディズニーランドの人気アトラクション並みの観光客の数(笑)なので、地元の人はどちらかというと敬遠しています。まだ、国外からの観光客が少ない今、行ってみようと思い立ちました。貴重な「フンデルトヴァッサーハウス」の”(非⁈)日常”と、その物語をお伝えします。
エコロジカルハウスの先駆けー常識外れの建築を画家が創るー長い実現の道のり
現在、”環境と調和する建築”が次々と世界中に造られる様になり、高層の集合住宅のビルのファサードが植物や木で覆われているのを見て、天国にいるフンデルトヴァッサーは何て言っているだろうーなんて、私は思った。
地下鉄を降りて、昼下がりの住宅街を通り、フンデルトヴァッサーハウスの見える角まで来ると、いつもと違う景色があった。
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