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フィードバックの3項目【ノー・ルールズから】 (vol 144)

耳が痛い

会社の中でのフィードバックと聞くと、どうしてもネガティブなイメージを持つ人が大半です。フィードバックに耳を傾けてもらうにはスキルが必要です。
耳の痛いことばかりでは、嫌になりますし、馬の耳に念仏になっては元も子もありません。かといって、耳障りの良いことを並べることもできません。

前回に引き続き、「ノー・ルールズ」からのフィードバックのノウハウです。

3:1でネガティブとポジティブのバランスをとる。

経験的にも、いい感じかな。と思います。
とは言え、ダメ出し100%の私にとっては非常に高いハードルでした。
それでも「25%はポジティブな内容を織り込むぞ!」と決めることが大事なのだと思って、マネジャーにシェアしました。
いつものように、マネジャーへの発信は、同時に私自身の宣言でもあります。
100%ダメ出しから軌道修正、この3:1ルールを習慣化しようと思っています。

25%のポジティブなフィードバックをしようとすると。。。
私自身の行動にも大きな影響が出ました。ポジティブな面を積極的に探して、ストックしておかないと、なかなか相手の承認ができない感覚を覚えます。
つまり、ネガティブばかりが記憶に残ってしまう習い性だと、日常の観察力を上げてポジティブを記憶に残す努力を、しっかりとする必要があるのです。

ポジティブ面を記憶に残す、記録しておく」という努力は、部下に対する感謝の気持ちを持ち続けることにも繋がります。
厳しいけれど、そればかりではない、そんな上司に一歩近づく。

実は、ネットフリックスも意識してなのか、無意識なのか、フィードバックしようと努力することによって、会社の中に感謝の文化が広がっているのではないかとも推察するのです。

In my last tweet, I introduced the “4A” attitude during feedback, which was written in “No Rules.”
This time, it's a sequel on feedback.

The content of the feedback is divided into three parts.
The contents of the feedback are
Stop: What I want you to stop,(with actual fact case)
Start: What I want you to start and change, (identify physical behavior)
Continue: Acknowledgment of what I want you to continue the current situation.

It is recommended that 75% of the feedback should be on the negative side, i.e., Stop and Start, and 25% on the positive side, i.e., appreciation and asking to Continue.

Although the overall tone of the feedback seems to be negative, it would be wonderful if everyone in the management team would be willing to listen to it as a suggestion for behavioral changes that will lead to personal growth.

前回、No Rulesに書かれているフィードバックの4Aについて紹介しました。
今回はそのフィードバックに関する続編です。

フィードバックの内容を3つのパートに分類して行うというものです。
フィードバックの中身として、
  Stop:やめてほしいこと (実際の事例を踏まえて)、
  Start:始めてほしいこと、行動してほしいこと
      (具体的な行動イメージがわくように)
  Continue:現状を続けてほしいことへのアクノリッジ。

そして、StopとStartというネガティブサイドのフィードバックが75%で、相手の行動を肯定するフィードバックの比率が25%であることが推奨されています。

フィードバック全体のトーンはネガティブ、との印象を受けますが、自分の成長に繋がる行動変化についての提案として、しっかり聞き入れる姿勢をマネジメント全員が持てるようになれば、素晴らしいことだと思います。

フィードバック時に必ずポジティブも含めることができれば、
心理的安全性の文化も高めることができるのだろうな、と感じます。
ともすれば、「攻撃的」に取られてしまうフィードバックをうまく会社の中に取り入れることができれば、それ以外のコミュニケーションも自然にレベルアップするだろうと期待しています。

ポジティブフィードバックを25%入れる
言葉では簡単ですが、やろうとすると、結構ハードル高いです。
ぜひ挑戦してみてください。

最後までお付き合い、ありがとうございました。

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