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神は細部に宿る(vol 239)

  これってヤバいかも

そんなことを感じることがあります。
それほど大したことないかも知れない。でも、なんとなく気になるな〜。
というか、あれっ、これ何だろう? と気にかかること、見つけます。

工場で生産されている製品を見ていて目が止まったこと、現場で作業している人の動きを見ていて違和感を感じること。

そんな時は「OKなの?」その場で即確認(笑顔で質問ですよ〜)。
後で現場の主任に確認したり、マネジャーに聞いたり。
99%は杞憂ですね😅。じゃないと大変。
とは言え、ヤバいことだったら困るから。それだけの理由。

んっ? と聞くと、ちょっとした作業ミスだった。ってなこともあるのです。

製品の品種替えの段取りが終わって生産再開。品質不良はないみたいだけれど、なんとなく気になったかな? 何か確認? 調整? を始めました。
どうしたのかな?と、観ていると。。。
結果、一箇所の空気圧調整を忘れていたようで、それを直したらOK。
客先に不良が出たわけではなく、大騒ぎになった訳ではありません。
その場はそれで終わり、何事もなかったように生産が続きました。

でも、
段取り作業に漏れが出るの、ヤバいんじゃない?
実は以前、同じ問題でクレームも出たこと、みんな知っているかなぁ?。

今回の作業ではなんとなく気づいて再調整したから、大丈夫だっただけ。
別の作業者や新人だったら? 気づかずに生産していたかもしれません。

小さな問題、見つけて直しても、なかなか大騒ぎしません。
って言うより、現場主任やマネジャーは小さな事故を知らないかもしれない。
いちいち報告はされてないだろうし。。。

前々回で、文字化する標準化、前回は、敢えて標準化しない部分、のツイートをしました。

あと一つ。標準化後も異常と思われない、小さな出来事。へのツイートです。

小さなことを放置しない
共感して、実践してもらうにはどうしよう。

まずは小さな呼びかけ。全員の考え方が合ってくるまで、繰り返し。

When we find an occurrence of a problem in our daily review, we do not discuss it in a big way as "those were small issues so far” if it did not affect our customers.
However, in fact, these "small issues" are often important.
Big problems are triggered by shortcuts of small tasks or missing just a few seconds of confirmation.
“The devil is in the details.” or “God is in the details.”
Don't overlook the small issues, and keep an attitude of making improvements one by one.

社内ツイート

毎日の振り返りで問題発生を見つけた時、客先への影響が出なかった時に、「これは小さな出来事だった」として大きな議論にはなりません。
ところが、実はこの「小さな出来事」が重要なことが少なくありません。
大きな問題のきっかけは、小さな作業のショートカットやほんの数秒の確認もれが原因です。
  神は細部に宿る
小さな出来事を見逃さずに、一つひとつ改善していく姿勢を持ち続けましょう。

社内ツイート日本語訳

ポカよけや自動化、できればそっちの方がいいけど、現実の工場ではまだまだ。
ミスとは言えないような、うっかり、チョンボ、事故。
どこまで拾い上げて、共有して、対処する?
みんなが職人気質の大切さに気づく。そうだねと腑落ちする。
たとえ新人であろうとも。

職場の文化に頼らざるを得ないこと、いっぱいあるんです。
厳しい監視やコントロールでは出てこない、
本人だけが知っていることの大騒ぎ

「そんなん、よろしいやん」と思うようなことにもこだわりたい
全員参加、全員包括。どこまで進められるかな。
これを常に考える人、こんなことに共感してもらえる人。
そんなリーダーでありたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




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