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悪い知らせこそ躊躇なく (vol 154)

Bad News First

前回の「正直さ」への続編です。

情報の透明性と、自分に対する正直さを兼ね備えた組織になると、トラブルや問題の情報を躊躇せず相談できるようになるだろう。そんな思いの共有です。

「マズったな~」と思う瞬間、誰にでもあります。そんな時、
   「そんなこと、チームメンバーには言えないよな~」とか
   「リーダーとしてなんとか自分で解決しなきゃ」
と思ってしまします。
ほら、「正直さ」から逸脱してしまう「罠」にはまっていますよね。

   リーダーが問題を隠す。
   困っていることに助けを求めない。
正直さよりも自分のプライドを優先させた結果かもしれません。
チームのメンバーには「悪い情報ほど早く知らせてほしい」と言いながら、実はこれ、天に唾する言葉のことが多いのです。自分自身はどうなんだ、と。

リーダーは自らが不完全、弱い存在であることを自己認識して、正直に打ち明けて、チームメンバーの協力を求める。

リーダーがリーダーである理由は、正直さと照らし合わせて即断即決、そして即実行。躊躇なくチームとしての行動に移すことができる点にあると言えます。

自分のプライドとの戦いかもしれません。だから難しい。難しいからこそ、リーダーがロールモデルとして率先する、と言うか、率先するところに自らを追い込むという意識を持って「Bad News First」を「宣言」するのです。

The "honesty" I requested in the previous Tweet includes correctly disclosing news that is not good for you. You are expected to admit your mistakes and not hide the problems that occur.
You might say that all managers already do this.
One thing to add is the speed of disclosing information. Do you disclose bad information without hesitation?
When a problem arises, there is no point in thinking about how to deal with it alone. It is better to disclose the information as soon as possible and use as many brains as possible to solve the problem.
The bad news is the First and honestly. Let's create a culture that people can disclose without hesitation.
前回のTweetでお願いした「正直さ」には、自分に都合の悪いニュースでも正しく開示することが含まれます。自分の間違いを認めたり、問題発生を隠さないことが求められます。
既にマネジャーであれば誰しもできている、とあなたは言うかもしれません。
一つ付け加えるとすれば、情報を開示するスピードです。躊躇なく、情報開示できているでしょうか?
問題発生した時、一人で対応を考えていても仕方がありません。一刻も早く情報を開示し、より多くの頭脳で問題解決を考える方が得策です。
悪いニュースこそ正直に早く伝える。躊躇なく開示できる文化を作りましょう。

正直、私もできていません。プライドが邪魔をする場面、しきりです😅😅。
それでも、今のチーム、組織として、そこから一歩でも抜け出したい、抜け出してほしい。
正直な気持ちからロールモデルを演じる努力をして呼びかけ続けています。

問題発生を隠さず、チームに開示して、チームで対処する。それでも失敗した時は、チームで「失敗から学ぶ」材料にする。そのように考える割り切りが難しいのであれば、覚悟を持つと言った方がいいかもしれません。

最後までお付き合いありがとうございます。

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