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学びを得るステップ (vol 196)

すごいな~、でも、私の場合はちょっと違うから

もちろん、違うよね。
ひとり一人が異なる経験して、異なる環境の中で生きています。

人の経験談を聞いて、「すごいな~」と感じる。
事業で成功した人の本を読んで、私もこうなりたい、できたらいいなと思う。
でも次の瞬間、自分に言い訳。「私には、上手く当てはまらないな~」

組織の中でも同じ。特に製造に関わる人なら経験があるはず。
改善事例報告会
  内容:上手く工夫して改善ができました
  メッセージ:是非、この事例を活用して横展開をしましょう
「すばらしい」。。。と拍手。
でも「私たちの製品や工程は特殊だから、あの事例は適用できないな~」

周りの人の経験談を聞いても、そのまま使うことはできません
  私の状況とはちょっとちがうな~
  今の状況は他の工場とは違うし、特殊だから
と言い出したら、応用や活用の手が止まってしまいます。

同じ人であっても、同じ状況は起きないのです。
それでも「経験は役立つ」と考えたり、「経験を積んだ人」が一目置かれるのはなぜでしょう。

同じじゃなくても、似ているところを探して応用ができるから。

・ 今の状況で、似ているところを探す、思い浮かべる。共通項を探す。
・ 周りの人の話しを、一段階抽象化する。全部は無理でも一部を抜き出す
・ こんな場合だったら、ここが使えるかな、と即座に考える
ができるからでしょう。

経験を積んだ人になる、他の事例を応用できる人になる方法は
「こんな場合だったら使えるかなっ?」と考える練習
ちょっと普遍化して考える練習を積むことなんですね。

私は違う、は脇に置いて、普遍化して考える
人の話を聞いて学習するときの第一歩です。

When we try to "learn" from the actions and issues of people around us, we cannot directly make it about ourselves from the specific issues themselves. This is because other people’s problems and our cases are not the same.
In order to learn from other's cases, we need a higher perspective.
That is "finding universality from abstract stories.”
When we see a concrete case, make an abstraction of what happens when we think of it as a general case.
Next, let’s think about what a universal measure would be to learn from it.
This way, when we encounter a similar situation, we can transform the universal response into concrete actions, that is, we can apply what we learned.
自分の周りの人の行動や課題から「学び」を得ようとするとき、具体的な事象そのものから直接的には自分事にできません。他の人と自分では同じ問題とならないからです。
他者のケースから学びを得るめには、一段高い視点が必要です。
それが、「抽象的な話から、普遍性を見つけ出すこと」です。
具体的な事例を見た時、一般的な事例として考えるとどうなるかという抽象化を行ってください。次に、普遍的な対策はどうすることかを考えて学びとします。
そうすることで、似たような場面に遭遇した時に、普遍的な対応を具体的な行動に変換すること、すなわち、自分の学びを応用できるのです。

経験とは、実際に見たり、聞いたり、行ったりすること。直接的な行動です。
経験を積んだ人、は行動を積み重ねた人です。

ちょっと普遍化する練習を積む、だけでは足りません。行動に移すこと
試してみることを積み上げることがもっと大切なのかもしれませんね。

と、偉そうに書いてみました。
一方で「Invent & Wander ジェフ・ベゾス」を読んでますが。。「すごいな~、でも。。。」と言っている自分が居ます。
反省、反省。少しでも自分に取りこむところ、行動に移すことを探しながら読み進めたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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