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パートのレジ打ちがライターになった話し⑥

~前回のお話~
三男の保育園入園後、無事にレジ打ちの仕事に復帰したのだが「仕事中、5分おきに時計見る事件」が発生。仕事への熱意が無くなってしまったことに気付き、ライターに挑戦する日々が始まる…!


まずは書いてみた


「ライター…」
レジ打ちをしながら、明確に思った。もちろん、火をつけるあのライターではない。
考えたら、この仕事やりたいって明確に思ったのは初めてだったかもしれない。

まず、具体的に仕事を始めた。始めた…というか、まずは探すのが先なのだけれど。
どうやらクラウドワークスというサイトで、個別に仕事を受けられるみたいだ。検索すると、『ライター』案件の仕事は沢山あった。

…さて、ここでド素人のライター案件にぶちあたる。クラウドワークスには、沢山案件があったのだけれど…

1文字いくらが妥当?

私はこれまで一度だって、ライターとして仕事をしたことがない。だから、1文字いくら出してもらえるのか、それが安いのか、高いのかも分からない。500文字を何分で書けるものなのかも、知らなかった。
そこで、『ライター』という仕事をめっちゃググった。ググりまくった。
1つ、言いたいことがあるけど、このググる行為ってやり過ぎ注意な気がする。
特に、私のような主婦は「エイッ!」ってせっかく勢いつけて調べてみても、ネガティブな情報を読むと途端に尻込みしてしまうことがある。
人生を経験してきたからこそ「そんな甘くないな」と、冷静になるのが若者よりも早い。
だから。ある程度情報収集したら、あとはやってみる。これが1番挑戦しやすい法則かもしれない。

そんな訳で、ある程度情報収集した私は思った。まずは、経験積まないとな。多かった案件は『1記事○○円』という仕事。まずは、出来そうな短めの文章のものから応募し始めた。

怪しいものから力になったものまで

結果的にクラウドワークス内で仕事をしたのは、両手で数えられるくらいで終了した。でもその数本の仕事でも、沢山勉強させてもらったし、最初はまるで分からなかったワードプレスも理解できるようになった。
最初にコンタクトした人は、なんかの(確かチャンネル視聴するもの)契約をするからあなたの名義を貸してください的なものだった。
初めてだから、理解するのに時間がかかったけど直前に怪しいことに気が付いた。しょっぱながそんなだったから、以後めちゃくちゃ疑うようになった。
お店に立ってればお客さんが自動的に来て、時間給でお給料をもらうレジ打ちパートと、自分で仕事をつかみ取るライター業。両極端の仕事を両立しながら「好きなことをして稼ぐ」ことの大変さをしみじみと感じた。感じたけど、楽しくなってきてその時にはひたすらライター道を突っ走っていた。
家電のことを書く案件、ボディビルについて書く案件、クリーニングについて書く案件…。約3ヶ月、末っ子の授乳ついでに夜中起きる習慣を生かして、書いて、書いて、書きまくっていた。

不正出血!!

やってみて分かったことだが、私は想像以上に「書く」ことが楽しかったらしい。飽きることもなく、嫌になることもなく、報酬額はとりあえず二の次でまずは経験値を増やしたかった。そして。
夜中にパソコンに向かう日々を過ごしていたら、ある日生理でもないのに出血した。これは、かなり焦った。すぐさま婦人科を受診したら「ストレスによる出血」との診断結果が出た。
ストレスを感じてはいないけど、無理があった。楽しくてやっていたけど、無理していた。ライター業は、報酬をもらうというよりかは書くことを経験させてもらっているという体(てい)だったので、時間給でもないその「書く」作業は、延々と続いた。
これは、体が壊れてしまう。

いくら楽しくたって、手に職をつけるといったって、体が動かなくなってしまったら元も子もない。
落ち着け私。どう、どう、どう。ライターへの道は、まだまだこれから。

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