会社のパーパス・存在意義 (vol 142)

会社の存在意義って何だろう

私の考えと同じ会社で働くメンバーの考え、一致しているか?がお題です。

ここ最近、会社の存在意義、「パーパス」といった言葉を目にする頻度が増え、改めて意識するようになりました。
新しく起業した会社の話の記事を読むと、会社のパーパスは明確で、パイオニアメンバーの心意気が伝わってきます。
既に長い歴史を持つ会社でも、会社の永続性のキーワードと共に、会社存続のパーパスは何か、を問うことが多くなってきているのだろうと思います。

パーパスを意識し始めたちょうどその頃、
日本から送られてきた社内報を見て「アレっ」と思いました。
社内報の表紙の定位置にあったはずの「社是」が見当たりませんでした。
「社是、変わったかな~?(そんなことないですよね)」と日本に聞いたところ、表紙のデザインを変えた時に漏れていたようです。
どこの会社にもありそうな話ですが、「社是の浸透は難しいかも」と思いつつ、

今度は、カナダのマネジャー達に
コーポレートバリュー」としてこんな「社是」があることを知ってる?
と聞いたところ、彼らの返事は全員が

「初めて聞いた」

会社のパーパスと個人のパーパスの関わりを議論する下地もないことを知った瞬間でした。

海外製造拠点の「パーパス」とは何だろう。海外のお客様の傍らで、地産地消でモノを作り、日本本社に利益還元することがパーパスではあまりに寂しいです。

毎日出勤して、タスクをこなし、給料をもらう。これだけでは会社のブランドも生まれなければ、自分の仕事への誇りも責任感も生まれないでしょう。

現地の会社で仕事をする従業員にとっては、人生をかけた会社であって欲しい、会社のパーパスと自己のパーパスとは強く結びついて欲しいですね。

イソップの寓話の「3人のレンガ職人」の話にもある通り、
「歴史に残る偉大な大聖堂をつくる」とのパーパス
を全員が共有できるように、
それは「社是」の浸透なのか、自分たちの独自のコーポレートバリューなのか、はたまた、私の好きな価値観の共感なのか。
考えるきっかけにしてほしい社内ツイートです。

The Significance of Our Company's Existence
In an environment where it is becoming more and more difficult to steer a company due to COVID, one of the words I often come across these days is “Purpose”.
It is used to mean the significance of the company's existence.

Many start-up companies clearly share the company's philosophy, "We contribute to society with XX."
On the other hand, as the history of the company becomes longer and people change, the initial philosophy begins to fade away.

The companies that maintain their strength even as the business environment changes drastically day by day are the ones whose corporate philosophy is consistent.
I think this is why the world is full of questions such as, "What is the purpose of our company?”

What do you think is the purpose (The Significance of Our Company's Existence) of our company?
If we ask this question, can we, management team, come up with the same answer?


COVIDの影響で会社の舵取りが難しくなる環境の中で、最近良く出会う言葉の一つに「パーパス」があります。会社の存在意義、の意味で使われます。

スタートアップの会社の多くは、「私たちは社会に〇〇で貢献する」と、会社の理念を明確に共有しています。
会社の歴史が長くなり、人が入れ替わると、最初の理念が薄れてきます。

事業環境が日々大きく変わる中で強さを維持する会社は、会社理念の軸がぶれない会社です。だからこそ、「私たちの会社のパーパスは何」といった問いが世の中にあふれているのだろうと思います。

私たちの会社のパーパスは何だと思いますか?
この質問に、私たちマネージメントチームは同じ答えを導き出せるでしょうか?

ビジョンであったり、パーパスであったり、多様性が広がる中で、小さな会社の中でも従業員のベクトルを合わせることが難しくなってきています。
マネジャーだけに限っても、この質問に同じ答えが返ってくるでしょうか?
この答えが、打てば響くようにパッと返ってくる会社。目指したいです。

あなたの周り、パーパスは誰の目にも明らかですか?
最後までお付き合い、ありがとうございました。


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