近くて遠い「火」
人類が進化していく中で不可欠だった。
温もりをくれたり、食材の可能性を広げてくれる。
一瞬にして大切なものを消し去る。
決して同じ形になることのない姿。
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「都会に住んでる子供って、火を見ることないもんね」
東京生まれ東京育ちの妻が言っていたこの言葉は、今回の体験・経験の偉大さを感じさせてくれるものでした。
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「成長」の全過程が詰まった!
チームでキャンプに行ってきました!
メンバーの子供たちも参加し、15名ほどの、我がチームにしては大所帯でした。
キャンプになれたメンバーがほとんどいない中で、若いメンバーや子供達が途轍もない成長を見せてくれました。
初めのうちは僕が口や手を出したりしていましたが(ちなみに僕もまあまあ初心者です)、色々と考えながら勝手にやってくれている姿を見て、「上手くいかなくてもいいから、やってもらおう!」と思いました。
とかく、大人の多い場だと、「こうした方がいい」「こうするもんだ」とやんややんや飛び交います。
もちろん、お肉を綺麗に焼いたり、滞りなくキャンプを進めることは、ある一面では必要なことですが、なんていうんだろう。
なんていうんだろう。
それは、多分新宿のビルの屋上でもできることです。
プロを呼べばできることです。
必死に考え、失敗しては、大人じゃ考えられないくらいのスピードで課題解決をし、輝いている子供達の姿を見るにつけて、ワクワクしてきました。
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「なんで火がつかないんだろう?」
「こっちのカマドの薪にはもう火がついてるから、持ってこようか?」
「そうしよう!・・・あ!火がついた!!」
ーー
最初に鉄板で焼いた焼きそばは、皆んなにとって格別だったのではと思います。
火の元は、正直ぐちゃぐちゃで、肉を焼く前に直していくのは大変でしたが、1つ知識を言えば、すぐ実践して自分のものにできる子供達のおかげで、最高の状態で肉を食べられました。
今多分こう思っているでしょう。
「上手くできた!頑張った!でも、もっとああすれば。もっと最初からああすれば、俺(私)はかっこよかったかもしれない!!次こそ!!」
理性に埋没しきった大人たちは、失敗したことを忘れ、思い通りにいったことに満足感を得て、成長を止めてしまいます。
子供達はきっとそうじゃない。
”もっと、こんな風に!!”と思っています。
きっと、次は、もっといいものを見せてくれるんだろうと思います。
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ここからは、「火」の写真の一部をご覧ください。
火とマシュマロとビールと。
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子供達の成長熱!
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キャンプファイヤー!
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キャンプファイヤーとダンス(?)
※2人とも大人です。
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火と女子会。
”大人の女性”のイロハを教えてもらっているのかな。
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キャンプファイヤーと昇天。
本当に、火って生きてるみたい。
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火と一緒。
彼女の目には、火がどんな風に写っているんだろう。
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朝の火。
翌朝、コーヒーとともに。
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<終わり>
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。