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もえぞーが教える、家庭菜園初心者おすすめ野菜5選!有機栽培で育てる方法も

👇前回の記事はこちら

こんにちは、もえぞーです!前回の記事では、家庭菜園の始め方について紹介しました。

でも、家庭菜園初心者のなかには、何の野菜を栽培するか迷う人もいますよね。

今回は、家庭菜園歴8年のもえぞーが初心者でも栽培しやすい野菜を5つピックアップ!
おすすめの品種や栽培ポイントをわかりやすく解説します。

最後には有機栽培での育て方も紹介。
家庭菜園初心者の方は、ぜひチェックしてみてください。

家庭菜園初心者におすすめの野菜5選

ミニトマト

まず、家庭菜園初心者におすすめしたい野菜はミニトマトです。
小学校の生活の授業で栽培の題材として使用されるほど、ミニトマトは初心者でも育てやすい野菜のひとつ。

ミニトマトの種類は多く、赤色や黄色さらに黒色やピンク色のものまでありますが、初心者には果実が割れにくい「アイコ」「TY千果」がおすすめです。

栽培する上での一番のポイントは、「脇芽は早く摘み取ること」。
放っておくと病害虫の発生の元になるほか、枝葉ばかりに栄養が行き、果実が大きくならないことがあります。

脇芽は早めに摘み取り、美味しいミニトマトを作りましょう。

\ここがポイント/

  • 花は通路側に向けて植える(同じ方向に実ができるため収穫しやすい)

  • 脇芽は早く摘み取る

  • カルシウム欠乏による尻ぐされ(※)の発生に注意(対策:石灰を施用)

  • 2週間ごとに追肥する

※トマトの尻ぐされとは、トマトの先端側が黒く腐っていく現象のこと

きゅうり

驚きの収穫量を誇るきゅうりも初心者におすすめの野菜です。
家庭菜園できゅうりを育てる際は、「暑さに強い」「病気に強い」品種を選びましょう。

きゅうりは、野菜の中でも生育スピードが早く、ツルが旺盛に伸びるのが特徴。

生育初期は樹を大きくするために、株元から5~6節までの雌花と側枝は早めに摘み取るのがポイントです。
適度にツルと葉を切ることで、風通しが良くなり、病気を防げます。

また、曲がっているきゅうりを見つけたら、水や肥料切れの合図です。
特に、夏の暑い時季は水が乾きやすいので、朝晩2回の水やりを行います。追肥は2週間ごとに行いましょう。

さらに、きゅうりは、翌日にはヘチマくらいの大きさまで育つこともあるため、収穫のし忘れにも注意が必要です。

育ちすぎたきゅうりは皮が固くて食べにくいので、こまめに収穫しましょう。

\ここがポイント/

  • 株元から5~6節までの雌花と側枝を早く摘み取る

  • 曲がっているきゅうりができたら水か肥料が足りていないので対策を

  • 2週間ごとに追肥

オクラ

真夏の暑さにも強い「オクラ」。
実はオクラも、初心者が育てやすい野菜の一つです。

オクラはアフリカ原産であり、寒さに弱いため、気温が高く安定してくる3月下旬~6月上旬頃に種をまきましょう。
気温が低いときに種をまいても芽は出ません。

ちなみに、オクラには果実の断面が角形のものと丸形のものがあります。
なかでも丸形の「ヘルシエ」は、実が大きくなりすぎても、固くなりにくい特徴があるので初心者におすすめです。

また、オクラの害虫といえば「アブラムシ」。
風通しを良くすることでアブラムシの発生は防げるので、収穫した果実より下に生えている葉っぱはすべて摘み取ります。

そして、気を付けたいのがトゲです。
新鮮なオクラほど鋭いトゲがあるので、収穫する際は手袋をしましょう。
調理前にはオクラに塩をかけ、擦り洗いしてください。

\ここがポイント/

  • 種から育てる

  • 暑さと乾燥に強い

  • 7~8cmですぐに収穫しないと硬化してしまう

  • 丸オクラは収穫が遅れても硬化しにくい

水菜

間引きしながら食べられる「水菜」も家庭菜園初心者におすすめの野菜です。
水菜の特徴は、他の野菜にはないシャキシャキとした食感。

小さいものはサラダ用、大きくなったらお鍋用と、成長段階に応じてさまざまな料理に使用できる点も魅力です。

品種は一般的な緑色の水菜以外に、アントシアニンを多く含む「紅法師」という品種があります。

「紅法師」の栽培方法は一般的な水菜と変わりないので、サラダの色合いや、料理のアクセントとして、両色栽培してみるのもおすすめです。

水菜はもともと発芽率の高い野菜ですが、発芽するまで毎日水やりを行うことで、より発芽率を高められます。

また、肥料は与えすぎるとえぐみの原因になるので、必要最低限の量で構いません。

水菜を育てる際は、害虫対策として種まきと同時に防虫ネットや不織布をかけておくことも大切です。

\ここがポイント/

  • 防虫ネットや不織布をかけておくと害虫対策になる

  • 本葉5~6枚になったら追肥

ピーマン

最後に紹介する野菜は「ピーマン」。
南アフリカ原産で夏の暑さに強く、上手く栽培できれば秋ごろまで収穫できます。

こまめな管理は必要なく、放任していてもある程度収穫できるので、家庭菜園初心者におすすめです。

ピーマンを栽培する際のポイントは、樹をしっかりと作ること。

1番花より下の脇芽は早めに摘み取り、1番花も見つけたらすぐに摘み取ってしまいましょう。
そうすれば、樹全体に栄養が回り、秋まで収穫することができます。

また収穫時には、ヘタが六角形になっているかを確認しましょう。
肥料や水が足りない場合ヘタが五角形になってしまうので、ピーマンを育てる際は、2週間ごとにしっかりと追肥を行うのもポイントです。

ヘタが五角形のピーマンでも食べられますが、六角形の方が甘く苦味が少ないと言われています。

ちなみに近年、カラーピーマンが流行していますが、こちらは作り方が少し異なります。育てる場合は注意しましょう。

\ここがポイント/

  • 1番花は樹の成長のために早めに摘み取る

  • 1番花より下の脇芽は早めに摘み取る

  • 2週間ごとに追肥

  • ヘタが六角形だとうまく生育している

有機栽培で育てるなら?

有機栽培で育てるなら、「有機栽培用」と書かれている土や肥料を使いましょう。
また、農薬を使わない栽培では病気や害虫の被害を予防することが大切。

ミニトマトやきゅうりには「接木苗」と呼ばれる苗を選ぶのも有効です。
接木苗は、根を残して切断した植物の上に、実のなる植物を接着した苗のこと。

土台にする植物を台木といい、台木には病害虫に強い植物が主に使用されます。

通常の苗よりも高価ですが、通常よりも病気やストレスに強く初心者でも育てやすいのが特徴です。

また、栽培前に太陽の熱を利用して、土の中の菌や雑草の種などを抑える「太陽熱処理」をすることも効果的。

これらの方法を参考にして、有機栽培にもチャレンジしましょう。

初心者はこの5つの野菜から家庭菜園を始めよう!

今回は、初心者でも簡単に家庭菜園で栽培できるおすすめの野菜をご紹介しました。

初心者の場合、まずはこの5つの野菜から家庭菜園を始めれば失敗は少ないでしょう。

そして、これらの野菜の栽培が上手にできたら、徐々に他の野菜の栽培にもチャレンジするのがおすすめです。

家庭菜園初心者の方は、この記事を参考に育てやすい野菜を見つけ、家庭菜園を楽しみましょう!

👇この記事を書いた人

※こちらの記事は、2024年4月19日「みっくすなっつ」に投稿された内容です。

👇もえぞーが書いた記事はこちら

有機栽培とは?実はよく分かっていない「有機」の基本を解説。|有機野菜とだいじなはなし|みっくすなっつ アイチョイスのWEBマガジン (ichoice-coop.com)

有機農業者を育てる、「有機の学校 ORGANIC SMILE」ってどんなところ?|有機野菜とだいじなはなし|みっくすなっつ アイチョイスのWEBマガジン (ichoice-coop.com)

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