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弊介護施設のいいところは「いいところは特に何もない」ー無意味な相対化からの卒業ー

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比べることをしながら生きてきた

ミヤケです!

早速ですが、僕たちは生まれてから今まで、そして死ぬまで「相対的」という世界の中にいます。
わかりやすいところでいうと

・学校の成績表、通知表
・学歴
・婚活の条件(年収とか)

なぜ、頼んでもない問題に答えなかっただけで「あなたは成績が悪いです」と言われるのか。
それは先生や学校が悪いわけではありません。
比べることで生きてきた。
比べることこそが「生きる」ということであると言っても過言ではありません。

うちの息子は手がかかる?

僕には生後半年くらいの息子がいます。
よく子どもがいることを話すと、

「夜泣き、大変でしょう?」
「私も子育てしてたよ〜!ずーっと泣き止まなくて大変よね?」
「泣いてばっかりで、親がご飯を食べる時間もないでしょう?」

すごく気を遣っていただいて言ってもらいます。

しかし事実ベースでお伝えすると、

・夜泣きは時々するが、一晩中ってことは一度もない
・外出してもほぼ泣かないし、家族以外の人に抱っこしてもらっても基本機嫌いい
・3食のんびりと家族揃って食べるor時間をほんの少しだけずらして食べる

上記を見ると、
「手がかからない子ども」と言えそうです。
正直、妻とも話していますが、

いわゆる人から聞く話や本・ネットの情報からすると、うちの子どもはかなり手のかからない子ども

ただ、だからと言って
「子育てって楽だね〜」
みたいなことは思ったことがありません。
というよりも、「むっちゃ大変・・・」だと思っています。

うちの息子は普段泣くことが少ないです。
1時間くらいぼーっとしたり遊んだりしていることも生後まもないころからありました。

そんな息子でも”元気な時”もあります。
夕飯時に5分・・・10分・・・泣くと僕たちはそわそわします。
夜中、1時間近く寝ずに泣いたりゴソゴソしたりしていると、僕たちは混乱してきます。

”比べると”大変じゃないって思ってしまうけど、
普段と大きく違うと当事者としては大変だと思ってしまいます。 

だから僕たちは、極力比べない・相対化しないように息子に向き合っています。
子育ての特性上、しかも初めての子どもの場合、皆さんもそうじゃないでしょうか?他の赤ちゃんと比べがちじゃないですか?
大丈夫かな、おかしいのかな。

でもそれらほ殆どは「相対化」という僕たちの世界の価値観がもたらしているものです。
だからって、相対化することを否定しているのではありません。
”相対化してるんだなあ〜”と認識さえしていれば、きっと全てがうまくいくと信じています。

なんの取り柄もない僕たちのチーム

僕がSNSやnoteなどで弊介護施設のことや取り組みを取り上げ始めて3年ほどが経ちました。

今回採用活動を再開するにあたって、改めて僕たちのチームについて振り返ってみました。
どんなチームで、何ができるんだろう?

今のところ至った結論は、

”当たり前のことしかできないチーム”

こんなふうに書くと、
・ダメダメ
・やる気ない
・元気ない

みたいなイメージになりがちですが、
そうではなくて、
当たり前のことを当たり前にやるチームなんじゃないかと思うんです。

お客様(利用者様)に少しでも楽しく、心地よくなっていただ期待ですよね?
仲間が困っていたらすぐ助けたいですよね?
仲間は無償で信頼しますよね?
若いスタッフがちゃんとご飯を食べてなかったら、おにぎり作ってあげますよね?
ママさんスタッフの子どもが熱を出したら、仕事代わってあげたいですよね?
いじめとかしないですよね?
自分たちのチームの採算状況は全員がわかってますよね?

当たり前のことしか書いてません。

しかし、こと「仕事」「職場」となると、壁を作りがちです。
”とは言っても・・”
と決まり文句のような枕詞。

そうです。
ほとんどのチームでは、当たり前のことを当たり前にできない状況に陥りがちなんです。
その理由のど真ん中にあるのは、

「相対化」
つまり、
「”普通”、仕事場や職場では〇〇〇〇するよね」

といった考え方です。

いやいや、
職場って、人生の多くの時間を使う場所ですよね?
だったら、自分らしく、自分のしたいように、自分にしかできないことを、息をするように、当たり前にしていたいですよね?

僕が考えているのはそれだけです。

当たり前。
それは「普通」ではなく、
自分にとっての当たり前。
自分にとって当然すること。
自分の人生にとって、なんの迷いもなく判断し、行動すること。

それができる環境づくりを、仲間と一緒にやっています。


僕たちは、当たり前のことしかできません。
当たり前のことを、バカみたいに楽しめる仲間を、もっともっと増やしたい!


<終わり>



シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。