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おいしい魚の食べ方シリーズ4

こんにちは、三宅支庁産業課水産担当です。
 
寒い日が続きますが、魚を食べて元気に春を迎えたいものですね。
 
さて、今回は「おいしい魚の食べ方」シリーズ第4弾と題して、スマ、クロメジナの2種を紹介します。

スマ


スマ

三宅島では、「みつぼし」や、「やいと」と呼ばれています。
大きさは40~60 cmくらいです。
 
見た目はカツオやサバとよく似ていますが、胸鰭の下あたりに黒い斑点があるという特徴があります。
 
三宅島では、主にひき縄漁業、定置網で獲られています。
非常に美味しい魚ですが、鮮度の落ちが早いため、ぜひ産地で味わっていただきたい魚です。

〇スマのオイル煮とキャベツのパスタ

スマのオイル煮とキャベツのパスタ


1 スマを三枚におろし、塩・胡椒をかけて、冷蔵庫で15~30分冷やします。
2 キッチンペーパーで水分を取り除きます。
3 深めの鍋にニンニクの薄切り、スマを入れ、スマが8割程度つかる量のオリーブオイルを入れ、弱火で煮ます。お好みでローリエや黒胡椒を入れます。
4 時々、スマを上下に返し、火が通ったらオイル煮の完成です。保存する際は、保存容器にスマと3のオリーブオイルを一緒に入れて、冷蔵庫で保存します。
 
オイル煮は、そのままでも、マヨネーズと和えてパンに乗せても美味しいのですが、以下、オイル煮を使ったパスタのレシピを紹介します。
 
5 フライパンに3のオリーブオイル適量、みじん切りのニンニク、鷹の爪を入れ弱火で炒めます。
6 5に一口サイズに切ったキャベツ、スマのオイル煮を加えます。
7 キャベツに火が通ったら茹でたパスタを和えたら完成です。
 
なお、オイル煮は、カツオやマグロでも美味しく作ることができます。
オイル煮を作り置きしておけば、短時間で一品作ることができるのでおすすめです。

クロメジナ


クロメジナ

磯釣りの対象として人気のある魚です。
クロメジナは鰓の縁が黒いなどの特徴があります。
 
大きさは20~70 cmほどで、三宅島では主に釣りや定置網漁業で獲られます。
 
ちなみに、今回の記事の見出し画像はクロメジナのお造りと明日葉です。

〇クロメジナのしゃぶしゃぶ

クロメジナのしゃぶしゃぶ

1 クロメジナを三枚におろし、皮を取り除いて刺身を作ります。
2 昆布だしを入れた鍋に白菜、ニンジン、湯通しした明日葉等のお好みの野菜を入れて煮ます。
3 野菜にある程度火が通ったら完成です。後は刺身を軽く湯通しして、ポン酢等で召し上がってください。
 
ついに、鍋料理を紹介してしまいました。もはや食材を切って入れただけです。
やはり、冬は鍋料理が美味しい季節ですね。

最後に


スマの水揚げの様子

今回は、シリーズ第4弾として、三宅島近海産の魚の食べ方を2例ご紹介しました。
 
伊豆諸島の魚といえば、キンメダイやクロマグロが有名ですが、他にもまだまだ美味しい魚はたくさんあります。
 
ぜひ、近所のお魚屋さんで、飲食店で、東京産の水産物を探してみてください。

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